人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

上野通明 ✕ 實川風でラフマニノフ「チェロ・ソナタ」、シューマン「幻想小曲集」他を聴く ~ 芸劇ブランチ「第22回 名曲リサイタル・サロン」 / 日テレ「リバーサルオーケストラ」第3回を観る

2023年01月26日 07時08分55秒 | 日記

26日(木)。昨日、22時から日テレで「リバーサルオーケストラ」第3回目を観ました ストーリーは次の通りです

初音(門脇麦)は蒼(坂東龍汰)を下宿人として家に招き、妹の奏奈(恒松祐里)と3人で同居生活を始める 児玉交響楽団(玉響)が演奏する中学校の吹奏楽発表会の本番が近づくが、初音は勤務先の市役所の職員たちに自分がヴァイオリニストであることをなかなか言い出せないでいた 10年ぶりの舞台を控え、本番の舞台に立てるのか自信が持てないのだった そんな中、ティンパニ奏者の木之崎(篠崎史門)が突然オーケストラを辞めてしまう 本番まであと4日だというのに、大黒柱がいなくなり玉響は危機に陥る

 

     

 

第3回のストーリーの中で流れていたのはオープニング・テーマのチャイコフスキー「交響曲第5番」第4楽章をはじめ、玉響が本番で演奏するエルガー「威風堂々 第1番」を中心に、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章、ブラームス「交響曲第1番」第4楽章などでした

今回は、オーケストラの楽器配置とか、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの役割の違いとか、コンサートマスターの役割とか、基本的な知識も解説していました

一方、この番組で気になるのは、あまりにもコマーシャルが多過ぎるということです よく解釈すればそれだけ多くのスポンサーがコマーシャルを出したい思う魅力的な番組だと言えるかもしれませんが、あまりにも多すぎると逆効果になりかねません 番組制作関係者には一考をお願いしたいと思います

ということで、わが家に来てから今日で2936日目を迎え、岸田首相は少子化対策を巡って4日に行った記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と述べていたが、23日の施政方針演説では「次元の異なる少子化対策を実施したい」と述べたことに関し、25日の衆院代表質問で野党側が「『異次元の少子化対策』を『次元の異なる少子化対策』に言い換えたのはなぜか」と質問したのに対し、首相は「違いはない」と答えた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     異次元の内閣低支持率から脱却するにゃ 次元の異なる対策をやるっきゃないってか

 

         

 

昨日、夕食に大学時代の友人S君が送ってくれた「鯵を塩焼き」にして、「マグロの山掛け」「生野菜サラダ」「豚汁」と一緒にいただきました 鯵は脂が乗ってとても美味しかったです

 

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「第22回  名曲リサイタル・サロン」を聴きました プログラムは①バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007」より「プレリュード」、②シューマン「幻想小曲集 作品73」、③ラフマニノフ「チェロ・ソナタ  ト短調 作品19」です    演奏はチェロ=上野通明、②③のピアノ=實川風です

上野通明は2021年のジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞 現在、ベルギーのエリザベート王妃音楽院でゲーリー・ホフマンに師事しています 一方、實川風(じつかわ・かおる)はロン・ティボー・クレスパン国際コンクール第3位(1位なし)・最優秀リサイタル賞・最優秀新曲演奏賞を受賞しています

 

     

 

1曲目はJ/S.バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007」より「プレリュード」です この曲はヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)が1720年頃に作曲した「6つの無伴奏チェロ組曲」の最初の組曲の第1曲(前奏曲)です 上野は思入れたっぷり 表情豊かに演奏し、たったの5分で聴衆の心を掴みました

2番目はシューマン「幻想小曲集 作品73」です この曲はロベルト・シューマン(1810-1856)がドレスデンのクラリネット奏者コッテのために作曲したと言われています 出版時にヴァイオリンやチェロのための編曲譜も一緒に出版されたため、演奏される機会が増えました

上野のチェロ、實川のピアノにより演奏が開始されます 第1曲ではチェロが静かに奏でられ、第2曲で明るみが差し、第3曲で情熱的な演奏が展開します 上野の演奏はもちろんのこと、實川のピアノがすごく良いと思いました

 

     

 

最後の曲はラフマニノフ「チェロ・ソナタ  ト短調 作品19」です この曲はセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)が1901年に作曲、同年モスクワで初演されました

2人の演奏で第1楽章が開始されますが、上野のチェロは特に高音部のビブラートがとても美しい 第2楽章冒頭のスケルツォを聴いて、シューベルト「魔王」を思い起こしました 第3楽章はこの曲の白眉でした 上野の叙情的なチェロに心震えます ロマンティシズムの極致をいく演奏とはこういう演奏を言うのでしょう 實川のピアノもぴったり寄り添います 第4楽章は活気に満ちた演奏が繰り広げられました

満場の拍手に2人は、グラズノフの小品を詩情豊かに演奏し、再び大きな拍手を浴びました

ラフマニノフの素晴らしさ、チェロの音色の美しさを再認識させてくれたコンサートでした

帰りがけに、ホール入口の臨時チケット売場で5月(福間洸太朗)、7月(酒井有彩)、9月(新倉瞳)の各公演のチケットを買い求めました

 

     

     


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バルディミール・ヨハンソン... | トップ | トゥガン・ソヒエフ ✕ アミハ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事