トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夏草やいのししどもの夢の跡

2022-08-08 | 今日は真面目に
 草勢や植生の手入は多様で「生物生産緑地」としてのコンセプトやビジョンでの作業は時々の現場合わせに近い対応になる。だから草刈りは「全草刈り払い命」と言うような従来式を観念しているほど「なんやねん!」と思われてしまう。それは「しょうがない」と全草刈り払いからの圧力「そう、せい!」に抵抗はしてもそこは多勢に無勢「提灯に釣り鐘」に等しい。
 まあ、それはともかく「全草刈り払い必死」の場所も確かにあって、この日は久しぶりに作業した。やはり「必要に応じて」部分最適化の総和で全体最適化を図らねばならない。

 突端台地の辺縁部は「地拵え」したまま経過しているから野草の育ちは半端でない。踏み入る機会も少ないから威之志士様の跋扈蹂躙と言うより「お休み処」に簡単に模様替えされる。まだ豚熱が流行する前は「気が付けば威之志士様のベッドルーム」になり果てるのは毎期の事だったのだ。豚熱で数を減らしたとはいえ全滅した訳でも無いから見通しを良くしておかないと進出を許すことになる。
 そこでこの日は草丈は背丈と同じ程度に密生したススキとセイタカアワダチソウを刈り払ったのだ。5月の頃はまだ草丈も低く夜間演劇の会場の一つだったのだが三カ月足らずで面影さえなく、刈り払ってみれば椅子にした丸太が転がって夢の跡を示している。
 あの漂泊俳人の山頭火の作をもじれば「分け入っても分け入っても高い草」てなもんや三度笠。

 ここは全草刈り払いとして当たるを幸いバッサバッサとなぎ倒し刈り倒して一件落着。奥まった辺縁部までは燃料が足りず次回持ち越しとなったのだが、この日はワクチン接種日だから作業は軽めで短めで早めに帰宅しシャワーを浴びて休息をとり注射だっただY。

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