東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春イン反省

2009年05月07日 21時28分07秒 | Weblog
先日春インカレが終了しました。その反省。

まず自分が春インにむけて心がけていたこと
①レースの雰囲気がどんなものか実際につかむ
②無駄なタックを打たない
③スタート時及びレース中に周囲をよく見て積極的に声を出していく

このうちできた部分は少なかったように思います。
レースの雰囲気に慣れてなくてテンパったり、スタートミスると絶望的なぐらい艇団の後ろに置いてかれて焦って無駄なタックを繰り返したり。。
スタート中は比較的まわり見れたと思うんですけど、なかなか声も出なくて気合いで負けてた。セーリング中も、コースを考えて海面見だすとヒールトリムおろそかになってクローズ走りにくかったりなどなど、

課題としては
船のスピード・海面の様子・他艇の様子どれかひとつに集中しすぎてあとがおろそかになるのではなく、全てのことに気を遣えるように、普段のセーリング中から意識することと、
順位のなかなか落ちないコースをシンプルに引くこと。

コースはうまく行ったのは4R目の1上ぐらいで、一回艇団の後ろに来るとセオリー忘れて迷走してたりとか、シングルで下マーク回ってるのに2上で博打的コース引いたりとか。。
ヨットはやっちゃだめなことやった人から負けていく競技だって先輩方が言ってた意味がよくわかりました。

とにかく圧倒的にレース経験とか足りないんで、動作練集中するのはもちろんのこと、これからはいろいろなレースに出て武者修行していきたいと思います。
決勝出たかったなぁ。

それから、春葉山全体を通じた個人の反省を言うと、
練習量が少なかった
これに限ります。
春葉山中盤に肘をケガしてずっと乗れない日が続いてました。部全体にも迷惑かけたし、自分ももっと練習したかった。まだ治ってないんで、早く完全に治して思いっきり練習できるようにしていきたいと思います。


最後に部全体のこれからの課題を。
僕は部の課題は戦力の底上げに尽きると思います。あまりにもレースメンバーとその他のメンバーの間にヨット力の差がありすぎるってこともそうだし、
メンバーが足らなくて新1年生の力をすぐに借りていかなきゃダメってこともそう。
幸い今年の新勧はうまく行ってて戦力は数的には確保できそうです。
これからはいかに1年の教育と自分の練習を両立させていくか。今までより練習時間が少なくなるぶん、いかに普段の練習から海面のこと・船全体のこと・動作のことに意識を集中させていけるかがポイントになってきます。
八景では1年が練習している間にレーザーに乗る機会ももらえるようなので、
この機会にスキッパーの立場からヒール・ヘルム・スピードとかに集中してみて、クルーワークに応用させていきたいと思っています。

2年 小山慧

春イン回顧~早野

2009年05月07日 20時25分19秒 | Weblog
春インは自分にとって初めてのレースだった。昨年の秋インカレが終わって新体制になり、クルーとしてもう一度基礎練習を積み重ねてきた。他の大学がほとんどいない真冬の八景島で練習してきたし、練習中はそれまでと違ってコースやスピンダウンのタイミングを決めたりとかといった主体的な行動もしてきた。3月4月は、同期を失いながら、怪我や体調不良に見舞われながらも練習してきた。中高水泳部だった自分は、入部してすぐ試合に出ることが当たり前だったため、大学でこの部に入部してからいつまでたっても試合を体験できないことに苛立たしさを感じてしまっていたし、どの練習が試合のどの場面につながるのかを結局分からないまま練習していた。セーリングという競技の性質上仕方のないことではあるが、その違和感が結局予選当日まで残ることになってしまった。春インまでの2か月で、ひととおりレースというものを見据えた練習、たとえば後々ミートする船との位置取りや、目の前のブローだけでなくその先まで見据えたコース取りなど、をしたいと思っていたが、なかなか難しく、練習でほとんど身につけることはできなかった。それならば本番でレースを学ぼう、という気持ちで春インを迎えた。結果を恐れずにスタートで思いきり出ることに留まらず、考えなしに他艇団に合わせてタックすることや、他艇を全く見ない状態でスピントリムをすることはやめようと決めていた。しかしながら、予選は強風のため一日目の予選レースがなく、2日目の予選にスナイプで出場することになってしまった。初めてのレースの上りレグでは、それまで練習したことのないような広い海面で、遠くてほとんど見えない蛍光イエローのマークを探しながらタックしていくことになった。大会本番でこうした不慣れなことがあると、それまで大会で学ぼうと思っていたことができず、結局あまり多くのことは学べなかった。スナイプのレースで学べたことは、下りレグで結構艇ごとにスピード差があることや、下マークで大勢の船にすべてラップして内側をとれることなどであり、本来学びたかったこととはずれてしまった。予選第4レースでジブを破きリタイアしたことも影響して、スナイプは予選敗退。決勝2日間のうち1日は470級で出る予定がくずれ、東北戦に続きまたしても470級でレースに出る機会を得られなかった。今夏は多くのレースに出る方針ということで、練習した470級である程度の余裕をもって、レースでしか学べないことを学んで成長していきたい。

