芥川賞受賞作品の「バリ山行※松永K三蔵」を大変面白く読みました。個人的に再び山行を楽しもうと思っていたところなので、このような山行もあるのか!?と興味深いものでした。バリ山行とは、バリエーションルートを楽しむ山行ということ。山の楽しみ方はいろいろなのです。この小説の舞台は六甲山系。個人的にも日帰りで行ってこようかな?と思っていた山「ロックガーデン」も出てきて、ますます行ってみたくなりました。
読みながらとりわけ興奮させられたのは、主人公の波多に対してバリ山行の影響を与える妻鹿が、バリ山行の魅力について語った場面!~「ああやってギリギリ斜面を登ってさ、もう予想とか雰囲気とかそんなもんじゃなく、問答無用で生きるか死ぬか。まさに本物だよ。ひりつくような、そんな感覚。それを感じてさ、こうして山を歩いてさ・・・」~のように語り、「山に惹かれる気持ち」が凡人の私には理解できない範疇でもありました。
同時に、個人的に日頃からよく見るYouTube「MARiA麻莉亜」でユーチューバーとして活躍している登山家の女の子が危険きわまりない登山を好む理由について語っていたことと大変よく似ていて驚きもありました。(「山と渓谷社」のインタビューに答えていました。)「なるほど、そういう人もいるのだな!」と納得もするのでした!「MARiA」さんも日頃から六甲山系のバリ山行をやっているらしいことがYouTubeを見て解ります。皆さんも一度覗いてみてはいかがでしょう?感心し驚くこと請け合いです!!(土)
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