トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池の減水

2022-08-19 | 水辺環境の保全
 トンボ池が減水している。供給は通常通りなので漏水にその原因があるのは判りきった事なのだが「その箇所」が曖昧なのである。恐らく何時も漏水部となっているオーバーフロー部のパイプ周りにトンネルが出来ていると想像しているのだが、この猛暑下では土木は差し控えたい。

 今まででも漏水は通水菅の周囲に沿って発生する事が普通で、周囲の鎮圧不足だけでなく塩ビ管の外周が不透壁となるので水のストレスは常時かかるしイモリやサワガニなどの生物侵食も発生し易い場所になる。結果として漏水部となるのは経験則からも普通の事なのだ。護岸木の下側に手を入れてみれば奥行きのある空間が存在しているので間違いないのだが、ここに粘土などを詰めても一時しのぎであって、ある程度の耐久性を持たせるためには二段の護岸木を外して基盤層から鎮圧しなければならない。この猛暑下では着手したくはない作業で、とりあえず場所の確認のために沈泥部から土砂を運んで護岸木に沿って盛ってみた。

 一晩、様子をみて水位が回復していれば「確定」で否が応でも根治作業を施さない訳にはいかない。寝しなにつらつら考えたのは「古い座布団の綿を詰め込む」事で漏水部の侵食を防ごうとする案なのだが、それはそれとしてまずは場所の確認からである。
 池に入っての作業中、繁茂著しい藻の中に多くの大型のヤゴがいた。結構な密度に思えたから祝着至極には違いないものの、一方で干上がってしまえば全て絶たれる事になる。やはり水商売・自転車操業は止められないのであって、これも自ら招いた業の輪廻なのであろうぞ。

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