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とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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国民生活が破綻する

2006年03月30日 21時49分44秒 | 政治
税制調査会が先日発表したステートメントは「税金を上げなくちゃ、国民生活が破綻しちゃうよ」というもので、これを聞いた私はこれ以上国民から金を吸い上げて一体なにに使うのか、と怒りを覚えた。
上げた税金の使い道は何なのか?
返せないくらい作り上げた借金の返済か。
それとも借金の金利だけの返済か。
本音は公務員や特殊法人、政治家先生の懐を豊かにすることが目的か。

小泉総理大臣が就任以来声高に叫び続けた「改革」の終着点は「増税」だった。
ただし小泉首相の狡いところは自分の手を増税で汚したくないので、増税の方針だけを作っておいて後身に実行させて汚名を着せようという作戦をとっていることだ。
国民に大人気の安倍晋三氏は腹黒小泉の策謀に注意するように。

思えば江戸幕府は偉かった。
農民を除く国民から税金はびた一文取らなかった。
農民にしても一部教科書の記述や三流テレビ時代劇にあるように「幕府や藩からの圧制に苦しめられ」なんてことはなく、日夜農業技術の向上を目指し、石高を上げ、年貢の米をちゃんと納め、時にはお伊勢参りなんていう観光旅行も楽しんだ。
道路整備や護岸工事などの公共事業を実施する時は必要な分だけ地元の有力企業から寄付を募って新築改築増築工事を行っていた。

税収が米しかないので役所は慢性的な財政不足に悩まされていたが、一部の高級官僚を除き「お役人様」は給与が低く生活するのが目一杯。
「武士は食わねど高楊枝」などというが、金銭的な給与は低い一方、国と民を守っているという意識は極めて高く、空きっ腹を抱えながら勉学と武道に励み善政を敷くことによって市民からの尊敬を集めた。
こうして数百年の平和と安定をもたらした。

ところがどっこい、現在の政府お役人は正反対。

上げるつもりの消費税は福祉に使うというが、介護保険や国民保険、厚生年金、保険や年金と言う名前の税金を集めてさらに消費税を使おうという福祉行政というのはいったい何?
福祉に携わる役人の給料を面倒見ろ、ということか。
だいたい医療費も高過ぎる。
医療保険が慢性的な赤字だというが、医療の世界はどういうわけか市場原理が働いていない不思議な世界。
健康保険が赤字で病院経営も赤字なら、どうして医者や製薬会社に法外な給料や代金を払うのか。
「医術は人命にかかわるから、高いんだ」
というあなた。
列車の安全運行は人命にかかわるから、大阪から東京までは片道10万円、なんてことをJRが言ったりしたら、あなた納得できますか?
入札制度を逆手にとって、なんでもない商品を市場価格の何倍もの価格で買っているのに知らん降り。
法律の手続きさえ良ければ問題なし。
出世にも影響しないし、自治体や国は民間企業と違って「赤字」でも高い給料と一時金が保障されている。

もしかすると、このままの財政を続けていれば国民の生活が破綻するのではなくて、役人やそれに類する人たちの収入と地位が破綻するので、アイデアも出さず努力もしないであんなステートメントと方針を出したのかも知れない。

小学生に英会話

2006年03月28日 20時47分26秒 | 政治
世の中どうなっているのかわからないことが多いが、とりわけがわからないのが教育の世界。

かなり前のことになるが仕事で大阪北摂のとある自治体に防災備蓄設備を納品したことがある。
納品先は市内各地区にある市立の小中学校。
多くの場合、地震や台風などの際に避難する場所に指定されているのは地域の学校ということが少なくない。
そういう事情もあってその市の防災課は少子化によって増えてきた小中学校の空き教室を、カンパンや水、人命救出のための担架や大型ハンマー、梯子などの備蓄庫に充てることを思いついた。

一般市民から見るととっても有り難い市政の1つと言えるだろう。
折しもこの計画は阪神大震災の記憶さめやらぬ神戸や大阪にはまだ数多くの仮設住宅が残っている時に実施されたので市も積極的に薦めていた。
ところが入札が終っていざ納品という段階になって問題が発生した。
いくつかの学校の教職員が妨害しているという。

「うちの学校に空き教室はありません」(不要になった机や椅子を山積みしている教室はある)
「危険だから夜中に設置してください」(百貨店じゃあるまいし、学校で夜中に工事ができるか)
「空いている教室は4階です。4階でよければお使いください」(災害が発生したら、この地区の人は学校の4階まで上らなければ救助物資をとりにいくことができない)

