こんなトピック採上げて、人権問題になるんじゃない?
と自分自身で反問したが、今週は変な人をあまりに数多く目撃したので書かずにおれないので書いてみよう。
先週末の土曜日、午後9時頃。
大阪梅田から地下鉄御堂筋線に乗り込むと、座った席の向かい側が一人分だけ空いていた。
「混雑しているのに、なんでそこだけ空いてるの?」
と思っていると、空席の横に変なオッサンが座ってた。
「........儂は........フジエが好きや............フジエも.....儂のこと好きや....」
と半径5メートルには聞えるくらいの大声で「呟いている」のだ。
そんな大声だから、呟いているという表現が適切かどうかはわからない。
分らないが、自分自身に語りかけているのか真剣な表情だ。
何といっても目が据わっている。
「....儂は.......フジエを幸せに出来る........幸せにできるのは儂だけや」
と呟くオッサンは40前後。
私と似たり寄ったりだけに痛ましい。
労務者風のその姿。
裸足でサンダル履きなので、時たまサンダルを脱いで、座席の上であぐらを組む。
酒に酔っている気配がないのが、恐ろしい。
「可哀想やね、あのひと」
と私の隣のオバサンが話しかけてきたものの、「可哀想」というよりも「気味悪い」。
可哀想に思うなら、きっと彼の横の座席が空席になることはなかっただろう。
で、同じ御堂筋線で一昨日。
遭遇したのは「超神経質男」。
出勤途中、中百舌鳥駅から乗車したら、車内はいつものように満員だった。
十両編成の七両目に乗り込むと座席はすでに埋まっていて、仕方がないので6両目との連結近くの座席の前につり革を持って立っていた。
「すいません。シャカシャカして耳障りなんです。ボリューム落としてもらえますか」
と、私の前に座っている痩せた男が隣の若い女に言った。
若いOL風の女は携帯電話に繋がったイヤホンで音楽を聴いている様子。
あえてiPodやwalkmanを使っていないところが彼女のファッションか。
「....はい.......すいません」
と彼女はボリュームを下げたよう。
で、暫くすると件の男は再び言った。
「....頼みますからボリュームさげて下さい!迷惑なんだから、お願いです!」
と泣くような表情で嘆願した。
電車の中でiPodやwalkmanからシャカシャカ聞える音には時々私たちも悩まされる。
ところが、問題の女の子のイヤホンからは、シャカシャカ音も聞えなければ、それらしいノイズはまったく聞えてこないのだ。
「.....ボリューム落としてますけど.....」
と彼女は抵抗したが、
「でも、聞えるんです。イライラするから止めて下さい!」
と男は小さなハンカチ(色は流行りのブルーじゃなくて白色だった)を耳に当てて、抵抗する素振り。
で、ここまで来て周囲の者は感づいた。
「ああ、このオッサンはキ○ガイだ」
女の子には気の毒だったが、これからの展開を期待して周囲のみんなは眺めていたので、私も下車する難波駅までドキドキしながら、朝のドラマを見守った。
かようのように、街中には奇人変人が溢れている。
社会生活のストレスが原因なのか、もともとメンタルな病にかかっているのか、分らない。
分らないが、こういう奇人変人がいざ、人に危害を加えた時、現在の法律では罪を問えないことは、国民みんなが知っている。
6年ほど前、同じ地下鉄御堂筋線の「動物園前駅」で一人の女性が線路に落ちて、列車に轢かれて死亡した。
50代の清掃作業員のその女性は自殺したのでもなんでもない。
精神に病を抱えた少年によって突き落とされて死亡したのだ。
突き落とした本人は、事故を目撃した衝撃で、駆けつけてきた警察官に「怖い怖い」と宣ったらしいが、刑法上の理由により、罪はまったく問われなかったに違いない。
殺された女性の人権よりも精神的病を抱えた少年の人権の方が大切というのが今の社会。
事件の続報をチェックしていたが、新聞テレビに週刊誌はまったく報道せず。
少年の家族が責任をかぶったという話も聞かないし、主治医がかぶったという話もまったく聞かない。
街中の奇人変人。
気持ち悪がるだけなら良いけれど、たとえば彼らが犯罪を実行したとしても、責任を取るものが誰もいないということを考えると笑ってばかりいられないのが現代だ。
