今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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明日は大晦日の巻

2021年12月30日 12時10分00秒 | ブログ

明日は大晦日ですが、みなさんは大掃除は終わりましたか? 私のところは年末年始も仕事ですので大掃除はしないのですが、部屋にある70年代製のソニーのオーディオタイマーが壊れまして、次に作業机の前のセイコーの鉄道用懐中時計が止まり、その次に普段使いのセイコー・シルバーウェーブが止まりまして、現在はスマホでしか時間が分かりません。新しい年も迎えるので電池交換をしておきます。この時計は以前にも登場していますが80年頃に銀座の服部時計店で購入してホンダS800のダッシュボードに取付けていたものです。当時のクォーツは機械時計の面影も残していて、現在の使い捨てユニットではなくホゾ石も使われていて注油で長く使える機械ですので文字盤を分離して注油をします。

キャリバーは7550Aとなっており5石が使われています。では注油をして行きます。

 

 

裏側にも注油。

 

 

文字盤と針を取り付けます。

 

 

クォーツ時計は秒針をインデックスにピタリ一致させるのは難しいですね。特に、腕時計用の機械を大きな懐中時計に使うので、針が長くなって僅かな角度ズレでも先端では大きなズレになってしまうのです。なので適当・・

 

こちらはシルバーウェーブです。やはり同時期の製品でキャリバーは7546Aですが、懐中時計の機械と仕様違いの同じ機械ですね。

 

こちらにはカレンダー機構が付いているので少し面倒です。

 

 

カレンダー用の歯車があります。

 

 

同様に注油をして行きます。

 

 

こんなに大きさが違うのに同じ機械とは意外ですね。機械式のCal6310からクォーツへの移行は腕時計用の機械が流用されたのでした。これでお正月が迎えられます。

 

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