17日(土)。わが家に来てから112日目を迎え、すでに頭打ち状態に陥っているモコタロです
どか雪が降ってきたみたいに 段ボール重いんですけど・・・
閑話休題
昨日の日経朝刊・文化欄にチェロ奏者・奈切敏郎氏が「熱演400回、レコードは続く~東京の名曲喫茶、月1回コンサート重ね」という題でエッセイを書いています 奈切氏は日本フィルで長年チェロ奏者を務め2007年に63歳の定年で退団、現在は弦楽四重奏団「東京ベートーヴェンカルテット」を主宰し、演奏しています
名切氏は東京・荻窪の「名曲喫茶ミニヨン」で1981年4月から「奈切カルテット」として演奏を続け(89年に「東京ベートーヴェンカルテット」と改名)、今月まで通算34年にわたり演奏してきたとのことで、今月26日の公演が第406回目となるそうです 同カルテットの現在のメンバーは、第1ヴァイオリンが元N響の武藤伸二氏、第2ヴァイオリンの平井幸子さんとヴィオラの中川裕美子さんは現役の日本フィル楽団員 名切氏は現在71歳とのことですが、未知の曲にも挑戦を続けているそうです。これからも頑張っていただきたいと思います 機会を見つけて「名曲喫茶ミニヨン」にも是非足を運びたいと思います
ところで、「名曲喫茶」と言えば、1970年代から80年代にかけてはまだまだ都内にも「名曲喫茶」がいくつも存在していました 私が行ったことがある店だけでも、銀座ソニー・ビル近くの「銀座らんぶる」、新宿歌舞伎町の「名曲らんぶる」「スカラ座」、高田馬場の「あらえびす」、中野の「喫茶クラシック」、渋谷の「名曲喫茶ライオン」、吉祥寺の「バロック」などがあります。「銀座らんぶる」は火事で焼け、歌舞伎町の「らんぶる」、高田馬場の「あらえびす」、中野の「クラシック」は、経営不振によってか、後継者不在によってか、家庭用オーディオ機器の普及や高音質レコード・CDの登場によってか、いつの間にか姿を消してしまいました
数年前、「名曲喫茶」関連本を読んでいたら中野の「クラシック」が高円寺で「ルネッサンス」という名前で引き継がれていることを知り、訪ねたことがあります。薄暗い店内で見た大型スピーカー等を見て懐かしく思いました そういえば、中野の時代には、コーヒーカップのソーサーに乗ったミルクを入れた小さな器をよく見ると、キューピーマヨネーズのキャップだったので唖然としたことを思い出しました
クラシック喫茶で、今でも時々足を運ぶのは渋谷の「ライオン」くらいになってしまいました もちろん荻窪の「名曲喫茶ミニヨン」のように一度も足を運んだことのない「名曲喫茶」もあります。仕事を引退して時間が有り余るようになったら全国の「名曲喫茶」巡りもいいかな、と思ったりしている今日この頃です
も一度、閑話休題
昨日聴いたCDは前日に続いてフォーレ四重奏団によるブラームスの「ピアノ四重奏曲第2番」「同・第3番」です ブラームスの名曲をこのような名演奏で聴くと、ブラームスって本当にいいなと思います。一昔前は、ブラームスは秋が一番よく似合うと思っていましたが、今では1年を通して、季節に関わりなく素晴らしいと思います