と文句をつけてくるのだという。
結局、あれやこれや悪戦苦闘して総ての地区に備蓄庫を設置したが、3分の1はまともにとりあってもらえなかった。
しかも、まともな学校でも対応してくださるのは校長先生。
業者の納品の鍵の開け閉めを、なんで学校の最高責任者である校長先生にさせるのか。
民間企業なら当番の平社員か、良くても課長クラスが対応する。

このかなり普通でない教育界の指針を作成しているのが中央教育審議会。
今朝の新聞によると中教審の方針として「小学生の英語教育が必要」という結論を導き出したということだ。

小学生に英語教育?
要らんでしょ。

まともに自国語さえきっちり使えない小学生に英語を教える価値はない。
もし教えたければ国の金を使わず親が個々に教えてやれば良いだろう。
外国語を教える前にまずは自国の文化、歴史、宗教、哲学をきっちりと教えて、中高大学で英語を学んでから下手な発音でも良いから、外国の相手にきっちり言いたいことを伝えられる人間を育てることが大切だ。

中教審。
もしかすると北摂の小中学校の反発教職員と同程度の頭しかない人たちの集団なのかも知れない。

李登輝さんの来日

2006年03月20日 21時08分08秒 | 政治

最近、次期総裁選で誰が総理大臣になるのかがテレビや新聞紙上などで喧しく報道されている。
麻生太郎か安倍晋三か、
売国奴の香りのする福田康夫か谷垣禎一か、
はたまたマヌケ民主の小沢一郎か菅直人か、
と次第にボルテージが上がっているようだ。
でも、政治不信で強力なリーダーシップを欲している日本人としては一番総理に相応しい人は、台湾の李登輝前総統である、と思っている人も少なくないはず。

法的には「台湾人」という外国籍の李登輝さんが日本の総理大臣になることはできない。
できない、とわかっていても「京都大学出身」「元日本人の台湾人」「台湾に愛国心を持つ一方、旧祖国の日本にも深い愛情を持っている」「現在の日本の政治家が誰一人持ちえない若いものを率いてゆくリーダーシップがある」ことが私たちを魅了して止まない。
「李登輝先生、政治家としての最後の仕事に、私たち日本の舵取りをお願いできませんか」
と言いたくなるのは私を含めて、老若男女の日本人にはきっと少なくないだろう。

この李登輝さんが5月に日本旅行を計画していることが先週報道された。
なんでも「松尾芭蕉のたどった道を旅したい」という、今どきめずらしい風流な超日本人的目的の旅を計画してるそうだ。

ところで、これまで李登輝さんが来日すると言うと必ずケチをつけてきた国がある。
その名を中華人民共和国という。
この儒教という礼節をモットウとする宗教を信じる大人の国は、その精神とは裏腹に「なんやて、李登輝が訪日?許せん。もし認めたら、大使を召還し、日中関係はさらに険悪な事態に陥るであろう」と、どこかの与党系宗教団体の機関紙の見出しのような下品な言葉と小人的な感情論で圧力を掛けてきた。
その都度、日本の外務省は腰砕けで一民間人である李登輝さんの入国を「妨害」。
東大卒の官僚がいかにバカばかりかというのを国民にPRすることをあい努めてきたというわけだ。

その、バカ外交も終りの様相を見せている。

先週17日、参院予算委員会で李登輝前台湾総統の5月来日予定について総理候補の1人、麻生外務大臣は以下のように公式に述べた。
「第一線で活躍している政治家でもないし、単なる年老いた老人が1人来るたびにワーワー言うのはいかがなものか、と言っている人がいる」
ということで李登輝さんの来日は他の一般の台湾人と同じ扱いということになった。
ちなみに台湾人の観光目的来日はビザ免除。

李登輝さんもやっとビザ無しで「もうひとつの祖国」の土を踏めるわけだ。

ところで麻生さん。
「......と言っている人がいる」なんて遠回しの言い方ではなく「.......と私も総理も大多数の国民も言っている」と言ってたら、秋の総裁選は当選だったと思いますが、いかがです。
ハイ。

アホボン永田議員、祝?退院。

2006年02月28日 22時27分47秒 | 政治
サブタイトル「登校拒否と出社拒否と入院の関係」

「学校でいじめられる」
「嫌な先生の出した宿題をまだやっていない」
「理科の授業で嫌いな蛙の解剖がある」
「体育の授業がマラソンだ」
「給食が不味い」
などが原因で子供が学校に行かないことを登校拒否という。

