tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

新政権の課題※森永卓郎(経済アナリスト)より

2020年09月30日 | 日記

 一昨日(9/28)のNHKラジオ「マイあさ!/三宅民夫のマイあさ/マイBiz『新政権の課題:経済アナリスト・森永卓郎』を「らじる★らじる」の聴き逃し配信で再び聴いてみました。

 森永氏によると菅首相は弱肉強食政策をとるだろうと言うのです。菅首相は、かねてより中小企業や地方銀行の再編が必要との見解を示しているからです。要は生産性の高いところに集約すれば生産性が上がるからです。このことは森永氏も認める正論なのですが、再編が起きると、潰される中小企業・地方銀行がたくさん出て経済的に打撃を受ける人たちも多く現れるはずです。

 森永氏は、今回のGoToトラベルにも弱肉強食化の思想がよく表れていると言います。つまり、高級ホテルが盛況なのにリーズナブルなホテルでは閑古鳥が鳴く状況になっているのです。35%という高定率の助成金なので庶民感情としてもこの際、高級なところに泊まってみたいと考えるのは自然です。だから、庶民的なホテル・宿には全く恩恵が及びません。森永氏は高級ホテルの方が生産性は高いが果たしてこれでよいか?と疑問を投げかけています。このことについて橋本徹(元大阪府知事)氏もテレビ番組で、GoToは「定率」の助成がよいか「定額」の助成がよいか?もう少し慎重に検討すべきだったと語っていました。同感です!

 昨日、浜矩子(同志社大教授)氏が菅首相を奸佞(かんねい)首相と呼ぶことに納得していました。(サンデー毎日※週刊誌)一昨日配信の週刊ポスト(10月9日号)によると、自民党の二階幹事長や麻生副総理らが地元で世襲を考えている中、世襲反対を要望する若手議員に同調し、自身も反対の立場を表明している菅首相が二階幹事長や麻生副総理らに抗しきれるか見もののようです。そこはたぶん!?奸佞(かんねい)首相!これまでの表明を覆す可能性が高いとみています。(土)