今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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色々な整備日記の巻

2021年11月01日 21時30分00秒 | ブログ

作業に没頭すると、一日全く歩いていない日のあるので運動不足になっています。そこで、ギヤ付きのママチャリの一番高いギヤのままで市内を走っています。帰りに低いギヤにするとメッチャペダルが軽いのにびっくりします。で、日々、同様な作業が続いています。このPEN-EESはシャッター羽根が開いたままで固着しているもの。シャッター羽根が張り付いた状態でシャッターを切ったのでシャッター羽根が変形して噛み込んだものです。修正をして組み立てます。

これはローライ35の絞りダイヤル部です。ロック解除ボタンを押し込むと樹脂側の歯との噛み合いが解除されてダイヤルが回転できるわけですが、樹脂側が摩耗をして来ると、反時計方向に解除ボタンを押さなくてもダイヤルが回ってしまう個体が目立ちます。これは新品か良品の部品と入れ替えなければ改善しません。

ローライ35の初期ジャーマニーの接眼枠の左側の樹脂が劣化している個体があります。この個体は相当削れています。何が原因でしょうね?

 

ストックの接眼枠に交換しますが程度の差はあれ、やはり枠の左側が劣化しています。なんでだろう??

 

本当はしなくても良い作業ですが、シャッターダイヤルに擦れた傷がありますので研磨して行きます。

 

このようになりました。

 

 

このジャーマニーはトップカバーがヘロヘロですね。出来るだけ修正をします。

 

 

内側は艶消し黒のため歪が分かりません。表面のへこみ位置を計測して位置を特定します。

 

その他スプールスプロケット軸を分解して清掃とグリス塗布をします。

 

最後はフィルムを入れて36枚まで巻き上げテストをします。

 

 

スーパーセミイコンタですが、前玉がかなり曇っています。分解して清掃をしましたがコーティング劣化の曇りは取れません。

 

ファインダーを清掃します。残念ながらプリズムの接眼側に劣化があります。

 

 

ローライC35。B-35から露出計ユニットを取り去ったモデル。すべて樹脂製の巻上げ機構は良く考えられていますが、何故か作動が不調になる個体があります。

 

ファインダーの清掃。ブライトフレームは接着併用(Uバネと)のため分離が困難です。

 

レンズの距離ダイヤルを回すと途中で僅かに滑る感じがあります。ヘリコイドグリス抜け? 先日もあったストップリングのネジ穴のバリが原因でした。

 

ローライコードⅤです。随分とビュー・テイク共レンズが汚れ放題です。すでに清掃をして取り付けるところ。

 

ビューレンズもすごいです。こちらはイモネジを緩めないと分解出来ませんので前カバーを分離する必要があります。

 

きれいになりました。

 

 

この頃はシボ革は本物ですが、剥離を繰り返す度に状態が悪くなるので苦手です。

 

 

はい、レンズはきれいになりました。

 

 

 

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