「会社でいじめられる」
「嫌いな上司に指示された困難極める仕事をまだ片づけられていない」
「会計監査で嫌いな役員のために粉飾させられた帳簿の内容で責任をとらされそうだ」
「タンザニアへの転勤を示唆された」
「女子社員が醜女だ」
「風俗でアルバイトしていて、真っ暗闇でよく分らなかったが、ことが済んで店の照明が明るくなったら客が自分の課長だった」
などが原因で大人が会社へ行かないことを出社拒否という。

上記の場合、多くは個人的な問題で大事に発展する可能性はほとんどない。
もし自分がタンザニアに行かなかったら、他の誰かが行かされるだけで問題はないのだ。

ところが、これが国会議員になるとどうしようもない。
たいていは本人の問題なのであるが、解決できないもんだから、どいうわけかすぐ「入院」するのだ。

誰のことを言ってるかって?
当然、民主党のバカボン永田議員に決まっているじゃないか。

「どうしたの一郎ちゃん?学校に行く時間ですよ」
「ママ~、今日は蛙の解剖があるから入院したい」
なんて言うことが通用すると思っているの!

「あなた。出勤の時間よ」
「びわ子、タンザニアに行きたくないから入院したい」
なんてことも通用すると思っているのか!

「...課長、今日から会社休みます」
「東海林君、あのことは内緒だ。黙っているから忘れろ...いいな」
「でも休みます。顔合わせられないから入院します」
「入院.............まさか、キミ、淋病?」
なんてことがホントに起こると思っているのか!

でも、偽のメールをろくすっぱ確認もせずに「あんた、何してるのか分ってんのか」と言った本人が何してんのか分らなかったようでは情けない。
メールに疑問が出てきた時点できっちりと筋を通して謝罪し議員を辞めるとか、相手に対して男らしく仁義をきれば、これほどの問題にならなかった。
にもかかわらず永田議員は筋を通すかわりに「入院」した。

永田議員を辞めさせる辞めさせないと民主党内で退院した後の記者会見が終っても、まだゴタゴタ言ってるが、こんなガキ以下の男を政治家にした国民そのものに、入院する必要があるのではないかと思われるのだが、いかがだろう。

政治家の人相

2006年02月17日 22時12分26秒 | 政治
「あいつに『島(北方領土)を返せ。と言われたら、ヤクザにシマを返せ、と言われているような感じだな」
いしいひさいちの4コマ漫画でソ連のゴルバチョフ大統領(当時)が自民党幹事長(当時)小沢一郎について語ったセリフだ。

小沢一郎だけに関わらず、政治家というのはどうしてああも人相が悪いのか、よくわからない。

小沢一郎はその代表ではあるわけだが、たとえば現自民党幹事長の武部勤などはホリエモンの応援をしたことを恥ずかしげもなく「責任ありません」と宣う大アホウではあるが、容姿は往年の名アニメ「悟空の大冒険」に登場した猪八戒そっくりだ。
「も~も、桃が欲しいよ~」
と滝口順平の声で話してくれたら、多くの国民はきっと納得してくれることだろう。

一方民主党の鳩山由紀夫は悪人顔ではないが目が据わっているキモい人だ。
こういう死んだ魚の目をしたタイプの人を民間企業でも時々目にすることがあるが、言葉遣いは柔らかい一方発言内容にピントのずれていることが多く、係長課長クラス以上には見かけない部類に属している。
そういう人が「党の顔」の1つなのだから民主党のレベルが分ろうというものだ。

同じく悪人顔ではない菅直人タイプも民間企業で見かけるが、たいてい総務部庶務課の係長クラスで、細かいことはネチネチ述べるが人前に出て「折衝する」などという姿は似あわないし、できやしない。

ところで最近、悪人顔やマヌケ面が少なくなった変わりに「詐欺師面」の政治家が増えてきた。

兵庫県宝塚市の渡部完などは、その小さな見本だが、人相だけでいくと、実績はないが利権だけで政治家をやっている綿貫民輔や、何でも反対の土井たか子のような亀井静香もこの部類人相だ。
紳士面して敵国スパイに内通していた橋本龍太郎。
私服を肥やすために外務省を恫喝していた鈴木宗男。
などなど、多彩である。

