コロナについて想う

　例えば、この僕がコロナ・ウィルスを持った場合、どうなるのだろうね。無論、軽症でも入院だろうが、その間の介護は。ケースワーカーも、支援相談員も医者ではないから、何もできないだろう。高齢者用のケアマネも同じだと。コロナは人類初だから、主治医も悩むに違いない。
現に、知的障碍者や高齢者ホームでは、たくさんの感染者が出ている。介護はどうしているのだろうか。そのような所では、クラスターが起きやすいし、又、「感染経路不明」が多い以上、在宅の高齢者や障碍者にもコロナ感染が出て、増えるのは時間の問題だと思う。特例法を作っても、そこに関わる介護士はいないだろうから。ナースが介護するしかないと見ている。
日本では、コロナは２月に観光と旅行業を直撃した。３月は学校。今は多くの商店と中小企業。それらの矛盾点も暴露した。やがては、病院崩壊、介護・福祉関係、大企業もそうなるはずだ。以上の今までの法の基盤さえも一旦は崩れそうだ。障碍者・高齢者関係の法も不備な点が多く、「いったん潰さないといけない」という話も聞こえてくが、コロナが引き金となる事は誰も望まないわけで、皮肉に思う。
今回のコロナは性質が複雑で、体が弱い人の感染者に無症状の例があれば、力士などに症状が出る例もある。僕が感染しても、直ちに死ぬとは限らないようで、さらに厄介である。
ＴＶや新聞の感染者数は当てにならない。まず、まだ検査法が確立されていない点。検査の基準ややり方も国によって違うし、国内でも県ごとに違うからだ。田舎の場合は検査能力もない病院も多いし。隠れ感染者も多いと見ている。
コロナの影響は世界的で、資本主義の崩壊だけでもないだろう。近代以来の文明が終わるようになりそうだし、いくつかの宗教も滅びそうだ。人類はやがては新しい文明を作るが、かなり先に違いない。
今、首都圏を襲っているのは、コロナの第一波である。イタリアみたいにならずに済めば良いが、収まっても、２、３ヶ月後には第二波、後も三波とくるわけである。感染は難しい。ペストもそうだったらしいし。