とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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半島の羊たち、その沈黙

2009年06月14日 15時00分47秒 | 国際問題
名越健郎著「ジョークで読む国際政治」(新著新書)に次のような趣旨の日本人ジョークが紹介されている。

天地創造の時、神様はこう言った。
「日本という国をつくろう。世界一素晴らしい気候と風景、食べ物をあたえ、そこに世界一勤勉で礼儀正しい人々を住まわせよう」
側近「神様。それでは日本という国が恵まれすぎてはいませんか。」
すると神様はこう答えた。
「安心しろ。隣に中国と韓国を作っておく。」

誰が作ったのかは知らないが、とても当を得たジョークだと思って感心して笑っていた。
ところがここ最近、笑えない状況になってきたのが、北朝鮮。
金もないのに、核実験やミサイル実験を繰り返し、日本、米国、韓国、それに中国まで脅しをかけ始めた。
まさにならず者国家。
いや、もう国家といっていいのか単なる鬼ケ島なのか判別は難しい。
国家であるのなら21世紀の今日、もっとまともに振る舞えるというもの。

金という一族を守る為なら、なんでもするのがこの一味のキャラクターだ。
もう、「困った隣人」では済まされないレベルに達している。

ところで、この隣人の国籍を持ち、日本に永住できる人たちが大阪を中心に数多く存在する。
鉄球打ちのギャンブル店は主にこの人たちで経営されていることは周知の事実だ。

この日本に住んでいる隣人たち。
不思議なことに、今回の母国の暴挙になーんにも発言しないのだ。
正当性を訴えるでも無し、また日本人や南の人たちと一緒になって批判するのでもなし。
沈黙を守り通している。

これに対して私たち日本人は「あの人たちは母国に人質がいるからね」と気の毒がってあげている場合だろうか。
少なくとも、彼らは日本という言論の自由が保証されている国家で生活している。
この日本の特長はたとえば、国家元首である天皇陛下の悪口を言っても逮捕されたり、ましてや拷問されたり殺されたりすることのない国だ。(社会的に信用は無くしてしまいますけれどもね)
その国にあって、自国の暴挙に沈黙することに対して、人質問題で多めに見続けることなど出来ることではないことだ。

もはや北朝鮮問題は日本だけでなく世界全体の平和に及ぼす脅威である。

自国を支持するのなら支持するで結構。
批判するのであれば批判せよ。
彼らの中には日本で生まれ育った世代も多いはず。
もし普通の感覚があるのであれば、それが分かるようちゃんと言葉で示していただいたいものだ。