ところで、昨日開港した神戸空港に祝辞を述べた神戸市長の矢田立郎。
この人なんか「どうして選挙に通っちゃったんだ」てな人相をしているが、神戸市民は回収不能な3000億円もの無駄遣いを「嬉しく思う」ような男をどうして当選させたのか。

顔見りゃわかると思うのだが。

まったくもって謎である。

※ブログだから良いが、なんかメジャーな出版物だと訴えられそうなないようだな、今日は。(仕事に疲れ、ちょっと酔ってますけど)

談合 made in 防衛庁

2006年01月31日 20時58分56秒 | 政治
市ケ谷にあるSという企業は社員数20名にも満たない中小企業だが、この企業の業績は驚くほどよい。
特別な商品アイテムを扱っているわけでも無く、特別な技術力を有しているわけでも無い。

ただ他社にはない「特別なコネクション」がこの小さな会社の特別な業績を支えているのだ。

報道で一斉に採上げられた防衛施設局の官製談合事件。
正直言って「なにを今さら」という感想だ。
防衛施設局が防衛庁OBが勤務する会社に優先的に調達情報をリークさせ、かつ優先的に受注させていたことなど噂や体験で誰でも知っていたことだ。
新聞やテレビも既成の事実と知っていながら今まで伝えることがなかったのは、自分たちもまたそういう談合常習者の仲間だからだろう。

先のS社は、その少ない社員のほとんどが防衛庁OBで占められている。
OBたちによるOBによるOBのための会社なのだ。
彼らの仕事は自分たちの後輩や元同僚を中心にした「垂れ込み屋」から情報を収集し、それを業者に売ることである。
売る、といっても情報を入手して直接的に金銭を受領するのではもちろんない。
情報を提供してやった企業を動かし仕様を固めさせ、いざ入札と言う段になると中抜きをするのだ。
だから応札権さえ持っていれば大丈夫。
中身や業者間の調整(これも談合だな)は業者に任せ、自分たちは待機する。
つまり何もしない。
当然のことながら「予定価格」「予算」などといった情報は普段使っている諜報網を駆使して入手しているので苦労はない。
いや、苦労はないといえばウソになるか。
居酒屋での飲食や政治家のパーティ券購入などで気苦労があるかもしれない。

で落札後は業者の上前をはねて一件落着。

経費を使って動き回るのは業者だからこれほど効率のよい営業はない。
事務所がなぜ市ケ谷に置かれているのかという理由は今さら書く必要もないだろう。

何故私が、このS社についての「噂」を知っているかというと、防衛庁絡みの仕事で間接的な邪魔をされたことがあるからだ。(たぶん)
多かれ少なかれ防衛庁と取引のある会社は同庁OBを再雇用しており、そのコネクションを利用している。
これは旧軍以来の悪しき伝統でもあると聞いているが本当か。

気の毒なのは真面目に国家防衛任務や国際平和維持活動に従事している自衛隊員たちだ。
無知で破廉恥な現場を知らない文官エリートのために名誉を傷つけられる彼らが不敏だ。
結局これも自分さえ良ければという愛国心の欠如した公務員のなせるワザか。
ともかく入札にまつわる談合が限りなく繰り返されるのであれば、入札システムそのものを変えてしまえばいいものを、役人はそういうことも考える力がないのか。

まあ、考えなくても、適当にやっていればS社がやがて拾ってくれるから大丈夫ということだろう。

中国は脅威ではない、は脅威だ

2005年12月20日 21時31分51秒 | 政治
民主党の有名人(有力者ではない)鳩山由紀夫が昨日メディアに語った。
「中国は、脅威ではない」
自分の所属する民主党の前原代表が先日演説した「中国は脅威だ」論をうけての発言で、要は民主党内にはびこる旧社会党員の皆さんの機嫌取りではあったのだ。
しかし正常な神経の持ち主であれば、今どき中学生でも「中国は脅威ではない」と語ることはないだろう。
むしろ鳩山の「中国は脅威ではない」発言こそ、日本国にとっては非常に「脅威」だ。

果たして、
武装した潜水艦に我が国の領海を不法に侵害させて調査活動をさせている国が脅威でないのか。
排他的経済圏内に軍用機を跳ばしてくる国が脅威ではないのか。
日本の玄関先「台湾」をいつも武力で恫喝している国が脅威ではないのか。
国民選挙も行ったことがない人治国家が脅威ではないのか。
同じ大陸棚を持ちながら、うちの領域だからと同意も得ずに資源掘削に励む国が脅威ではないのか。
貸した金を返しもせずに「ちゃらにせよ」と威張る国家が脅威ではないのか。
鳩山由紀夫の考え方がわからない。

