その前に、私物のセイコー・クロノ6139Bを組んでいました。この個体はe-bayで入手したものですが、かなりいじられている機械で分解は下手くそです。組み上げてセンターの秒針を付けるところに来て、秒針が付きません。観察をすると、カナの先端が折れているようです。道理でセンター秒針が欠落していたはずです。全く、毛〇は不器用で正直でない。部品が調達できるまで中止です。
ではお仕事をします。本当に押し詰まって来ましたね。これが今年最後の個体になるでしょうか。PEN-FTの2330XXと中期頃の個体で、大きな設計変更は終っている頃です。特に問題はなく実用されているとのことですので、或いは書くことも無いと予想します。ご覧のように、過去に分解は受けていない個体ですね。巻上げのゴリツキや露出計が3段程度外れるとか・・一見、露出計の針は元気に見えますけどね。
特に書くことも無いかもしれませんよ。すでに完全に分解をして洗浄をしてありますが、底蓋を取りましたらボトムキャップの接着が外れて脱落していました。これって、意外に多いトラブルですよ。
巻上げレバー側の2軸を組立ててスムーズに作動するかテストをしています。巻上げレバーユニットの取り付け部に調整いワッシャーが入っている個体(殆ど)は、不用意にワッシャーを抜くと作動が渋くなってしまいます。
シャッターユニットは良好ですね。書くこと無いなぁ・・。洗浄注油をしておきます。
すでにシャッターユニットは本体に組み込んでいます。ロアーギヤにグリスを塗布してセットします。
中期頃のプリズムはコーティングが弱くなっていますから慎重に清掃します。まぁまぁの状態ですね。次はルーペを載せます。
接眼プリズムですが、コーティングが劣化していますね。こちらも慎重に清掃をします。
全体的には平和な個体ですが、シャッターダイヤルと露出計が連動しない時があります。確か、露出計が合わないというご指摘がありましたね。多くの個体を見ているとこの画像ですぐに分かるのですが、ウォームギヤが引っ込み気味なのです。それによって、シャッターダイヤル側のギヤと連動が外れてしまうことがあります。
これがウォームギヤです。右端(赤印)がセットされていた部品。隣りの部品と比べてくださいよ。長さが違うのが分かりますか? 0.5mm長いのです。この連動部分は、ダイカスト本体、前板、露出計ユニットとの部品の勘合によって、ジョイントするウォームギヤ部の長さが変化するため、調整部品を選択使用しているのです。今回は、長いタイプと交換をしておきます。
基本的には良い個体なんですけどね。どんな個体でも、何かしらの問題は抱えているということです。その他、電池室リード線とハーフミラーを交換しています。
すみません。画像を撮り忘れました。PEN-FTは38mmレンズの清掃を終えてお帰りになりました。で、余った時間で、オメガ、ジュネーブのANさんからプレゼントされたセイコー・クラウンの防水ケースタイプを応急復帰させておきます。クラウンは、マーベルの機械をベースに12型化した機械を搭載しているモデルで、後ろの金メッキ非防水ケースが一般的です。後期には、この個体のように防水ケースとなったものがありますが、生産数量は少ないので、現存は稀少です。ケースは残念ながらSS(ステンレス)ではなくてSTPというメッキケースです。このケースは、腐食が早いため、程度良く残っているものは少ないですね。この個体はきれいな方で、たぶん早いうちに使用を止めたものと推測します。裏蓋のパッキンが挟まって締められていましたので、大した修理は受けていないのでしょう。不動の原因は機械ではなくて、秒針の差込が緩くなっており、作動中に針の先端が上下して分針とゴッチンコしているもの。過去の分解時に針の入れ方が乱暴だったのでしょう。
秒針の差込部を工具で締めてきつくなるようにしてあります。しっかりと固定されて回転しています。
裏蓋を締めて、取りあえずは作動状態としました。GSまでに発展した優秀なクラウンの防水ケースモデルですから、次回にはO/Hをして使ってみたいですね。
愛用のオメガ・ジュネーブの秒カナ(秒針の軸)を交換しました。
http://www6.ocn.ne.jp/~tomys800/
「テキサス親父」が署名の協力を求めています。グランデール市の慰安婦像撤去についてのホワイトハウス署名。1/10までにあと26.000人の署名が必要です。
https://petitions.whitehouse.gov/petition/remove-offensive-state-glendale-ca-public-park/3zLr8dZh
こんばんは。
私からのクリスマスプレゼント?を楽しんでもらってる様で嬉しいです。
○は唐ですね。私も誑かされた一人ですので良くきもちは理解できます。
さぁ、どうですか?。しかし、国内のヤフオクにも心の卑しい輩はいますが、彼の地の人は、さらに騙しても高く売ろうとするのが当たり前のようです。
クラウンはSTPケースが惜しいですね。45キングセイコーは、観察すると針がすべて別物でした。45キング用のアフターパーツを使うことになりますね。しかし、良いことも・・この機械はクロノメーター用の機械が搭載されているようです。機械に製造№が入っています。当時は、あまり売れなくて、普通のキングに搭載されたようです。文字盤リダンで裏蓋は社外のスケルトンにしたら、きれいな機械が見えて楽しめますが、結構費用が掛かりそうです。
目下、6139のジャンクを物色中です。
話は違いますが、本日MINIのミッションをオーバーホールに出しました。
尽きることの無い物欲 を除夜の鐘で.....の想いです。
現在の工業製品に魅力を感じなくなるってのも悲しいですね。
ローバーの頃のMINIでもミッションがダメになりますか? 私の兄のMINI1000はオリジナルのまま乗り続けているようです。ラバーコーンがヘタっていますけどね。何はともかくお金の掛かるご趣味ですね。私も、ホンダ・水冷Z用の5速ミッション(現在搭載しています)の予備のミッションも使う予定は無いので、必要としている方に譲ろうかと思っています。
私のジュネーブの秒カナを交換しました。(↑の画像)タイムグラファーで+30秒となり、かなりの摩擦抵抗の低減です。部品代3.000円の効果はありましたね。頂戴した文字盤も交換しましたが、風防は次回として交換しませんでした。