25日(木)。わが家に来てから今日で2783日目を迎え、アメリカのトランプ前大統領は、FBIが邸宅から押収した文書について取り扱いを監視する第三者を指名するよう裁判所に申し立てた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
2年後の大統領選に立候補するためなら何でもする トランプの悪あがきが見え見え
昨日、夕食に「親子丼」を作りました 2人分作りましたが、栗原はるみ先生のレシピでは一人分ずつ作るようになっていたので指示通りにしました。とても美味しく出来ました
昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで「第37回芸劇ブランチコンサート シューベルトの歌曲とトリオ」を聴きました プログラムはシューベルト①鱒、②菩提譜、③セレナーデ、④御者クロノスへ、⑤ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D898です
演奏は①~④のバリトン独唱=加来徹、⑤のヴァイオリン=藤江扶紀、チェロ=岡本郁也、①~⑤のピアノ=清水和音です
相変わらず1階席を中心に満席状態です。1時間弱のコンサートで2,400円のチケット代は魅力です
プログラム前半はシューベルトの歌曲です バリトン独唱の加来徹は東京藝大修士課程を首席で修了、二期会オペラ研修所を総代で修了
現在、バッハ・コレギウム・ジャパンの常連ソリストとして歌っているほか、オペラでも活躍しています
1曲目の「鱒」はフランツ・シューベルト(1797ー1828)が20歳の1817年に作曲しました この曲はピアノ五重奏曲「鱒」のテーマとして有名です
2曲目の「菩提樹」はシューベルトが30歳の1827年に作曲しました
3曲目の「セレナーデ」は最晩年(31歳!)の1828年に作曲した歌曲集「白鳥の歌」全14曲中の第4曲です
4曲目の「御者クロノスへ」は19歳の1816年に作曲しました ギリシャ神話の時の神クロノスを御者に見立てて、人生を馬車旅行に例えた詞に付された曲です
加来は「鱒」を軽妙に、「菩提樹」を憂鬱気に、「セレナーデ」をロマンティックに、「御者クロノスへ」をドラマティクックに、見事に歌い分け、満場の拍手を浴びました
プログラム後半はシューベルト「ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D898」です この曲は1827年もしくは1828年に作曲された作品です
自筆譜が消失してしまった関係で作曲年が確定できないのです
いずれにしても、シューベルトは1828年に31歳10か月で死去しているので晩年の作品には違いありません
第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「アンダンテ・ウン・ポーコ・モッソ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ」、第4楽章「ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります
ヴァイオリンの藤江扶紀は第80回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位など入賞多数 現在、フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のコ・コンサートマスターを務めています
チェロの岡本郁也は2017年のエリザベート王妃国際音楽コンクール第2位、2011年第80回日本音楽コンクール第1位
ミュンヘン音楽大学を首席で卒業し、現在同大学院室内楽科に在籍しています
曲間のトークによると、この作品のチェロの演奏は相当難しいようで、チェリストはやりたがらないそうです しかし、この日の岡本郁也の演奏は素晴らしかった
表現力が非常に豊かで、音楽に深みがあります
彼の演奏に藤江扶紀の美しいヴァイオリンが被さるアンサンブルがまた素晴らしい
とくに第2楽章のアンダンテはこの曲の白眉でした。良く歌うチェロです
シューベルトの曲を聴いている時 いつも思うのは、同じメロディーの繰り返しが多く、「またかよ」と思うことがままあるのですが、この日の演奏はそんなことが全く感じられず、全曲を通して新鮮な気持ちで聴くことが出来ました
1階M列12番の席ともこの日でお別れです 通路側のとても聴きやすい席でした
次回以降のブランチコンサート(10月・12月・2月)は以下の通りです
帰りがけにロビーの特設前売り券コーナーで、「名曲リサイタル・サロン」の11月・1月・3月のチケットを取りました このうち一番楽しみなのは、来年3月の小林沙羅さんのソプラノ・リサイタルです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます