トシコロのありのままの暮らし


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大臣失言から想う・その2

2017-04-27 10:40:16 | 日記
  誰でも高校生までは特にそう思い、悪いとも気が付かないかもしれませんね。僕もそうでした。中学・高校時代の僕は「インドに生まれなくて良かった」と思っていたものです。その頃(1970年前後)の日本では、インドは飢饉とカースト差別がひどい国だとテレビや新聞で伝えられていたから、僕もそのように思い込み、口には出しませんでしたが、そのように思い続けました。今、思うと、インドの人たちに申し訳ない想いですが。インドはともかく、誰でもそのような気持ちは心の中にあるわけです。


  でも、卒業後、多くの人たちと付き合ったり、S園やその他の身障施設の人たちとも付き合い、そのような考え方は差別的でおかしい事に気が付きました。口に出してはいけない事だとも。放送大学などで世界の歴史も幅広く学び、尚更、思った。今の僕の心の中にも以上の気持ちはありますが、「それはおかしい事だ」という強い想いもあり、それが封印しているわけです。

  でも、公言してしまう。今村前大臣に限らず、そのような人たちはその想いのおかしさに気が付いていないのではないでしょうか。それ故に公言もしてしまう。そのような人の社会性はまだ高校生並みであり、今回の失言者も高校生くらいの社会性しか持っていなかったと言わざるを得ません。そのような人が国会議員に選ばれ、大臣になった。首相の任命責任以前に、有権者の投票責任が問われますし、日本の民主主義も本当に危機なのかもしれません。それゆえ、社会性豊かな人を議員に選ぶことが重要ですね。

  それから、今村氏はこれまでどのような人生を歩んで来たのでしょうか。その過去の経路も知りたいと思います。社会経験があれば、公言はできない発言だから。

  とにかく、「雨降って地固まる」で、今回の失言を機会にまともな候補者を選ぶように日本人もありたいものです。

大臣失言に想う

2017-04-26 11:08:45 | 日記
  今村震災復興大臣が「東北で良かった」という発言をした。日本の東北地方に住んでいる人たちは激怒したと思うし、大臣以前に人間としての資質が問われる。言ってはいけないし、心の中で思ってもいけないわけである。


   とは言え、東北地方以外の人たちには同じ想いが心の中にあるのではないか。自分さえ良ければ、これでいいという気持ちが。もっと悪質な事として、先日の新聞広告にあった

 「朝鮮で戦争が起きれば、特需で日本は儲かる」にもなってくると思う。これも悲惨な目に遭うのは韓国・北朝鮮の人たち。日本人、つまり、自分さえ良ければいいという意識が明確に現れているわけである。何も日本だけでなく、今の世界の人たちの意識には自分さえ良ければ、とか、自分の国さえ良ければという気持ちがあるはずだ。それがある限りは永久に戦争も続くし、震災復興も遅くなるわけである。

  以上の気持ちは確かに狭いわけでもある。そのような狭さに気が付き、心や視野を広くする事こそ、以上の問題の解決策であり、又、そのような広い気持ちを持つ人を大臣に当てないといけない。また、市民も狭い気持ちの候補者には投票せず、広い気持ちを持つ人を議員として選ばなければならない。今村大臣は辞めても、別の政治家がそのような発言をするかもしれないし。単に失言を批判したり、自分の心の中のエゴを否定するだけでも始まらないわけである。

  もう一つ言うと、日本の教育。失言はその遠い影響でもあると思う。社会科学習の目的は広く社会を見る、英語学習の目的は国際性を養う事だが、どちらも大学受験の暗記科目になっている。ならば、狭い気持ちの人しかできず、その果てに失言するように狭い視野の大臣も出てくるわけである。教育も困った状態である。そのような事も絡んでいると言わざるを得ない。

今年の花見

2017-04-22 10:51:36 | 日記
  何故か、今年は八重桜を見たいと思い、時期を遅くしました。インターネットで調べて、八重桜は新宿御苑にある事を知り、昨日行きました。


  公園に入るや、否や、八重桜の木があり、楽しめました。早くも来て良かったと思いました。

  あと、「親子で観察道」の所に行った。人口の小川のほとりには、あやめに似たジャガという草の花が咲いていました。白く、黄色や青の模様も入った花ですね。ジャガは野草化もしています。その道を進むと、桜はないですが、新緑。時折、鳥が現れた。更には、名前はしりませんが、白く、スノー・ドロップに似た花も一面にありました。