もしかすると、鳩山由紀夫は包丁を持って家の床下を賊が徘徊しても脅威だとは感じないのか。
隣の家が自分の敷地に覆いかぶさるような張り出し二階を作っても脅威ではないのか。
自分の家の水道管から隣家に水道を盗まれても脅威ではないのか。
貸した金を返してもらえず、おまけに「もらってやってるんだ!」と恫喝されても脅威ではないのか。

「最近の政治家は一般世間を知らないのが問題だ」という言葉を度々耳にするが、それ以前のものがあるような気がするのだが、いかがだろう。


※今日は忘年会で酔っぱらっているので短くまとめてみました

ヘンなヤツらから皆で沖縄を守ろう

2005年11月04日 15時25分03秒 | 政治
「沖縄は植民地だ」
というような妙な発言をするケッタイな市民活動家の記事を、これまたケッタイな毎日新聞が掲載した。

沖縄での米軍基地移設問題に関する政府の対応を批判した内容の記事だったが「沖縄は植民地か」というような、常軌を逸した発言を採上げるところは、さすが朝日新聞とポリシーを同じくする毎日新聞だと思った。
沖縄タイムスのような地域限定のミニコミのような超サヨク新聞が書くのであれば理解できるが、毎日新聞は全国紙なのだ。
全国紙の紙面を使いケッタイな記事とは、今後はご遠慮いただきたいとつとに思うのであった。

ところで沖縄の米軍基地問題については、私も関心を持っている。
関心は持っているが「沖縄は植民地か」というような、感情先走りで理論もクソもないようなサヨクの小言には賛同しかねる。
というのも、「米軍基地がどこか他のところへ行ったら、『平和が来る』『沖縄の戦後が終る』」と短絡的に考えることほど沖縄を不幸のどん底に陥れる考え方はない」と思っているからだ。

「沖縄は、なんでも自分でしなければなりませんから」
と、那覇市にある得意先の営業マンは話してくれた。
沖縄は本土(本州、四国、九州、北海道の4つの島)から離れているので、商品についてのちょっとしたサービスやメンテナンスは自分たちの手で行わなければならないという。
ちょっとの仕事ではなかなか東京や大阪から担当者が来てくれないからだ。
私は沖縄のお客さんが孤独感を味わってはならないと考え、少しまとまった注文をもらったときは率先して沖縄を訪問するように心がけている。
「どうしても県庁への説明に同行して欲しいというものですから」と言うふうに上司には説明し、沖縄へ飛ぶのである。
決して、青い海、青い空、白い砂浜、マリンスポーツ、オリオンビールを楽しむために行くのではない。

沖縄は本土からのサポートが受けにくいだけでなく、仕事も少ない。
沖縄県の失業率は8%近くあり、ダントツの全国第一位。
約5万人の沖縄県民が失業中なのだ。
「六千円から七千円も出したら学生アルバイトは集まるよ」
とも教えてもらった。
大阪東京のラーメン屋のアルバイトの日給が九千円からだから、いかに沖縄が経済的に不利なのかがわかる。
これでは「沖縄は植民地か」と言いたくなる気持ちもわからなくもない(コラコラ、同調してどうないすんねん)が、基地関連ビジネスがどれほど重要かわかっているにも関わらず、「米軍基地、出て行け!」と叫ぶのだ。
米軍基地が出て行ったら、数万、いや数十万の失業者が出現するのかわかったものではない。
しかも、米軍基地問題は、そんな労働関連だけの単純な問題だけではない。
安全保障問題、国際問題、経済問題、とどのつまりは憲法問題とも深く関わってくるのだ。

サヨク活動家がおっしゃるように米軍がもし出て行ったら平和になるかといえばそういうことはまったくない。
むしろ地理的に中国に近い沖縄は台湾とひっくるめて侵略される恐れが十分にある。
もし米軍に出て行っていただくと、自力で沖縄のみならず全ての国土を守ることができないのが、我が国の哀しいところだ。
つまり現憲法下では自衛隊は世界トップクラスの防衛力を持ちながら「お飾りの状態」なので、人民解放軍が海を渡ってきて「日帝から沖縄を解放する」と称し、チベットと同じように県民を皆殺しにしても沖縄県を助けることができない。
東シナ海、尖閣諸島などで侵略活動が顕著な中国のこと。
日本のサヨクを焚きつけて、日本がアメリカと仲たがいするチャンスを待っているのだ。

