人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「地域の響き~地方オケのいま」連載始まる=第1回「山形交響楽団」~朝日夕刊 / ファティ・アキン監督「50年後のボクたちは」を観る~リチャード・クレイダーマン「渚のアデリーヌ」が流れる~早稲田松竹

2018年01月16日 08時20分11秒 | 日記

16日(火)。わが家に来てから今日で1203日目を迎え、犬や猫のくしゃみや鼻水などからうつる感染症に 福岡県の60代女性が感染し死亡していたことが分かった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      ボクは犬や猫じゃないからな   逆に ご主人から野球観戦症がうつされたみたいだ

 

          

 

昨日、夕食に「ハッシュドビーフ」と「生野菜とサーモンのサラダ」を作りました 寒い日はハッシュドビーフやシチューのような温かい料理が食べたくなります  サラダはいつもレタスをベースにしていますが 現在 高すぎ山なので比較的安いサニーレタスを使っています  もちろん飲み物は赤ワインです

 

     

 

                     

 

昨日から朝日夕刊で「地域の響き」の連載が始まりました 第1回目は「山形交響楽団」です。超訳すると

「山響の編成は50人弱と こぶりだが、14年にわたり率いる飯盛範親音楽監督のもと、古楽器や古楽の奏法も採り入れてモーツアルトに取り組み、劇的に水準を向上させた どの楽団とも違う『オンリーワン』の音色がある 2012年度に、年間4億5千万円の予算に対し収支が4千万円の赤字に転落した 13年度から15年度にかけては楽団員のボーナスの一部、その後全額カットするなど経費節減に努めた 15年5月 関西フィルの経営を立て直した手腕を見込まれ西浜秀樹氏が専務理事に就任した 定期演奏会を増収手段として位置づけ、16年度は切符が売り切れるベートーヴェンの全交響曲演奏を掲げ8回16公演とした。経営陣がきめ細かく現状を説明し楽団員が自由に意見を言える楽員総会を新設、風通しを良くした それらの結果、赤字は16年度に解消、同年度の定期演奏会入場者数は、創設以来初めて1万人を超えた それでも、楽団員の待遇を危機以前の水準に戻すには、収入が年間3千万円足りない 学校公演は1校ずつ巡回する従来の方式では日数も経費もかさむため、複数校にホールで聴いてもらう形に変えたいと 学校や自治体に呼び掛けている

記事の中で「古楽器や古楽の方法も採り入れてモーツアルトに取り組み~」とあるのは、飯森範親指揮山形交響楽団によるモーツアルト交響曲全集(CD13枚組)のことも含まれています。地方オケの取り組みとしては意欲的ですね 確か山響は「さくらんぼコンサート」というのをやっていますね。機会があれば聴いてみたいと思います

 

          

 

昨日、早稲田松竹で「50年後の僕たちは」を観ました これはファティ・アキン監督による2016年ドイツ映画(93分)です。原作は、ドイツ国内で220万部以上を売り上げ、26か国で翻訳されている大ベストセラー小説「14歳、ぼくらの疾走」です

マイクは同級生から変人扱いされている14歳の中学生 母親はアル中で、父親は若い恋人と浮気の最中という最悪の環境にある ある日チックという風変わりな転校生がロシアからやってくる。二人はクラスの中で浮いた存在で、クラスメイトの憧れの彼女からの誕生パーティーへの招待状も二人にだけは来ない そんな外れ者同士の二人はある出来事から仲良くなる。夏休みが来て、二人は無断で借用したオンボロのディーゼル車で南へと向かう。チックの運転だがもちろん無免許だ 途中でイザという女性と知り合い3人道連れのトリップに。旅先で様々な人々と出会い、パトカーにも追いかけられ、マイクにとって一生忘れられない旅となる

 

     

 

怖いもの知らずの14歳の少年たちのひと夏の冒険が楽しく描かれています マイクがカーステレオに入れたカセットテープからは、リチャード・クレイダーマンの往年の名曲「渚のアデリーヌ」が流れてきます 「君たち、ロックじゃないの?」とツッコミを入れたくなります ところで、クラスのいじめっ子グループが二人の前に立ちはだかった時、チックはそのリーダー格の生徒に近寄り耳元で何か囁きます するとリーダーの顔が真っ青になり、それ以降 彼らは二人に近寄らないようになります。多分「おれの親父はロシアン・マフィアの首領なんだ。俺たちに危害を加えるようなことがあれば、お前なんかドラム缶にコンクリート詰めして海の底だからな」とでも囁いたのでしょう。このシーンを観て、昨年読んだ伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」を思い出しました この作品では、嫌みな男性客にいちゃもんを付けられている若い女性店員を救うため、青年がその客のところに行って「実はこの人は地元のヤクザの親分の娘さんなんです。何があっても知りませんよ」というような嘘を言うのです。男性客はすごすごと引き上げていくのですが、このセリフは使えるな、と思ったことを思い出しました

日本語のタイトル「50年後のボクたちは」(原題:チック)の「50年後」の意味は、3人が「50年後に同じ場所で再会しよう」と約束するところからきています その時 3人はそれぞれどんな人生を送っているのでしょうか

 

     

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