東京出張中の昨日夜、何気なくテレビをつけたらNHKで時代劇が放送されていた。
「新・はんなり菊太郎」
「新」と付くからには以前放送されていたドラマの続編なんのだろうかと、ベットに寝そべって見ていると、時代劇なのに関西弁。
しかも関西弁の中でも最も品がある(剣がある、ともいう)京都弁なので小さな画面にググッと惹きつけられた。
時代劇はたいていの場合、お江戸が舞台になることが多く、おまけに昨夜は門前仲町にあるホテルに宿泊していたので、京言葉の時代劇と、一般時代劇の舞台によくなる深川・門前仲町とのギャップで思いっきり妙竹林なライブ感があったのは言うまでもない。
で、最初の数分だけ観賞してすぐにスイッチを切ろうとしていたら、私の好きな女優の南果歩が現れた。
もちろんセリフも京言葉。
京言葉で女優が話すと、女性の魅力はさらに高まる。
それにこれって喜劇みたいだぞ、とも気づいた。
鬼平犯科帳のエンドタイトルで出てくる東寺の五重の塔も、このドラマではお江戸でなくて京の町。
だから東寺も東寺で出ているのだ。
「おお、なんとなんと。生やんけ」
私はだんだん楽しくなってきた。
ストーリーはお公卿さんが絡んだり、公事宿なんてちょっと毛色の変わった宿屋が出て来たりと面白い。
「BK(NHK大阪放送局)がドラマを作ると面白いものができるというジンクスがある」
というようなことを20年ほど前に私に教えてくれたのはBK美術プロデューサーだった川上先生。
まさに「新・はんなり菊太郎」はBK製作の時代ドラマだった。
でもこのドラマを見ていて一番驚いたのは元公家のお姫さまを演じていた遠藤久美子だった。
はじめ、私は「ずいぶん綺麗な女優だな。目のあたりがちょっとエンクミに似ているけど。まさかこんなおしとやかではないだろう」と思っていたが、エンドタイトルを見てみると、やっぱり遠藤久美子だった。
私は遠藤久美子というと、未だにマクドナルドのコマーシャルやバラエティー番組を思い出してしまう若きオッサンなのだ。
だから時代劇に登場したエンクミは、まさに「お公家のお姫様(「おひめさま」ではなく「おひいいさん」と読む)」としか言い表しようのない美しさなので、ドラマの面白さももちろんのこと、かつての2級アイドル「エンクミ」が現在第1級品の美しき女優になっていることにビックリしてしまったのだった。
京言葉が南果歩はもちろんのこと、遠藤久美子をも清楚な女性に演出してしまうことにも驚いた。
本当に清楚だったが。
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渡辺満里奈といいこのエンクミといい、どうも管理人さんとは好みが合いますなぁ。
目がデカくてカワイイ系で少し天然・・・が共通点ですか。
で、「新はんなり菊太郎」ではエンクミはゲストだったようですね。残念!
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/index.html
主演は内藤剛志ですか、ますます「人気者・・・」ですな、こりゃ。
お、管理人さんが珍しくNHKをご覧になっていたのですね。受信料、払ってください(Byさだまさし)
あれといい、これといい、それといい。
なお、私はちゃんとNHKの受信料は払ってます。ケーブルテレビの団体割引かなんかで払ってまっせ。
払ったうえで文句を言うてるんです。しかし年間24000円ほどかかってるんですね。NHKの受信料に。
で、今はいつ解約しようかタイミングを計っているところです。