今日はお休みをして年末の運転会で走らせる予定の古い「つぼみ堂」のED17をメンテナンスしていました。長期間走行させていないのでインサイドギヤはグリスが固まり、カツミのモーターはスムーズに回りません。モーターは丸ごと超音波洗浄をしてしまいました。
モーターの外観は磨き出してマッハのオイルを注入しておきます。テストではスムーズに回転するようになりました。
インサイドギヤは洗浄脱脂後にセラミックグリスを塗布しました。ウォームギヤのクリアランス確保のため紙片を挟んでモーターを取り付けます。現代のモデルでは採用されていない方式ですが、昔の鉄道模型はみなこの縦型モーター方式でした。調整が良ければかなりスムーズな走行ができます。
下回りのみで走行テスト。車輪(タイヤ)のニッケルメッキが摩滅して真鍮地が出ているため酸化して集電能力が落ちているようです。タイヤとレールを清掃しましたらスムーズに動きました。
ボディーを載せて完成ですが、じつはパンタグラフで失敗をして時間を取られました。半田が外れている部分があって、再半田に塩化亜鉛を付けましたら蝶番部分にも半田が流れてしまいパンタグラフが閉じなくなってしまいました。大失敗です。何とかリカバリーをしましたが画像を撮り忘れました。現在のパンタグラフは非常に精密に出来ていますが昔のパンタとは碍子の取り付け孔寸法が異なるのと何より非常に高価なので車両よりも高くなってしまうので買えませんから。
私は大正昭和の時代に輸入された電気機関車が大好きで、この機関車もイギリスから輸入された形式です。旅客用のED50から歯車比を増大改造してED17となり勾配の急な中央本線に投入されました。晩年は飯田線などで活躍したのは良く知られています。
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