と自分自身で反問したが、今週は変な人をあまりに数多く目撃したので書かずにおれないので書いてみよう。
先週末の土曜日、午後9時頃。
大阪梅田から地下鉄御堂筋線に乗り込むと、座った席の向かい側が一人分だけ空いていた。
「混雑しているのに、なんでそこだけ空いてるの?」
と思っていると、空席の横に変なオッサンが座ってた。
「........儂は........フジエが好きや............フジエも.....儂のこと好きや....」
と半径5メートルには聞えるくらいの大声で「呟いている」のだ。
そんな大声だから、呟いているという表現が適切かどうかはわからない。
分らないが、自分自身に語りかけているのか真剣な表情だ。
何といっても目が据わっている。
「....儂は.......フジエを幸せに出来る........幸せにできるのは儂だけや」
と呟くオッサンは40前後。
私と似たり寄ったりだけに痛ましい。
労務者風のその姿。
裸足でサンダル履きなので、時たまサンダルを脱いで、座席の上であぐらを組む。
酒に酔っている気配がないのが、恐ろしい。
「可哀想やね、あのひと」
と私の隣のオバサンが話しかけてきたものの、「可哀想」というよりも「気味悪い」。
可哀想に思うなら、きっと彼の横の座席が空席になることはなかっただろう。
で、同じ御堂筋線で一昨日。
遭遇したのは「超神経質男」。
出勤途中、中百舌鳥駅から乗車したら、車内はいつものように満員だった。
十両編成の七両目に乗り込むと座席はすでに埋まっていて、仕方がないので6両目との連結近くの座席の前につり革を持って立っていた。
「すいません。シャカシャカして耳障りなんです。ボリューム落としてもらえますか」
と、私の前に座っている痩せた男が隣の若い女に言った。
若いOL風の女は携帯電話に繋がったイヤホンで音楽を聴いている様子。
あえてiPodやwalkmanを使っていないところが彼女のファッションか。
「....はい.......すいません」
と彼女はボリュームを下げたよう。
で、暫くすると件の男は再び言った。
「....頼みますからボリュームさげて下さい!迷惑なんだから、お願いです!」
と泣くような表情で嘆願した。
電車の中でiPodやwalkmanからシャカシャカ聞える音には時々私たちも悩まされる。
ところが、問題の女の子のイヤホンからは、シャカシャカ音も聞えなければ、それらしいノイズはまったく聞えてこないのだ。
「.....ボリューム落としてますけど.....」
と彼女は抵抗したが、
「でも、聞えるんです。イライラするから止めて下さい!」
と男は小さなハンカチ(色は流行りのブルーじゃなくて白色だった)を耳に当てて、抵抗する素振り。
で、ここまで来て周囲の者は感づいた。
「ああ、このオッサンはキ○ガイだ」
女の子には気の毒だったが、これからの展開を期待して周囲のみんなは眺めていたので、私も下車する難波駅までドキドキしながら、朝のドラマを見守った。
かようのように、街中には奇人変人が溢れている。
社会生活のストレスが原因なのか、もともとメンタルな病にかかっているのか、分らない。
分らないが、こういう奇人変人がいざ、人に危害を加えた時、現在の法律では罪を問えないことは、国民みんなが知っている。
6年ほど前、同じ地下鉄御堂筋線の「動物園前駅」で一人の女性が線路に落ちて、列車に轢かれて死亡した。
50代の清掃作業員のその女性は自殺したのでもなんでもない。
精神に病を抱えた少年によって突き落とされて死亡したのだ。
突き落とした本人は、事故を目撃した衝撃で、駆けつけてきた警察官に「怖い怖い」と宣ったらしいが、刑法上の理由により、罪はまったく問われなかったに違いない。
殺された女性の人権よりも精神的病を抱えた少年の人権の方が大切というのが今の社会。
事件の続報をチェックしていたが、新聞テレビに週刊誌はまったく報道せず。
少年の家族が責任をかぶったという話も聞かないし、主治医がかぶったという話もまったく聞かない。
街中の奇人変人。
気持ち悪がるだけなら良いけれど、たとえば彼らが犯罪を実行したとしても、責任を取るものが誰もいないということを考えると笑ってばかりいられないのが現代だ。