トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「はったい粉のバテ緩和クッキー」

2022-08-07 | 何よりの楽しみ
 はったい粉をまとめ買いし妄想したレシピで遊んでみても生まれも育ちも米どころの雅な出自ではそうそうヒット作には出会えない。この日も猛暑日の予報なので蟄居を決めてみたけれど朝食後からこっくりさんで遊ぶのは何とも情けない。ともかく午前中はなにがしか身体を動かす必要がある。そこで「はったい粉のクッキー」に手を出してみた。
 参考までにネット上のレシピを眺めてみると相も変わらず「はったい粉モドキ」「羊頭狗肉」「誇大レシピ」のオンパレードだ。他人様のレシピに注文を付ける気はないもののはったい粉が入ってさえいれば「はったい粉」の冠を付けるなど詐欺に等しい。薄力粉の1割にも満たない添加で「はったい粉の何々」では上げ底も甚だしい。少なくとも半分以上でなければ冠は虚飾と小生は感じるのである。
 はったい粉の分量よりバターや砂糖の方が多いのに「はったい粉の〇〇」では「はったい粉」が泣く「はったい粉儀装」である。そんな事がまかり通るのであれば居直りも居座りも学歴詐称も嘘の弁舌もニギニギも「何が悪い!」と高を括られるはずだ。まあ、「みんなでやれば怖くない」類に近く敷居が低くなってかつ「もっともっと」が肥大した結果だろう。「信義と誠実の原則」は中枢からさえも見える事は無いのだ。

 これでは増々猛暑が堪えるから漢は黙って秤を見よう。小事は大事なのである。さて、その分量は以下の通り。写真にはゆで小豆は入っていないけれど、これは途中で「夏バテ防止クッキー」案に鞍替えしたためだ。ともかく様々な食材を「摂る」これに尽きるのであってサプリメントでは役立たず、というより王道ではないのだ。「武士は食わねど高楊枝」「男は黙って雑レシピ」。
              はったい粉     100g
              薄力粉        60g
              キビ糖        60g
              バター        20g
              卵           2個
              ゴマ      大さじ 1
              塩           3g
              ガーリック紛  中さじ 1
              ゆで小豆       190g

 生地をまとめ1時間ほど冷蔵庫で休ませる直前に庫内のゆで小豆を思い出して混入させた。生地の水分量は今まででの出色の出来栄えで、延ばせば型抜きも容易な性状になったのだが型抜きせず平焼きのつもりだったから少々緩くはなったものの小豆入りとしたのだ。
 結果的に生地の水分量が増して焼き上がりはレーズンクラッカーより柔らかめでシットリしている。味わいはさっぱりしつつもゴマと小豆の風味が口中に広がり、水分が多くなった事もあり猛暑日の喉の渇きを感じる日でも食べやすい。と言う事は「食欲が失せても食べられる」感触と言うか食べやすさが出た。
 今回はあてずっぽうのレシピであったものの出来上がりは久しぶりに💮であった。しかしなあ、はったい粉の一品は変わりなく色合いが悪い。この色合いで「食欲が失せた!」と言う向きもあろうけれど爺作爺食のエッ!品なので遠慮も弁解も羞恥も用無しである。
 かの禅僧曰く「クッキー焼成すれば猛暑もまた涼し」なんちゃってシンデレラ。エチゴサッテモウシタモウシタ。

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