トシコロのありのままの暮らし


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赤穂浪士から見たグループ活動の問題と今の社会

2021-12-27 14:49:19 | 日記
    NHK「歴史探偵」で赤穂浪士の討ち入りの番組を見て、グループ活動の事を思った。

 まず、討ち入りのいきさつについては、諸説が出てきているので、歴史評価は変わるかもしない。しかし、討ち入り後は浪士たちは「血まみれの服で町を歩いていた」。これがその歴史の冷徹な姿である。討ち入りもミニ戦争であり、殺人だから。劇や講談を楽しむのは構わないが、実際は格好よくなかったわけである。全ての戦はそうである。

  大石を先頭に浪士たちが従う。大石の言う事は絶対的で、従う人たちは自分の考えでは動けない。大石は失敗は許されず、ストレスがたまるし、従う人たちも自分を押し殺すわけだから別の意味でストレスがたまる。どちらも大変である。さらに過去の戦国武将たちはもっとそうだった。武田信玄も、上杉謙信も早く病死したではないか。今までのグループ活動の極は戦争だから。確かに、戦争では上官はミスは許されないし、兵士たちは自分を殺さないといけない。どちらも猛烈なストレスである。

  平和時もそのような構図の会社や宗教関係、福祉や身障関係が多かった。グループで凝り固まるから情報の隠ぺいも行なわれた。雪印や東芝の件とか、ライ予防法とか。また、マルクスは「労働者たちが生産などを自主管理する社会」を唱え、みんなが自分を生かせる社会を脳裏に描いたが、実際に生れたのは平和時で軍隊みたいな指導者国家であった。各共産国は軍隊が強くなったわけである。でも、その場合、個人の発想も自由に出ないから停滞した社会になり、ソ連は早く潰れた。

  昔、僕が見てきた福祉、身障、教会関係も同様な構造だった。上に立つ者は正確な判断が求められるから猛烈なストレス、普通の会員も自分が生かされないから同様。何かのグループ活動すると必ずケンカにもなった。各自の個性や心も見え合わないわけだから、恋愛レスも当たり前。障碍の有無には関係なく。それどころか、これでは友情も育たない。80年代、新聞でソ連社会が恋愛レスになっている事を何度も読んだが、それも判る気がします。

  さて、今はITと介護社会。ITは個人の発想を自由に流せるし、また、要介護者への対応は本当に一人一人違うから、今までみたいな社会構造は通用しなくなっています。未来予測をするまでもありませんね。今までみたいなグループ活動とか、上に誰かが立つような組織形態はもう消えつつあると言えます。「未来」にすでになっていると言おうか。

  これからのグループ活動があるとして、今までとは全然違う形になると思うし、すでに出ている気もします。ポスト・コロナを待たずに世界は変わってきているわけです。因みに、歴史をもう一度見ると、多くの科学者や芸術家、ガンジーなどの平和運動家などは以上の構造の社会からはみ出た人たちでした。そのような性格の人たちがこれからは大威張りで活躍できる。その他の人々も好きなだけ、友情と恋愛ができる地球社会になりつつあると思います。歴史から未来も見えますね。だから僕は歴史が好きです。500年後の人たちが2000年前後を見たら、「中世の終わり」と見ると僕は思っています。


