トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「リスアカネ」

2022-08-29 | 小父のお隣さん
 左の写真はマユタテアカネの未完熟体なのだが小生にとって「茜色」とはこの個体の体色を想ってしまう。それはともかくマユタテアカネの翅端斑のある個体と混同し易いのがリスアカネで下の写真もマユタテアカネの翅端斑型と思って撮影したものの頭部前面に眉形紋、小生的には「豚鼻紋」に見えるのだがそれが認められなかったの迷っていたけれどS先生が「リスアカネ」と断定してくれた。

 斯様に小生の同定は困難で思い返せば童貞などとうの昔に失っている訳だから同定など出来る訳で無し、てなもんや三度笠・・・。リスアカネなどの翅端斑のあるタイプは何度か記載したが理由は分からないものの魅力的なのだ。マユタテアカネの翅端斑のあるタイプのそれはリスアカネより「薄い」とこの日初めて記憶に入った。今まで濃淡の違いなど意中に無かったのである。同定できるようになるまでにはその勘所を押さえる必要がある事は承知でも普段観察される10種程度でもそうはいかない。
 たまたまS先生にぼやいていたら先生曰く「私は車両の車種は全くわかりませんから違う車のドアに手を掛ける事は度々あります」と言われ少しは安心したのだった。しかし、でも、飛翔するトンボを一瞬にして同定してしまう眼力と写真を図鑑対照しても結論出せない還暦はとうの昔に済んだ小生との落差は甚だおおきいのだった。

     

ノアザミのポット替え

2022-08-29 | 今日は真面目に
 この日、大気が不安定で雷予報も出ていたのでフイールドはお休み。結果的に雷は来襲せず最高気温は34.5℃にいたったから家でウダウダするには最高だったのだ。とは言え生まれも育ちも雅な百姓であれば「天秤棒暇なし」のごとく肥桶を担ぐ事は無いものの培養土を担いで植え替え作業をせにゃならぬ。

 7月1日に採種仕立ての種を種蒔きポットに直播してほぼ8週目、発芽して展開させた若葉には細かい毛がびっしり出てきたし小さなポットからはみ出すようになっては移植せねば苗が弱る。庭土をふるって用土にするにも採土する場所がなく已む無く培養土を購入したものの袋を開ければ人工材の塊みたいな物で小生の思っていた用土とはかけ離れた品質だった。
 仕方なく狭い空き地から用土をふるいにかけ調達し半々で混合したら丁度良くなった。これを2.5号ポットに移し替えて作業終了である。丁度良く1ケース内に収まったと言うべきか収めたと言うべきなのかフイールドにはある程度の開花群が育ったから追加はこの程度で良いのだった。
 草紅葉になる頃までにはポット内に根がまわるだろうからそれまでに植え付け予定場所の耕起とネザサの根茎を排除して準備をせねばならない。フイールドのノアザミ群も多くの種子を冠毛で飛散させたはずなのだが、その割には周囲の発芽株が見られない。自然増殖の株は育苗箱の苗数ほどは発生してくれないのが山々である。

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