米軍基地が沖縄の一等地を占拠している現実には、実際にその目で見てみなければわからない腹立たしさがある。
沖縄県民ならばなおさらだろう。
米兵は我が自衛隊員と比べるとレベルが低いのか、県民を巻き込んだ暴力や殺人など不快な事件が絶えない。
しかし、問題は単に米軍基地を移設すればいいものではない。
米軍基地問題は東アジアの防衛問題に繋がり、中国問題と日米関係に繋がり、そして経済問題に繋がり、憲法問題へと繋がっているのだ。

ただ単に、「基地反対」を唱えるサヨクの人たちはサヨクの聖地「中国」に吸収されたいから「植民地発言」をなさるのか。

日本国民は二度と沖縄を見捨ててはならないのだ。
また見捨てるはずもない。
真剣に考えて、今こそヘンなヤツらから国民みんなで沖縄を守ろう!

自衛隊の新名称

2005年10月30日 17時41分58秒 | 政治
今を時めく小泉自民党が新憲法草案を発表した。
それによると、現行憲法第九条の一部を改正し「陸海空のその他の戦力を保持しない」という項目を削除するらしい。
ただし中途半端なことに「.....武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを抛棄する」という妙竹林な条項はそのまま温存するというのだから、小泉首相の発言のように多分に玉虫色の草案だ。

それで現行九条の「武力を保持しない」項目に代わる新憲法草案の項目が「自衛軍」の創設である。

言うまでもなく、自衛軍は自衛隊の新名称案で、任務は大きくわけて3つある。

ひとーつ!
「国際社会の平和と安全の確保」(PKO対策かな?)
ふたーつ!
「緊急事態における公の秩序の維持」(テロや自然災害対策かな?)
みっつー!
「国民の生命と自由を守る」(おっ!やっと目覚めたか。横田めぐみさん等には遅すぎたけど)

桃太郎侍ではないが、そういうことである。
至極もっともなことが、1945年の8月以来、これらの国家主権を60年間も真当に主張できなかったことが異常であり、なんで今さら、というような字句なのだ。
しかし、先述したように「国際紛争の解決に武力を抛棄」しているのだから、もし悪の赤旗チームが沖縄と対馬と福岡ドームに襲いかかってきても、白旗(縁起悪いの)チームの日本は赤旗チームもとりあえず「国家」なので、国際紛争の解決に武力を使えないというルールがあり動けない。
したがって第2条に謳っている国際社会の平和と安全の確保もできなければ、公の秩序維持もできやしない。国民の生命と自由なんて、なおさら守れないのだ。

今の政治家さんは、現実に見えるものよりも言葉遊びのほうがお好きと見える。
国際紛争の解決に武力を抛棄して、どうして国民の生命と自由を守るつもりなのか。
言葉遊びが好きなら、どうして「笑点」に出演しないのか。
司会、三遊亭準一郎。回答者、桂晋三、林家太郎、桂信孝、三遊亭康夫。座布団はこびは、やっぱり杉村太蔵。
で、言葉遊びが好きだから、自衛隊に与えるつもりの新名称が「自衛軍」。
自衛隊とどこがちがうのか私はアホなのでよくわからない。
が、「隊」と「軍」ではもちろん意味が違うから文字の持つ「イメージ」が異なると思っているのだろう。
つまり例えは悪いが「乞食」を「ホームレス」と呼んで意味をぼかしているのと同じなんだ。
言い訳するための「言葉遊び」か、それとも中韓に対して単に中途半端に媚びているだけなのか、わからない。
わかっているのは、この草案を作成した自民党の皆さんが「かなりヘンな感覚の持ち主」ということだ。

我が国は主権国家なのだから遠慮などせず、どうして堂々と日本国陸海空軍としないのか。
言葉遊びがお好きなら、いっそのこと自衛隊の新名称は「地球防衛軍」とか「国際救助隊」にでもしては如何だろうか。
そうすれば、
「軍備を再編した日本には軍国主義と帝国主義が蔓延している」と赤旗チームにケチをつけられ時、
「いいえ、ゴジラの上陸に備えてるんです」と答えればそれで済む。

(おことわり:自民党を茶化してバカにしてますが、基本的に私はプチ自民党支持者です)