佐久のみなさんへ

2021-12-20 13:27:31 | 日記
 佐久のみなさんへ                  🎄

 今年も12月。もうじきクリスマスですね。
 そのサンタさんは北の国に住み、そりに乘り、UFOみたいに速く走るスーパー・トナカイで来ることになっていますね。トナカイはロシア、フィンランド、スウェーデンなどの国にたくさんいるわけです。サンタさんはトナカイさんと話ができるかもしれません。共に生きているわけですね。
 われわれも地球の上に本当は多くの生き物と本当はいっしょに生きているのですよ。例えば、植物。酸素を作ってくれていますからね。中学生はもちろん、小学生のみなさんも知っているでしょう。草や木がなければ生きていけません。植物の中には野菜になったり、果物を付けるものもありますが、水や日光のほか、土の中にいる多くの虫や、目に見えない非常に小さな生き物が土の中に植物の栄ようとなるものをたくさん作り、育ててくれるわけです。枯れ葉や動物のフンも肥料に変えてくれて。昔の人は「一寸の虫にも五分のたましい」と言いました。一寸は3センチくらいですが、そのとおりで、虫も大切ですね。
 ほかの動物も大事です。多くの動物がなくなれば、土の上にフンも落とさず、土の中の小さい虫も肥料も作れず、植物も育たず、酸素もできなくなるからです。
 また、みなさんもお父さん、お母さんから可愛がられているように、犬やネコ、鳥のお父さん、お母さんもその子供たちを可愛がり、育てますね。心があるわけですね。たとえ「ほんやくコンニャク」はなくても、子供を育てる所を見ると、動物たちの気持ちもわかりましょう。
 地球は一つの大きい宇宙船みたいなものですね。われわれ人間だけでなく、ほかの生き物たちともいっしょに生きたいものです。


2年遅れの船井経済予測的中

2021-12-17 10:52:55 | 日記
   00年代後半、船井幸雄氏は「2020年に世界の経済と歴史の大きな節目が来る。すでに行き詰まっている資本主義・お金主義はこの年にハイパーインフレが起きて、消滅・変質し、本物社会(共生社会に近いもの)に移行する。企業、行政などの各組織も単純なものになり、組織主義も消える。各国の軍隊組織もそうなり、世界は次第に平和になる。...」と多くの著書に繰り返し、述べました。

  その2020年は、船井氏も予測できなかったコロナで不景気になり、ハイパーインフレはなかったですが、日本経済新聞、その他の報道によると、アメリカ、イギリス、トルコ、ブラジルと高インフレ。アメリカとトルコは打つ手もないほど、ひどくなりつつある。まだ序曲。来年にはものすごい物価高になり、貧富の差はさらに拡大。貧しい人たちはものすごく困る。今の経済体制では億単位の人たちが生きていけない。独特の経済共同体を作るしかないでしょう。2年遅れで予測が的中しそうです。

  また、これも船井氏も指摘していましたが、インフレ対策として市中銀行が金利を上げると、自動的に借金の利率も上がる。国債利率も。国債の多い国はその利子も余計に支払うわけだから、経済運営が大変になる。特に、対アフガニスタン戦争の大量国債を抱えたアメリカは債務不履行になりかねないし、そうならなくても国力は非常に落ちます。アフガニスタン戦争が始まった時から、船井氏は「この戦争は世界の資本主義崩壊の始まり」と予測していたようです。 

  ハイパーインフレの波が日本も襲うことを船井氏は危惧していましたが、来年の日本の経済はどうでしょうか。とにかく、インフレの難は軽く済み、エコや福祉も進む、本物経済社会に早くなってほしいものです。


本の新聞広告から

2021-12-16 11:20:33 | 日記
  池上彰・佐藤優の共著の広告に「日本の左翼は何故過激化するか」という事が書かれている。確かに、そのような歴史も戦後昭和にあったが、左翼系だけだろうか。右翼のテロやテロ未遂も多い。新興宗教関係でも、オウム真理教はそれら以上のサリン・テロを行なった。また、キリスト教関係も、テロ以上に醜悪・残忍な牧師によるレイプも影では多く、最近はその情報がたくさん漏れだした。何も僕の行った教派だけでもないのである。また、相模原の知的障碍者虐殺や放火事件。それらの根も全て共通だし、例えば、左翼だけとか、オウム真理教だけ狭く分析しても始まらないし、そのような本は読む価値があるのかも疑問に思う。

  それと左翼とか右翼の分け方も何だと。極左とされていたポル・ポトはカンボジア民族主義を掲げ、ナチスみたいな虐殺をしたではないか。そのような例もかなりある。その分け方もやがては崩れると思うが。

  過激になる、放火や虐殺する、牧師がレイプするのは、幕末の黒船以来の日本人の自己見失いが根本原因だと僕は見ています。それにお金主義が拍車を掛けて、二重になっている。お金主義=資本主義ですね。