合宿所に新入生が顔を出すようになり、いよいよ自分も2年生として活動していくことになる。1年生の間に何を学んできたかを考えると、後輩に説明できるほどのレベルであるとは思えない。まだまだ佃昭二「ディンギー・セイリング」を読んでも知らないことが多く、勉強不足である。春イン時期の練習日の夜のミーティングでも、先輩同士が話している内容は結局ほとんど理解できておらず、ミーティングの時間を無駄にしていると感じている。2時間以上にも及ぶミーティングは今のところ苦痛でしかない。早く分かるようになりたいと思う。しかしながら、無理にわかったふりをしていても意味はない。学んだことを発現するのはテストの解答用紙の上ではなく、海の上である。それもとっさに判断・実行しなければならないのがヨットである。ヨットの理論的・戦略的な部分は、自分の頭で考え、とっさの行動につなげられるようになるまで愚直に思考を重ねていかなければならない。人に教えることは最大の勉強であるというが、次の1年に教えることを通じて自分なりに考えていきたい。

新歓期を通じて、部活とサークルとの理念的な違いを自分なりに検討した結果、運動会○○部、と名乗っている以上、やはり勝利を追求してこそ価値があると思う。全国的にレベルの高い関東の海で勝利を目指し、全国につなげていかねばならない。テントで何度も新入生に対して言ったことは、自分自身をも再度納得させる効果があった。セーリングは思考のスポーツである。しかし、長期の合宿でこのことを忘れ、刺激と行動を無感情につなげる機械的なセーリングをしがちであった。まだまだ思考が足りない。陸でも海でも、体を動かしながら思考を重ねなければならない。他のスポーツはともかく、このセーリングというスポーツは抜群の筋力や体力を必要とせず、代わりに他の力を必要とするものだと信じている。このスポーツを1日何時間もかけてやっている以上、その特性に合わせた練習をしていきたいと思う。新1年生のクルー教育のためしばらくは練習できる時間が短くなるため、春葉山よりも時間を無駄にできなくなる。1年練習を続けた結果、出艇から着艇までずっとマーク練についていけるだけのヨット体力はついてきた。これからは体力切れを気にすることなく、他の要素に思考を振り分けて練習をより有意義にしていきたい。

春インを終えて

2009年05月07日 17時17分02秒 | Weblog
3年の宇田川です。

繰り返し書かれていますが、今年の春葉山は効率が悪かったと思います。
葉山にいた時間は長かったのに、練習できた時間は短い。
吹きすぎてて出れないことが多かったのもありますが、人が少ないときにグダってしまうことが多かったと思います。
あと、沈が多すぎて淡青がそのケアにかかりっきりになってしまうとか、出艇前に整備してる船があるとか。

インカレでの個人の反省としては、
スタートで前にいたのに、1上までにどんどん抜かれてしまった
 ⇒順位を落とすどころか、艇団にからめなかった
なんでクローズが超遅いのか分からず、クルーにも分からず、「分からない」ままで4R終わってしまい、
そのまま予選敗退してインカレまで終わってしまったことが悔しいです。
レースに出たのに得たものが少なく、何のために練習してきたのかという感じでした。
レース直後はせめて予選が2日間とも実施されて470でも出れてたら、もう少し前からスナイプで練習していれば、という思いが残るばかりでしたが、過ぎたことなんで。次にもっといい走りができるようにします。

スキッパーでインカレ出たのは初めてで、その前に他大のコース練に混ざったのも初だったんですが、意外とルールを平気で無視してくる船が多いことに気付きました。ジュリーに吹かれてびっくりしてたら抗議し忘れてしまったんですが、経験のためにも抗議しとけばよかったと思います。

