今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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FOCA SPORT ⅡCのカウンターが不調だっての巻

2018年03月16日 12時00分00秒 | ブログ

大阪のご常連さんから、前回修理をしたFOCA のフィルムカウンターが調子悪いとのことで戻りました。あら、いつも食玩を入れて頂いて感謝です。これはエフトイズの新シリーズで、同じ機種は過去にありましたが、今回、新金型でのリリースということで、スーパーの食玩コーナーに置かれていた商品を眺めていました。

今回のウイングコレクションは「日本の偵察機」ですね。おぉ、中島の艦上偵察機「彩雲」は持ってませんでした。大戦後期に正式採用となった機体で、高速を利して敵情をの強行偵察に任じ「我レニ追イツクグラマンナシ」(敵機ナシ)の電文は有名ですが、すでに運用する母艦は無く、陸上機としての運用が主でした。発動機は2000馬力級の「誉」ですが、燃料、潤滑油の品質低下により、本来の性能は発揮できなかったようです。

こちらは大戦中期から活躍した100式司令部偵察機。手に持っているのは30年ぐらい前に製作したプラモです。翼端の形が今回の製品の方が正確かな。連合軍側では「写真屋のジョー」と言われた。太平洋戦争で専用の偵察機を運用したのは日本だけで、アメリカ軍では高高度性能に優れたP38ライトニングなどが代用されました。他のシリーズは97式司令部偵察機ですが、日華事変で中国大陸奥地へ戦略偵察に活躍した機体で、朝日新聞に払い下げられた「神風号」は、我が地の立川飛行場からロンドンまでの亜欧連絡飛行に成功していますね。旧金型の機体は所有していますが、では、今度の買い物時に新金型の神風号でも狙ってみましょうかね。

で、本題です。フィルムカウンターが途中で止まる? ボタンによる手送りも硬いとのこですが・・前回も書きましたが、樹脂の駒数ギヤと送りバネの2つの部品が載っているだけなんですね。

 

裏側はこんなんです。駒数ギヤが樹脂製なので、通常のグリスや油の注油は控えて置いたのですが、今回はセラミックグリスを各部に塗布してみます。

 

駒数板はカバーで押さえる構造なのでセットして巻上げをしてみます。問題なく巻上を繰り返して1周回転しました。

 

中央を指で押さえて駒数板を回転させます。問題ないですね。僅かな潤滑やカバーとの当たり位置関係によって不具合となっていたようです。

 

食玩の1/144も良いのですけど、手に持っている1/100スケールになると、グッと本物感が上がりますね。これは大昔のマルサンの金型だと思います。現在はあまりポピュラーではない1/100スケールですが、昔はタミヤもジェット機シリーズで出していて、1/72スケールに迫る精密さと、集めても保管場所に困らない手軽さが好きだったんですけどね。

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