  その観察道を出ると、新宿御苑の順路。進むと、満開の八重桜が。やや遠くから見ると、その花はピンク色のボールのようにも見えますが、近くで見ると、バラの花を小さくしたような形をしています。面白いと。外側は普通の花びらですが、他の花弁は雄しべが変形したものですね。見て、僕の気持ちものんびりしました。

  他につつじも見れた。色々な花も見られて良かったです。あと、のどが渇いたため、茶屋に立ち寄り、暖かいカップの甘酒を飲みました。アイスクリームが売れていましたが、僕は真夏以外は冷たいものを飲んだり、食べるとお腹が痛くなる体質なので、甘酒を選んだ訳です。因みに、新宿御苑は禁酒ですが、甘酒は酒扱いにはされていないわけです。甘酒は非常に栄養があり、体に良いわけですね。

  あと、また八重桜を満喫し、良い気分で帰りました。

  今年の花見も良かったわけです。変わった花見をしたから、人生の流れも変わるかもしれませんね。世界も花見のように、平和の方向に流れが変われば良いわけですが。


追伸.後日、以上の写真を公開します。


自分にとっての中国古典詩

2017-04-19 09:33:42 | 日記
  それは自分の世界を広めてくれた。今に至るまで。
  初めて知った高校時代は漢字ばかりで作られた詩に面白さを感じた。日本語読みする時は語順もやや変える事にも。もっと感じたのは、内容。日本の詩や俳句とスケールが違う。「飛流直下三千尺。疑是銀河落九天」などと。中国という国のダイナミックさを感じたものだ。そこから国際性も養われていったかもしれない。国際性は英語から養われる事になっているが、残念ながら僕も英語からは外国の事には想いを馳せることは出来なかった。学校を卒業しても、石川忠久先生などのラジオの中国古典詩の番組を聞き続けた。一部の友人たちにふざけて、冗談を中国語で書いた事もある。
  近年になり、フェイスブックで中国・台湾の人たちとも付き合うようになり、簡単な中国語ならば書いて通じるのではないかと思い、そうした所、本当に通じ、相手に喜ばれた。又、中国語と英語は語順が同じだから、辞書で単語さえ調べれば、簡単な英語ならば書けるのではないかと思い、アメリカ人やフィリピン人相手に簡単な英語のコメント文やメールを書いたところ、これも通じたわけである。お陰で英語を書く事も楽しくなった。確かに、英語は外国語であり、そのスペルを記憶する事は難しいが、記憶しなくても良いと思う。忘れたら、辞書でまた調べれば良いわけだから。
  楽しいだけでなく、以上は僕の視野を広げたし、生き方の多様性とか、他人の気持ちを察する事にも役立っているのかもしれない。とにかく、学ぶことに損はないわけである。

 

「非戦・不況」と「開戦・景気浮揚」の繰り返し

2017-04-18 11:35:31 | 日記
「非戦・不況」と「開戦・景気浮揚」の繰り返し

  20世紀からの歴史を見ると、大体、そうなるのではないだろうか。1929年に大不況になり、世界各国で「開戦による景気浮揚待望」の影の声・意識が起こり、本当にその数年後にナチスが政権を取り、日本が北東中国に侵略を始めている。上べだけの景気回復にもなった。その景気も大戦で崩壊したが、日本では1950年に起きた朝鮮戦争で景気浮揚のきっかけが生まれた。1960年代後半はベトナム、ビアフラ、インド・パキスタン、パレスチナの各地で戦争が起きたが、日本やヨーロッパは好景気に沸いた。1973年の石油危機から世界不況が起きたが、1980年以降はアフガニスタン戦争とイラン・イラク戦争が起きた。
  1969年、僕は中学2年生だったが、学校の歴史の時間に先生が「不景気になると、戦争を望む声が世界各地で起きるものです」と皮肉を込めて教えられていたのをはっきり覚えている。
  そして、21世紀となった今日でも。数年前もある介護士さんから「不景気を終わらせるため、新しい戦争を望む声が世間で出ている」という事を聞いた。それを文章化したのが昨日目にした広告である。
  どうも今の世界の経済構造は非戦状態だと不景気になるらしい。戦争だと儲かる。何も資本主義国だけでもなかった。共産圏も同じで、むしろ、兵器産業の儲け率は資本主義国よりも高かった。非戦=平和とも呼べないし、非常に大きな問題だが、国家体制の区別なく、今の文明自体がおかしいのかもしれない。
  但し、武器の殺傷性は進歩する一方である。又、使用される爆弾の二酸化炭素排出量も高性能化で増える一方である。ならば、この先は人類の破滅しかないわけであるが。
  しかし、平和とは何だろう。僕には判らない。