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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「文化を支える 心の栄養絶やさぬため」 ~ 政府は文化活動に対する支援を!:朝日の社説から / 「ミニシアター ~ ネットに活路」 ~ クラウドファンディングの試みも:日経の記事から

2020年04月29日 07時20分42秒 | 日記

29日(水)。NHKの林田理沙アナはこの連休中にワーグナー「ニーベルングの指環」四部作(全15時間)を観る予定だそうです 私は毎日、朝から晩まで音楽を聴きながら読書に勤しんでいますが、ここ数日はBGMにルーマニアのピアニスト、クララ・ハスキルの17枚組CDを片っ端からかけています ハスキル得意のモーツアルトを中心にベートーヴェンやシューベルトやシューマンなどが収録されていますが、中でも一番好きなのはモーツアルト「ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466」の演奏です このアルバムには、この曲だけで4種類のハスキルの演奏が収録されています バックを務めるのは①ベルンハルト・パウムガルトナー指揮ウイーン交響楽団、②イーゴリ・マルケヴィチ指揮コンセールラムルー管弦楽団、③フェレンツ・フリッチャイ指揮RIAS交響楽団、④ヘンリー・スヴォボダ指揮 Musikkollegium  Winterthur  です この中で私が一番好きなのは ②イーゴリ・マルケヴィチ指揮コンセールラムルー管弦楽団をバックに演奏したCDです デモーニッシュそのものの、 背筋が寒くなるほど感動的な演奏です

 

     

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2037日目を迎え、トランプ米大統領は27日の記者会見で、健康不安説が流れている北朝鮮の金正恩委員長について「彼がどういう状態にあるかは ちゃんと分かっている。あなたたち(記者団)も恐らくそう遠くないうちに分かることになるだろう」と述べた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     さすがは独裁者同士!  相手の動向は把握しているみたい  コロナ避けて地方か?

     

         

 

昨日、夕食に「ポトフ」を作りました お酒はやっぱりワインですね

 

     

 

         

 

昨日の朝日新聞朝刊に「文化を支える  心の栄養絶やさぬため」というタイトルの社説が載りました 超訳すると、

「安倍首相が他の業種に先がける形で、文化イベントの開催の自粛を要請して2か月になる 音楽や演劇などの公演の主催者、アーティストが順次これに応じ、ぴあ総研の推計では、この状態が5月末まで続けば15万本の公演が中止・延期となり、損失見込みは3,300億円に上る 映画も同様の苦境にあり、文化芸術の存立そのものが根底から脅かされている 中小企業者やフリーランスが多くを支えてきた世界だ。そうした担い手たちが離れていってしまえば、再興は容易でなく、次代の芽も育たない。その先に広がるのは荒涼とした風景だ ところが政府の対応はいかにも心もとない。目につくのは、購入者が払い戻しを求めなかったチケット代を、寄付扱いにできる税金の優遇措置くらいだ。直接の経済支援を行う欧米に比べ、見劣りは明らかだ 文化庁は、危機に直面する今だからこそ、知恵を絞り、各方面にも働きかけて、支援の実をあげる必要がある 文化芸術への寄付全般に優遇措置を広げる、官民による基金を整備するなど、検討すべきことはあるのではないか すでに民間では基金づくりの動きが出ている。行政はそうした活動を支える手立てを講じるべきだ。業界でも様々な試みが始まっている 作品や公演のネットを使った有料配信や、無料配信したうえで寄付を募る企画も増えてきている 新しいファンを開拓し、将来のビジネスに結びつく道を探ってもらいたい 新日本フィルの楽団員の自宅での演奏を合体させた動画は、100万回以上再生された 人々は音楽や映像に励まされて、苦々しい日々を乗り越えようとしている。この事実が文化の意義と大切さを物語る。どんな支え方ができるか、考え続けたい

政府だけに助成措置を求めるのでなく、民間も一緒になって危機的状況を脱するために「官民による基金」を整備するという考え方は十分説得力があると思います 是非、政府にも乗ってほしいと思います

 

         

 

一方、昨日の日経朝刊 企業面には、「ミニシアター  休業の賃料負担重く ~ ネットに活路」という記事が載りました 超訳すると、

「新型コロナウイルスの感染拡大で、経営が厳しくなる映画館など映画産業が対応を急いでいる 中小の映画館は作品のネット配信やクラウドファンディングを開始 大手映画配給は映画館とネットで同時期に公開した 同時公開は映画館を優先する業界の慣例を破ったとの指摘もあるが、長期化する恐れもある休業要請を乗り切るため知恵を絞る 都内に2つある映画館を営業休止したアップリンク(東京・渋谷)の浅井社長は、「劇場の年間売上高は約6億円だが、劇場の賃料約500万円などが重くのしかかる 政府は減収の中小企業に最大200万円、都は休業要請に応じた店舗に1店舗50万円、複数店舗なら100万円を支給するが、劇場の賃料、借入金の返済額には届かない」と語る。そこで始めたのがネット配信だった。映画など60作品以上を2980円で3か月は見放題にした 下高井戸シネマ(東京・世田谷)は3月にクラウドファンディングを始めた 出資額に応じて劇場招待券をつける。出資額は目標を超えた 全国興行生活衛生業組合連合会(東京・港)によると、映画館は全国に560カ所超ある。『休業が続けば、倒産する中小の映画館が出てくる』との見方もある

映画館も生き残りをかけた闘いを強いられていることがよく分かります

それでも私は思います。音楽はやはりコンサート会場で聴きたいし、映画は映画館で観たいと コンサートにしても映画にしても、少しでも早く新型コロナウイルスの影響から脱し、再開されるよう祈るばかりです

コメント (2)
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