トシコロのありのままの暮らし


  世田谷カフェとの交信の必要性で、登録しました。それ以外の皆さんもよろしくお願いします。

悲しい事件

2022-01-31 11:14:11 | 日記
 鈴木純一医師のご冥福をお祈り申し上げます。
  地域医療に尽力された素晴らしい医者だったようですね。何故、殺されたのか。容疑者の取り調べが済むまでは判りませんが、やはり、内戦のアフガニスタンで殺された中村医師を思い出します。良い医者が似た殺され方した。今の日本も平和なのでしょうか。判らないですね。どちらも悲し過ぎる事件です。

子供向け随筆

2022-01-30 11:26:56 | 日記
 佐久のみなさんへ.            🎍

 この手紙は2月1日までにはつくと思います。
 
明けましておめでとうございます。サインペンで書いた「謹賀新年(きんが・しんねん)」も同封しました。何もふざけているわけではありません。
今年は2月1日が東アジアの古い暦・こよみ=カレンダーのお正月に当たるからです。昔の中国、朝鮮、日本などでは、新月の日をかならずその月の1日として、さらに立春に一番近い新月の日をお正月として、おもちなどを食べて、たいへん祝いました。そのあと、農家(のうか)では、春に始まる田畑の仕事のじゅんびをしたわけです。年の区切りとして、大切にしたわけですね。そのようにわれわれのご先祖さまは暮らしてきました。今でも、中国・台湾、韓国・北朝鮮、ベトナムなどでは、旧正月は国の祝日として、たいへん祝います。でも、どういうわけか、日本では祝わず、知らない人も多いわけです。これではいけませんね。ごちそうは食べなくても、旧正月の日は心で祝い、ご先祖さまの暮らしにおもいをめぐらしたいものです。
 
また、フェイスブックで付き合っている中国や韓国の人たちに、旧正月のあいさつをするとたいへん喜ばれます。旧正月のことをしっていると、となりの国の人たちとお友だちになれて、楽しいわけですね。日本もまた昔のように、旧正月を祝うようになればよいと思います。
 
また書きます。

「シマハタの光と陰・第24章」を書いて

2022-01-27 13:22:03 | 日記
  石油危機の前の様子。すでに小林(小説名.林田)博士は祭り上げられたみたいになり、園内の意志疎通がうまくいかなくなっていた。その様子は詳しくは聞いていないが、満州事変以後の昭和天皇が軍部に祭り上げられた様子とも重なる面があるので、それも参考にした。強いて言えば、小林博士の権威を利用して、悪いことする奴は出なかったが。でも、意思疎通できない事は良くない。それもこれから現れるし、石油危機の後に書く人体実験の事も影響するわけだが。

  終わりの方は中東問題。例の戦争の1年前から特にキッシンジャーが石油危機を騒いだのは事実。後から思えば、CIAなどからの情報で中東で戦争が起こり、アラブ側は石油を武器に使いそうであることをアメリカ高官たちは知っていたのではないかと。また、ベトナムからアメリカ軍を引き上げた理由も、中東に備えるためだったかもしれないとも思うわけだ。イスラエルの存立が危うくなるか、ソ連が介入しても、ベトナムに50万人の兵を張り付けていたら、アメリカは中東に介入できないから。それは別な機会に書くべき事だが、当時の日本人は誰も気が付かなくても、日本人の生活にも影響したし、もちろん、島田療育園の問題も遠く中東まで目を向けなければ描けない。島田だけでも、日本だけでもないわけである。

実録小説・シマハタの光と陰・第24章・孤立

2022-01-25 14:05:11 | 日記
  1973年(昭和48年)も春である。タンポポやスミレがいっぱいシマハタ周辺にも咲き誇っている。しかし、林田博士は憂鬱な気持である。園児が少しでも風邪引いたり、ケガや事故があった時は素早く職員は届ける決まりだが、近ごろはかなり遅くなったり、中には園児の父母からの連絡で、一園児の軽い風邪やケガのことを知る時もあるのだから。また、指示を職員が聞き忘れる・誤解する例も増えた。普通の職員は勿論、室の主任職員でさえも、林田博士に話し掛けることは少なくなった。そのくせ、職員会議では、「林田博士は神様みたいなお方ですから」みたいな変なほめ言葉も目立つ。雲の上の人に見られているようである。そのことに気が付き始めて、林田博士は

  「私は神ではないし、何でもできる者でもない。ただの人です」と繰り返し言うようになったが、これが謙虚さに受け取られ、ますます祭り上げられ、他の人たちとの意思疎通を欠くようにもなった。孤独感も強まっていった。



   そのようなことは、会社や役所など、世間の至る所で見られる現象である。大きなところで、戦前の天皇陛下もそうであった。そのようになっても、平常時ならば特に問題は起きないわけだが、何かの非常時になると意思疎通関係の矛盾が多様な形で出て、現場は混乱するわけである。



  世間に目を向けると、学生運動の挫折で政治に無関心な若者や高校生の間まで無気力感が覆い、暗い内容の歌謡曲や小説が流行るようになった。日本列島改造計画を推し進めるなど、田中首相だけが元気な様子だった。海外では、アメリカ軍が南ベトナムから撤退して和平の機運が高まっていたが、何故かアメリカのキッシンジャー補佐官が「これから石油不足の危機が起こるから、アメリカはそれに備えなければならない」と言うようになった。そのニュースを林田博士もテレビで聞いたが、何を意味するかは理解できなかった。しかし、...。



  



続・この冬の寒さ

2022-01-23 11:33:09 | 日記
今朝(23日)の朝日新聞の天声人語に「この冬のモンゴルは、マイナス20度。暖かい」と書かれてありました。例年よりも20度以上も気温が高いわけです。
  天気図を見ると、モンゴルから南の経度はこの冬は気圧の谷になり、南から暖気が北上している様子が判ります。バイカル湖付近もそうですね。例年なら、バイカル湖からモンゴルにかけては、1050ヘクトパスカルくらいの強い高気圧が居座っているのに。
  その分、今は寒冷高気圧がかなり東に偏り、日本や朝鮮半島はものすごく寒くなっているわけです。