突端台地に設えたキッチンガーデン、と言うよりインセクトキッチンと言った方がより近い表現だろう。キッチンガーデンと称すれば何か「台所で使える食材」を育てている風に思われる。食材や食料の範疇には違いないが昆虫用の蜜や花粉が主なメニューなので今のところはノアザミ、フジバカマ、オミナエシ、ホトトギス、オイランソウが主ではあるが花壇としてより群落として景観の中に置きたいから定住可能かどうかの様子見の期間でもあるのだ。
最初に定植したフジバカマの一画は昨年の開花で楽しませても頂いたしアサギマダラの訪問にも寄与してくれた。そのこともあり今期は更に株が充実して「花を楽しめる」と思っていたのだが食い意地を出したばかりに台無しにしてしまった。
昨季の終わり頃、クサイチゴが数本姿を見せているのに気が付いたのだが「初夏にはイチゴを摘まめる」と容認したのだった。しかし今季に本数を増やして成長したクサイチゴは結実するのは来季である。そんな事で同居させていたのにこの盛夏にはフジバカマが見えなくなるほどの席巻ぶりだ。それでやむなく抜去する事にしたのだが唖然茫然愕然、驚き桃の木山椒の木。○○ブラブラソーセージ。全く持ってしょうもない。
引き抜くたびに敷き落ち葉の下に張り巡らした地下茎がついてくる。おおよそ一坪ほどの範囲を抜去したのだが残ったフジバカマは弱り果てて葉数も少なく変色してしまっている。これでは今期の開花は絶望的で、でもまあ離れた区画は元気いっぱいだし今春に定植した株も開花は望めないまでも30cmほどに成長している。
自種の群落形成するために他種を排除し易くする成分を持つのはイタドリがそうだと承知していたからイタドリは地下茎ごと抜き捨てていたのだが、まさかクサイチゴまでがそうだったとは知らなかった。「科学的にそうだ」という根拠は知らないまでも実体験としてそれ以外の作用は考えられない。
隣りのオミナエシは影響を受けなかったのだがオミナエシも群落形成する傾向にある高生種・強健種だからそこそこ張り合える力はあるのだろう。
こんな風に隙あらば現状変更・常態領有してしまうのは身近にある事でありクワバラクワバラでは済まず能天気はいかん。信義則や性善説など通用しない世界がそこにある。
「花よりイチゴ」と思って選択した訳でも無いのだが正常性バイアスとでもいうべきか結果は油断大敵、根断最適のクサイチゴでありました。食い意地を出したばっかりに今までの苦労を台無しにした。
写真のスカスカ状態を見れば被害が判ろうという物で「イチゴサッテモウシタモウシタ」は郷里の昔語りの最後の台詞だけれど今回は「イチゴ去らしてもうせんもうせん…」。
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最初に定植したフジバカマの一画は昨年の開花で楽しませても頂いたしアサギマダラの訪問にも寄与してくれた。そのこともあり今期は更に株が充実して「花を楽しめる」と思っていたのだが食い意地を出したばかりに台無しにしてしまった。
昨季の終わり頃、クサイチゴが数本姿を見せているのに気が付いたのだが「初夏にはイチゴを摘まめる」と容認したのだった。しかし今季に本数を増やして成長したクサイチゴは結実するのは来季である。そんな事で同居させていたのにこの盛夏にはフジバカマが見えなくなるほどの席巻ぶりだ。それでやむなく抜去する事にしたのだが唖然茫然愕然、驚き桃の木山椒の木。○○ブラブラソーセージ。全く持ってしょうもない。
引き抜くたびに敷き落ち葉の下に張り巡らした地下茎がついてくる。おおよそ一坪ほどの範囲を抜去したのだが残ったフジバカマは弱り果てて葉数も少なく変色してしまっている。これでは今期の開花は絶望的で、でもまあ離れた区画は元気いっぱいだし今春に定植した株も開花は望めないまでも30cmほどに成長している。
自種の群落形成するために他種を排除し易くする成分を持つのはイタドリがそうだと承知していたからイタドリは地下茎ごと抜き捨てていたのだが、まさかクサイチゴまでがそうだったとは知らなかった。「科学的にそうだ」という根拠は知らないまでも実体験としてそれ以外の作用は考えられない。
隣りのオミナエシは影響を受けなかったのだがオミナエシも群落形成する傾向にある高生種・強健種だからそこそこ張り合える力はあるのだろう。
こんな風に隙あらば現状変更・常態領有してしまうのは身近にある事でありクワバラクワバラでは済まず能天気はいかん。信義則や性善説など通用しない世界がそこにある。
「花よりイチゴ」と思って選択した訳でも無いのだが正常性バイアスとでもいうべきか結果は油断大敵、根断最適のクサイチゴでありました。食い意地を出したばっかりに今までの苦労を台無しにした。
写真のスカスカ状態を見れば被害が判ろうという物で「イチゴサッテモウシタモウシタ」は郷里の昔語りの最後の台詞だけれど今回は「イチゴ去らしてもうせんもうせん…」。
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