富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

拡張子

2005年11月08日 | パソコン
パソコンの上達や理解の前に、立ちはだかるもの。それはひょっとしたら拡張子かもしれません。「カクチョウシ」とは、日頃出会うことも、耳にすることも滅多に無い言葉ではあります。ファイル名のうち、「.」(ピリオド)で区切られた一番右側の部分で例えば、ファイル名が「私の日記.doc」ならば「doc」が拡張子と呼ばれる部分です。拡張子の中には、アプリケーションなどの実行を意味する「exe」とか、それぞれのアプリケーションがその独自性を表すために作られたファイル形式があります。ファイルの保存の際にとりたてて変更を加えない限りエクセルで作られたファイルの拡張子は「. xls」ワードで作れば「.doc」となるようになっています。このほかにwindowsの共通の様式として画像のファイルには.jpgとか.gifとか文字だけのファイルの.txtなどファイルそのものの中身を広く伝える意味でも拡張子が用いられています。拡張子の区分けについては、結構有名なWebサイトの、「IT用語辞典--はじめの一歩」に一覧がありますので参照してください。このように一口に拡張子といっても多種多様に存在しています。見るだけでもうんざりします。もちろんこの全てを覚える必要があるわけではありませんし、これら全てを理解し操れるためには、かなりの努力とあなた自身が「パソコンおたく」に化ける必要があります。ここで述べたいのは、これらのファイルのいろいろを(その拡張子がなんであるかを知っているとしたら)いろいろなソフトで扱えたり、あるいは違ったソフトで読み込めたりすることがわかって、自在に操れるようになるということです。たとえば、メニューのファイルにある開くの中に、取り込みたいファイルの拡張子が登録されていたり、あるいは挿入→ファイル又はなどの参照欄にあなたが入れたいファイルの形式がそのリストにあれば、簡単に取り込むことが可能です。もちろんその逆にお互い相容れないファイルも存在します。そういう場合は、読み込める形式にそのファイルを変換するという工夫をして解決します。このように、拡張子をある程度理解すれば、異なったソフトの間のやり取りがスムーズになり、パソコンの使い方に広がりを与えることも出来るでしょう。よくお使いのソフトを固定して考え、こんなことは出来ないとあきらめるのは拡張子を理解してからでも遅くはありません。「拡張子」という耳慣れぬ言葉が、結構重要なことがわかってもらえましたか?もしかして、もっとうんざりした気分に陥ったりしましたか?料理するときも、いろんな調味料を加えて作り出します。いまあるファイルの中身を知って、組み合わせでもっといいものを作ろうという思いが、パソコンを面白いものにしてくれると思います。