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 中国の隠れた不良債権と金欲の恐ろしさ

2021-09-23 10:34:38 | 日記
     恒大集団の負債は33兆円。中国の元でも3兆以上になるから、大変である。財産のかなりをその株に投資した人たちは生活にも非常に困るし。中国には今はそのような不良債権=赤字の企業と言おうか、そのようなものがたくさんあり、いつ借金を返せなくなり倒産するかも判らない企業が大変多いわけである。

  近年、日本のテレビ番組でも、中国のビルディングが急に倒産する動画がよく放送されている。中にいる人たちは当然死傷するわけである。または、日本では大した事がないとされる地震でも、学校含む、多数の建物が崩れ、多くの死傷者を出していると言う。何分、請け負う建築業者が見た目だけは計画通りで、セメントや鉄骨などの資材を少なめに使い、資材も横流しして、二重に設けている例がほとんどだと。建築関係は輸出するわけではないし、国際競争とも無縁なので、どうしても品質向上とは無縁になるのだろう。日本では建築基準法が厳しく、地震への恐怖感もあり、人々も許さないが、国が非常に広い中国では法律は厳しく運用されにくいようである。この場合、企業は常に黒字になるが、人命はお金に変えられないし、建築物がたくさん崩壊すれば、経済損失も巨額になるから、これも一種の不良債権であると見られる。不良建物は耐用年数よりもはるか以前に倒壊するわけだから、いずれは倒壊ラッシュにもなり、危険になるし、経済的なダメージも大きくなる。恒大集団損失の比ではないわけである。

  以上には、ダムや原子力発電所も当然含まれる。火力発電所も。例の三峡ダムもその一つだし、それだけでもないと思う。原子力発電所の事故も、チェルノブイリや福島とも違い、建築の脆弱からの事故もあり得ると見られる。それらのものも含めると、本当に莫大な不良債権となり、それが世界経済にも大きな影響を与える時がやってくると考えられるから、中国だけの問題ではない。世界はつながっているわけである。

  19日のNHKの渋沢栄一のドラマで、仲間がお金を出し合って事業する場面が少し出た。子供の時から僕も父母や親戚筋、学校関係の話で「皆でお金を出し合って事業は失敗が多く、友人や親せき、親子、兄弟間もお金を取り合い、ケンカになるから、ダメ」とたくさん聞かされて育った。また、少し昔も、日本で牧場や林業のオーナーにお金を出してなり、儲ける投資活動もあったが、それらも破綻し、お金が無くなったオーナーが話を持ち出した人を告訴する事件もあった。お金自体は人間の作り出したものにしても、お金への欲望が出ると諸々の人間関係や愛が破たんしたり、中国の建築の例のように、仕事意識も消すものらしい。儲かり始めるとお金への欲望が膨れ上がり、それは道徳心や信仰でもカバーできない厄介なものらしい。今の世の中ではお金は不可欠にしろ、毎日きちんと食べられる、本も買えるだけのお金さえあれば、十分だと僕は中学の時から思っているが。...。

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