人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

宮藤官九郎著「いまなんつった?」を読む~セリフ、台詞、科白の世界

2013年05月30日 07時00分14秒 | 日記

30日(木)。昨日、関東地方も梅雨入りしたとか そんなこととはつゆ知らず・・・・・宮藤官九郎著「いまなんつった?」(文春文庫)を読み終わりました 宮藤官九郎は1970年、宮城県生まれ。今年4月にスタートしたNHK連続ドラマ「あまちゃん」の脚本を書いている人だそうです 現在は脚本家、構成作家、俳優、映画監督として活躍中とのことですが、歌舞伎の「大江戸りびんぐでっど」の脚本を担当したと書かれていて「ああ、そうだったのか」と合点がいきました。それ、観てないのですが

この本は、官藤官九郎が20年もの間、セリフを書いて、覚えて、喋ってきた蓄積の集大成と言ってもいいかもしれません テレビや舞台や映画や家庭で耳にした名セリフを集めた”名言集”です

宮藤官九郎が出会ったセリフのうち特に面白いと思った名言をいくつか拾ってみます

「それ、おれはいいけどヤザワはどうかな?」・・・・ヤザワとはいう間でもなく大スター矢沢永吉のことです。個人的にはいいけど、世界の矢沢永吉の立場ではどうかな?という意味ですね

「顔の情報量が多すぎるんだよ」・・・・・これは西田敏行さんが言ったセリフとのこと

「この世のご馳走の数は母親の数と同じだ」・・・・韓国映画の予告編で観たセリフだそうです

「ヌルイという魔王がこの丼を支配し、ラーメンを闇黒の世界につなぎとめている」・・・・バイト先のバンドマンの先輩がマズイラーメンを食べた時の感想だそうです

宮藤官九郎は若き日にモスバーガーでバイトをやっていたことがあり、「モス」の語源を知っていると言って解説します。「山(MOUNTAIN)、海(OCEAN)、空(SKY)の頭文字をとってMOS。山の幸、海の幸、空の幸をふんだんに使っているから。ところで、空の幸ってなんだ?」と思って店長に訊くと「サニーレタスだね」との答え。納得できなかったといいます

その次のコラムでは「MOSの由来を”マウンテン、オーシャン、スカイの頭文字をとったと書きましたが、正しくはスカイじゃなくてサン(太陽)だそうです」と訂正しています

ところで、モス、マック、ケンタとファスト・フード店が地元にもありますが、一番好きなのはやっぱりモスですね 注文を受けてから作り始めるし、自然食品を使用しているので新鮮で美味しいのです マックよりも割高ですが、どちらか選べと言われればモスを選びます。ところが、モスが一番遠いのですね皆さんはどこのファンですか

 

          

 

この人、ネタが切れると娘のかんぱちゃんの話題でマスを埋める習性があるようです 幼児は意図しないでも笑いを誘うことが多々ありますから気持ちは分かります 

私にも宮藤官九郎と同じような「いまなんつった?」経験があります。息子が保育園に通っていた時のことですから、今から20年以上も前のことです。クリーニング屋に行った時、息子があらぬ方向を指差して「ウンチッチ」と言うので、「ヤバイ、トイレを借りなきゃ 」と思ってお店の人に声をかけようとすると、息子の指さす方角に「モンチッチ」のぬいぐるみがありました この出来事を保育園の連絡ノートに書いたところ、保母さんたちに大受けし、みんな腹を抱えて笑っていました

それにしても、仕事でセリフを考えなければならないなんて、つらいでしょうね

 

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