29日(水)。トランプ大統領が来日中に、ツイッターで日米貿易交渉について「多くの成果は7月の選挙後まで待つ」と投稿した際に、「選挙」を「elections」と複数形で表記したことから、野党の間に「衆参同日選を意味しているのではないか」との憶測が流れています 日本語では曖昧なことが、英語に訳すと明確になることがしばしばありますが、トランプ氏との”密談”で 安倍首相もそこまでは読めなかったでしょう
複数形と言うより複雑系と言った方が良いかも知れません
ということで、わが家に来てから今日で1699日目を迎え、メキシコ市から成田空港に向かっていた飛行機内で日本人男性が死亡し、体内からコカインのカプセル246個が見つかったが、メキシコ司法当局は男性が密輸しようとした疑いがあると見ている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
カプセルが壊れて胃や腸に流出したらしいけど なぜキャベジン飲まなかった?
昨日、夕食に「サバの塩焼き」「タコの山掛け」「生野菜サラダ」「具だくさん味噌汁」を作りました たまには魚も食べないとね
具だくさん味噌汁には人参、ジャガイモ、シメジ、玉ねぎ、ナスが入っています
野菜を簡単にたくさん取るにはこれが一番かも
昨日、神楽坂のギンレイホールで「マチルド、翼を広げ」と「ジュリアン」の2本立てを観ました
「マチルド、翼を広げ」はノエミ・シヴォウスキー監督・脚本・出演による2017年フランス映画(95分)です
9歳の少女マチルドは、情緒不安定な母親の突飛な行動に振り回され、学校では友だちができず孤独な毎日を送っていた ある日、母親が小さなフクロウを連れてきた。驚いたことにフクロウはマチルドに話しかけてきた
彼女がピンチに陥ると適切なアドヴァイスを与えてくれて救ってくれる。フクロウと楽しい時間を過ごすマチルドだったが、やがて母親が騒動を起こす
マチルドはそんな母親でも大切に思う気持ちは変わらない
マチルドを演じたのはこの作品がデビュー作となるリュス・ロドリゲスですが、どっちが母親か分からないようなしっかり者の小学生を演じていてチャーミングです 一方、どこか間の抜けた母親を演じているのはノエミ・ルポフスキー監督自身ですが、この人もチャーミングです
それにもう一人(?)の主人公フクロウがとてもチャーミングです
マチルドの腕に飛び移ったり、母親の頭の動きに合わせて頭を上下左右に動かしたり、颯爽と滑空したり、”主演動物賞”ものです
マチルドが授業で骸骨の模型に興味を抱き、半分生きていると思い込んで、どうすべきかフクロウに相談すると「学校の物置から救い出して埋葬すべきだ」と言われ、森の中に埋葬するシーンは印象的です
骸骨に服を着せ、指環まではめて身体を布に包み、スコップで穴を掘って埋葬します
このシーンは 母親だけでなくマチルドもどこかおかしいのではないか、そもそも「埋葬すべきだ」とアドヴァイスしたフクロウがおかしいのではないか、と思ってしまいます
しかし、この映画はそのように観るべき作品ではないでしょう
どんなに迷惑を被っても母親を最後まで見捨てない、娘マチルドの覚悟と心情を描いた映画だと言うべきでしょう
「ジュリアン」はグザヴィエ・ルグラン監督による2017年フランス映画(93分)です
離婚したプレッソン夫妻は11歳になる息子のジュリアン(トーマス・ジオリア)の親権をめぐって争っていた ミリアム(レア・ドリュッケール)は夫のアントワーヌ)(ドゥ二・メノ―シェ)に子どもを近づけたくなかったが、裁判所はアントワーヌに隔週の週末ごとにジュリアンとの面会の権利を与える
アントワーヌはジュリアンに、共同親権を盾にミリアムの連絡先を聞き出そうとするが、ジュリアンは母を守るため必死で嘘をつき続けていた
アントワーヌの不満は次第に蓄積されていき、やがてジュリアンの嘘を見破り、一家がアントワーヌに内緒で引っ越ししたことを知り、引っ越し先に乗り込む
予想外の結末に驚きを禁じ得ません というのは、最初から最後まで夫アントワーヌが暴力的で自分本位な男として描かれ、どんでん返しがないまま終わってしまうからです
映画の終盤で、アントワーヌがミリアムに「俺は変わったんだ」と訴えるシーンがあります。このセリフから、アントワーヌは過去に問題(家庭内暴力など)を引き起こしていたと推測できます
この後に続くセリフは「だから、一緒にもう一度やり直そう」だと思いますが、ミリアムは彼の言葉を無視します
「口先だけなら何とでも言える」ということでしょう
ここから、アントワーヌは昔のアントワーヌに戻ってしまい、銃を持って新しい住居に乗り込む事態に陥ります
そういう観点からみると 救いようのない 不満の残る作品ですが、離婚した夫婦の間に挟まれて悩む子供の立場からみれば、「もっと子供本位で考えてほしい」ということになるでしょう 上の写真にあるジュリアンの悲し気な顔が、そう訴えています。そういう意味では、考えさせられる映画です
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