ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

庭師がAIと共生して世界に羽ばたく  スモールアイデア NO238

2019-01-26 17:32:05 | 日記

 先日、友人が庭の手入れを植木職人にお願いしたそうです。すると、注文が多く、2ヶ月待ちでようやく庭の手入れをいてもらったと話していました。良く考えると、この仕事はAIやロボットが入りにくい職場になります。植木に関する仕事に、ロボットを開発し導入しても、費用対効果が悪いということです。一方、AIやロボットが導入される職場は、同一労働で大量に人員を削減できる仕事になるようです。都市銀行などでも、3万人クラスのリストラが始まるようです。銀行は、AIなどが導入しやすい職場になっているのです。多くの人びとは、自分職場にAIが入ってこないことを望んでいます。リストラが、恐いのです。大量の労働者が同一労働を行っている職場は、リストラの可能性があります。このような職場は、避けたほうが良いということになります。好きな仕事をしながら、AIに負けない、もしくは共生できる仕事がこれからは望まれるをわけです。その1つが、庭師やガーディナーといわれる職業になるかもしれません。
 そこで、庭師が豊かな職業生活を続ける仕組みについて考えてみました。この職業も高齢化という波が押し寄せています。この仕事は、庭木の剪定技能や庭に関する高いデザイン力が求められています。庭木や池と石の配置などに関する専門の知識には、広さも深さも必要です。どんな仕事でも、遊んでいるうちに夢中になって、技術を身につけ、知識を増やしていくことが理想です。99%の人から排除されても、1%の人に受け入れられれば、十分に理想は達成できる時代になっています。ユーチューブで、特殊な分野のファンが10万人くらい獲得できれば、生計が立てられる社会ができつつあります。SNSを通じて、誰もが特殊な分野の映像や文章、そしてイラストなどを発信できる環境が整っています。一方、SNSを通じて以前よりも才能が発掘されやすい環境も整っているわけです。庭師は、庭やガーデンに関する映像や情報をSNSで収集することができます。収集した情報を加工して、それを自分の庭仕事の様子と重ね合わせて発信することも可能になります。
 余談ですが、SNSからAIでニュース画像を取ってきて、それを報道機関向けに速報するサービスを行っている会社があります。この会社はスぺクテイといい、NHKも含め新聞社、地方のテレビ局なども、120社くらいに配信しているとのことです。不特定多数の人間が頻繁に出入りするコンビニでも、Alが導入されています。カメラを置いておけば、顔の画像データなどを大量にディープラーニングできるようになります。画像分析で、買う人や客単価が予測できるようになるわけです。庭に関する知識や技能を高めたいという庭師の方が、AIを利用し世界の庭やガーデンの画像や情報を収集して、自分の好みに加工することは楽しい作業になるかもしれません。
 最後は、庭に関する情報の発信についてです。庭木や庭のデザインに関する広い視野と深い専門性が求められます。そして、それらを分かり安い形で発信することになります。日本だけならば、日本語だけで十分です。庭に関心のある方が1%いれば、100万人にもなるのですから。日本語で分かりやすい映像や文章で発信することになるでしょう。でも、日本だけでは面白くないという庭師の方もいるでしょう。最近、盆栽は世界中に愛好家が増えています。もし彼らに発信するのであれば、英語やフランス語で説明する語学力が必要になります。誰にも負けない専門知識を持ち、その知識を3~4カ国の言語を通して操る能力を身につけるのです。これができれば、海外でも楽しい仕事ができるようになるでしょう。
 希望的観測ですが、庭に関する専門性と語学の融合は、豊かな庭師の生活を約束します。SNSで発信した庭のデザインが、フランスの日本庭園で認められたとします。フランスに招待されて、専門家の意見を提示するするわけです。日本とフランスの気候の違いから、庭木の選定や池や石の配置などを調整する作業もあるでしょう。意見を述べ、作業を行う中で、広い知見と深い技能を磨くことが可能になります。日本に留まることなく、世界の庭を自分の目で見ながら、知識と技能を高めることは楽しいことでしょう。日本の文化の一翼を形成してきた庭師の方には、日本の伝統を超えて世界の伝統になるように追究してほしいものです。