人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」第2日目②ケフェレックの「ヘンデルとスカルラッティ」、スラドコフスキー指揮タタルスタン国立交響楽団のマーラー「交響曲第1番」を聴く

2019年05月05日 00時48分18秒 | 日記

5日(日・祝)その2.よい子は「その1」も見てね モコタロはそちらに出演しています

 

         

 

昨日、午後4時30分から東京国際フォーラムのホールD7で公演番号255「ヘンデルとスカルラッティ」を聴きました プログラムは①ヘンデル「調子の良い鍛冶屋ホ長調」、②スカルラッティ「ソナタ ホ長調K.531 」、「ソナタ ロ短調K.27」、「ソナタ ニ長調K.145」、「ソナタニ短調K.32」、③ヘンデル(ケンプ編)「メヌエット」、④同「シャコンヌ」です。ピアノ独奏はアンヌ・ケフェレックです

 

     

 

自席はF20番、最右端です

アンヌ・ケフェレックが登場、マイクを前に、このコンサートでヘンデルとスカルラッティを取り上げた理由を英語で話しました 大雑把に要約すると、「ヘンデルとスカルラッティとバッハは同じ1685年の生まれだが、ヘンデルとスカルラッティは親密な関係にあった ヘンデルはオペラ修行のためにイタリアにきたが、現地に滞在中、パトロンの一人の屋敷でスカルラッティに出会った。当時ヘンデルはイギリスでオルガン奏者のナンバー1で、一方のスカルラッティはイタリアでハープシコード奏者のナンバー1だった そこで、パトロンは二人に鍵盤楽器の演奏の競争をさせた そんなこともあり、二人はいっしょにイタリア中を巡り演奏したという」というようなことです

ケフェレックは眼鏡を着用し、ヘンデル「調子の良い鍛冶屋 ホ長調(ハープシコード組曲第5番から)」、スカルラッティ「ソナタ ホ長調K.531 」、同「ソナタ ロ短調K.27」、同「ソナタ ニ長調K.145」、同「ソナタニ短調K.32」、ヘンデル(ケンプ編)「メヌエット(ハープシコード組曲第1番から)」、同「シャコンヌ(ハープシコード組曲第2番から)」を続けて演奏しました

個人的には、ヘンデルが素晴らしかったと思います とくにCDにも収録されている「メヌエット」は何回聴いても静かな感動を覚えます 最後のシャコンヌは渾身の演奏でした


     

     

 

次いで、午後7時10分からホールAで公演番号215「魂の旅の軌跡」を聴きました プログラムはマーラー「交響曲第1番ニ長調”巨人”」です 演奏はアレクサンドル・スラドコフスキー指揮タタルスタン国立交響楽団です

自席は1階23列47番、センターブロック右通路側です 5000人収容のホールAでは、これまで前から2~4列目の席でしたが、マーラーの交響曲はオケの全体像を目で把握しながら音を聴きたいので、23列目を選びました

 

     

 

マーラー「交響曲第1番ニ長調”巨人”」はグスタフ・マーラー(1860-1911)が1884年から1888年にかけて5楽章から成る交響詩として作曲しましたが、その後、「花の章」を取り除く4楽章の交響曲として1896年に完成しました 第1楽章「ゆっくりと、引きずるように、自然音のように」、第2楽章「力強い動きをもって、しかし速すぎず」、第3楽章「厳粛に悠然と、ひきずらずに」、第4楽章「嵐のように速く」の4楽章から成ります

春日野部屋のスラドコフスキー親方は比較的ゆったりとしたテンポで進めます 極めて大陸的な悠然たる演奏です。私は彼の指揮を見て、ロシアの巨匠、われらが愛すべきエフゲニー・スベトラーノフの演奏を思い出しました 第2楽章、第4楽章ではホルンにベルアップ奏法を求めました また、第4楽章フィナーレではホルン8人に立奏を求めました 全体的には重心の低いオーケストラですが、管楽器も弦楽器も打楽器も個々の演奏レヴェルは高いと思います

かくして、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の第2日目は過ぎ去っていきました

 

     

      ガラス棟の通路のベンチ近くでおこぼれを期待するスズメのチュン太です

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