トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「オニヤンマのぶら下がり」

2022-08-09 | 小父のお隣さん
 日中の意気込みは「マルタンヤンマの産卵」を撮って載せる事だったのだがホバリング状態になるとシオカラトンボの追撃に遭って逃げ、20分ほど粘ったものの撮影できなかった。とは言え今期ようやくしっかりとマルタンヤンマの飛翔を見ていたのだったから許そう。
 もう一種はこのマルタンヤンマを注視している横に飛行して去ったトンボなのだが一見して水色と言うかルリ色と言うが体色の印象はそうだった。もちろん科も名も想定すらできず「アデユー」となった次第。シオカラトンボよりやや大きいサイズに見えたからサナエかエゾか。とんと不明なのに選択肢を出しても無駄と言うものである。

 今期は割合多くオニヤンマの飛翔を見ている。8月に入ったばかりと言うのにぶら下がりは既に数回は出会っているのだ。例年だと秋風が吹く頃にようやく撮影できたというのがオチである。この日はデジカメを忘れ已む無くスマホで撮影したのだがスマホの撮影は嫌いだ。今回もピンボケ。

           

**日々是好日

2022-08-09 | 温故痴新
          忍ぶれど臭い出でけりわが身体災事あるらん問われ恥ずかし
           忍ぶれど色に出でけりわが恋は物や思うと人の問うまで     平兼盛

          何んとなし飽き間に宿る憑き見ればわが身ひとつも業の波間に
           難波江の葦間に宿る月見ればわが身ひとつもしづまざりけり   藤原顕輔

          盛り場の誰ムクドリの喚き酒帰ります間も広げるコロナ
           春山の友ウグイスの鳴き別れ帰ります間も思ほせ我を      柿本人麻呂

          老いた身の頭に生える白髪のさびしき秋になりにけるかな
           大比叡の峯に夕ゐる白雲のさびしき秋になりにけるかな     八田友紀

          この面はまだ乾かぬぞ腹立ちのゲリラ降雨の拠りし屋根下
           庭の面まだ乾かぬに夕立の空さりげなく澄める月かな      源頼政