ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

雪下ろしと故郷納税   スモールアイデア NO201

2018-10-18 16:27:26 | 日記
雪下ろしと故郷納税   スモールアイデア NO201

 宿泊する旅行客は、外国人は増えて、日本人は横ばいという現状です。日本の宿泊総数は、5億泊弱で、日本人は4.2億泊となっています。日本で宿泊数の少ない県は、佐賀県と言われていましたが、その底を脱しています。2015年の外国人宿泊数が、19万人と前年の2倍に増やしているのです。タイで2014年に公開された映画の舞台が、佐賀県の稲荷神社だったのです。映画を見たタイの人が、この神社にやってきたわけです。ロケ地のこの神社では、タイ語のおみくじを用意して待っていました。「冬のソナタ」のロケ地も、日本人の女性が殺到した経緯があります。映画やテレビとタイアップして、外国人観光客を集客する方法はある意味で卓見です。
 そこで、地方の観光資源を活かした外人の方の集客を考えてみました。地方には、日本の基層文化が残っています。日本を深く理解してもらうためには、地方の風景の中に隠された文化を見てもらうことです。もちろん、過去と現在を同時に見てもらう演出も必要です。日本文化の基層の一部は、雪国に住む人達の営みの中にあります。「かんじき」をつけて雪を踏みしめて山に登り、ブナの林を見てもらうのもよいでしょう。外国観光客に豪雪を見てもらい、雪下ろしを体験してもらうこともよいかもしれません。
 日本の豪雪地帯の一つに会津地方の只見町があります。只見線も復旧し、全線開通ももうすぐです。タイの観光客は、只見の雪景色を見て感嘆の声を上げることでしょう。只見町は、雪に関する遊びは何でもできます。スキー、カマクラ、雪合戦、雪のホテルまで可能になる地域です。熱帯には見られないブナの広葉樹林や豪雪地帯に住む動物や鳥を観察してもらいます。文化の成り立ちを見てもらうだけでなく、現在の先端の技術を見てもらうことも有意義になるでしょう。
 雪下ろしは、雪国の人々が苦労してきた重労働でした。雪下ろしは雪国の風物詩であるとともに、危険を伴う作業です。この危険な雪下ろしの作業を、ロボットにさせるのです。
この作業を先端のロボット技術で、解決する姿を見ていただくわけです。掃除機「ルンバ」のように一度スイッチを入れれば、雪下ろしが終了まで人手はいらないロボットを開発します。ロボットは休むことなく、プログラミングされた作業を淡々と行います。電池が切れれば、充電はロボット自身が行う仕組みです。屋根という傾斜にあるを雪を、どのように処理していくのか楽しみです。でも、このロボットは、誰が開発するのでしょうか。
 雪下ろし用のロボット開発をする資金は、「故郷納税」を使うのです。故郷納税の使い方には、総務省からいろいろクレームがついているようです。要は、寄付されたお金を分かるように使うことが求められているわけです。寄付という納税を、地域のために役立っているという姿を見せることです。故郷納税の使い途を、見える化すれば良いということになります。只見町に1億円の故郷納税が納付されたと仮定します。故郷納税の全額をロボット開発に使います。雪下ろしロボットを公募して、優れたロボットを開発した方に1億円を賞金としてだすこともできます。ロボットが行う雪下ろしの風物詩を見てもらうことで、お返しということになります。豊かな自然と先端技術、そして日本のユニークな税制が、見事にの融合している姿を豪雪地帯の只見町で見ることができる日を楽しみにしています。