楽々はがき2012 年賀状 | |
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先日(2月8日)のサークルでは、長年使ってきた宛名書きソフトの「筆王」からの卒業と
新たに「楽々はがき」への乗り換えを提案しました。
物事を変えるときには、何事においても何かしらのエネルギーが必要です。
一つのものをずっと使い続けることも、「使いこなす」という意味では大切な心がけですが
パソコンなどという代物は、進化を止めずに常に新しいものを追求する「宿命」をおった側面があり
実際、これまで続けてきた「筆王」もその例にもれずに、たとえばソフトに付属している
年賀状のデザインやイラストは年号などが入っていて、その年以外に使いようがなく
それならばと、その時々のデザイン集を 配布して、はがきの裏面のデザインは「筆王」だけに、こだわらずに、
ワードやラベルマイティなどを使う形にして作成し、筆王を使うのは、「宛名印刷」のためだけ使うということにしてきました。
ところがこの間には、市町村合併などの大きな変化があって、肝心の宛名印刷にも支障を来してきたのです。
というのも「筆王」に限らず、世にある宛名書きソフトなどのやり方として
一度販売したソフトにある郵便番号辞書をわざと更新しないことで
ユーザには、新しいバージョンを買い換えることを促す戦略をとってきており、このことによって
住所録の編集の際に、郵便番号で住所を変換しようにも、郵便番号辞書が昔のままの住所にしか対応していなくて、
使い慣れたはずの筆王の「住所録」の編集の際には、本来備わっている「郵便番号からの住所変換」という機能を使うことなく
あえて、IMEの郵便番号辞書を利用する工夫を強いられてきたのです。
こういった事情からも、この際に思い切って「楽々はがき」に乗り換えを提案させていただきました。
常々、住所録から起動するという筆王のやり方に、自分なりに不自由を感じていて僕自身は
筆王を使わなくなっていましたので、自分もまたもっとシンプルな使い勝手のよい「宛名書きソフト」を探してたところでした。
この「宛名書きソフト」の乗り換えで最も重要なポイントは「住所録」の移行です。
パソコンで作るデータの中でも、個人個人の「住所録」はもっとも大切で重要なデータです。
これを「一から入れ直す」と言うことはそれはそれは骨の折れる作業ですし、
せっかくパソコンを使うのにしては、あまりにも「原始的」なやり方です。
ところが、実際の問題として、筆王の住所録は、他社の「筆まめ」などの住所録とは違った形式のものであり
もちろん「楽々はがき」というソフトも独自の住所録の形式をとっています。これはソフト開発の会社にとって営業的な側面で
各社が独自性を追求することは、全く致し方のないことです。
そこで、結局は同じソフトを買い換えるという選択をして、売り手の戦略に、まんまとはまるのだと思いますが
思い切って全く違うソフトに乗り換えるようと思えば、この住所録をそのまま読み込んでくれさえすればいい訳で、
ちょっと難しくいえば、乗り換え側のソフトに「他社の形式のファイル」を「読み込む」機能がついていればいいのです。
もちろんそうした機能は、筆王にしろ楽々はがきにも筆まめにも必須の機能としてついています。
その機能を使えば、これまでの「財産」でもある住所録をスムーズに移行することができます。
ただし、この際には、以前のソフト側の住所録を新しいソフトで読み込むために指定された形式で
住所録ファイルを「書きだし」ておくことを求められる場合があります。
こんどの「楽々はがき」もこのように、筆王2006側で、それぞれの住所録を
予め指定した形式(ContactXML 1.1aファイル(*xml))などという
覚えにくくて、ややこしい名前のファイル形式を指定して書き出す必要がありました。
もう一つの方法として、CSV(シーエスブイ)というファイルで保存しておくという「決め手」が存在します。
CSVとは、カンマで区切ったテキストファイルの意味で、その名も【Comma Separated Values】の略ですが
住所録の場合では、一つ一つのデータをそれぞれの人ごとの「行」ごとにある
氏名、郵便番号、住所1、2読み仮名など該当する項目毎に区切って保存するファイルで
住所録だけにあらず、実は、多くの業種で、実用的に、ほかの用途にもよく利用されるファイル形式なのです。
その上、CSVはテキストのファイルの一種ですので、保存されたファイルはワードのようなワープロのソフトでも、メモ帳でも読み込めて
編集が可能な上、エクセルなんかでは一つ一つのデータがそれぞれのセルに分けて読み込む事ができる優れた形式でもあり
あらゆるソフトの「共通ファイル」として重宝されています。
こうした宛名書きのソフトを乗り換えるときも、もちろんあらゆる宛名書きソフトはCSVに対応していますので
いとも簡単に住所録の移行が可能になります。
現行の「筆王」など開いた時にでも、乗り換える乗り換えないは別としても念のためのバックアップの心得として
住所録をCSVに書き出しておくと、何かと便利です・・よ