自分の課題は
・もっと周りに気を配って、色々試行錯誤しながら乗ること。
いつまでも教えてもらってばかりいられる立場じゃないので。
・懸垂ができるようになること。

部の課題としては
・部全体をよくするために、個々人がもっと考えること。で、気付いた人はそれを全体に伝えること
今回、レースに備えてしておくべきことがレース前日に溜っていて、しかもそれを予選1日目の前、2日目の前と二度手間でやるハメになってしまった。これはほんの一例で、宙ぶらりんで投げ出されて誰に聞けばいいのか分からないままなことが多い気がした。
あと、この半年間、淡青は石川に任せっきりだったけど、自分達でやっていかないと。

時間は少なく、すべきことは多いですが、春インの悔しさを晴らせるよう上手くなりたいです!
お疲れ様でした。

春インカレ

2009年05月07日 10時02分26秒 | Weblog
春はやまお疲れ様でした

今年の春合宿は、川口も書いていたけど練習量が少なかった印象があります。
それぞれの予定のあうことが少なくて、ずっと艇数の少ない練習が続いて
いたし、クルー不足も多くレースを想定した配艇での練習もあまりでき
ませんでした。

これから練習日が減るけれど、みんなの言うとおり時間をどううまく使うかを
真剣に考えたいと思います。

レースについては、
まず、動作ができていない部分が多くて、特に下りレグで私の動作のぎこちな
さのせいで損するところが多かったです。
それから、周りをみる余裕の少ないせいで、最低限やらなきゃいけなかった
内側争いに勝てませんでした。

自分がまだレースに出れるレベルに達していないなと実感したし、そのせいで
一緒に乗ってもらった慧さんはレースならではの楽しさを感じられなかったん
じゃないかな・・

今後の課題は、
動作を完璧に! 練習のうちから頭を使って他艇を出し抜く方法を考える! 
ランニングの走りかたを考える!

平日は、トレーニング、勉強にもっと時間を有効利用して励む!

春は決勝を見ているだけで悔しい思いをしたので、秋までに3倍頭を使って
うまくなれるように頑張ります。

3年 田島

春インカレを終えて

2009年05月06日 19時21分24秒 | Weblog
3年の川口です。

まず春葉山合宿を終えての感想としては、合宿期間は例年より長かったにも関わらず、練習時間が満足に取れなかった印象があります。これは新勧や4年生の就職活動などある程度しょうがない部分もありますが、それ以上に淡青回航での事故や練習での艇の破壊・整備不足、部員の体調管理など、防げる部分も多々ありました。
限られた時間のなかで、いかに練習時間を確保し、効率よく上達するかという意識が欠けていたと思います。それは一日という単位から2か月の合宿全体に至るまで言えることで、短い単位では近藤さんの言ったように出艇時間の遅れや艤装トラブル、無駄な時間などとして現われてきていました。そして長い単位では4月に入るにつれ新勧と練習の両立が難しくなり、インカレ本番前に技術的にも体力的にも万全の状態で臨むことができなくなっていると感じました。


自分の課題としては、
①レース外
主将不在の時は、自分が最高責任者であるという自覚をもっと強く持つこと。陸上では全員に的確な指示を出し、海上では全員の安全に責任を持つこと。

これは本来当然のことですが、葉山に入るまでは恥ずべきことにその意識が明らかに足りませんでした。自戒の意味をこめて、ここに文章として残しておきます。

②レース
得た情報を素早くコースの判断に生かせるよう、セオリーを反射的に実行できるようになるまで身につける。強風での動作、リーチング、ヒールトリム。




八景に戻って練習が週2回になり、さらに一年生の練習も入ってくる中でさらに練習時間の確保は難しくなります。一人一人がそのことに危機感を持ち、いかに練習時間を確保し、効率よく上達する方法を考えることができるかが部全体の課題だと思います。練習に対する意識はもちろんのこと、時間や生活全般に対する意識も一度改める必要があります。

今年の新勧は非常にうまくいっており、新入部員の数は2桁は越せそうです。これを弾みに、秋インカレでは最高の結果を手に入れられるよう頑張ります。

春インカレ

2009年05月06日 13時38分44秒 | Weblog
春インカレの予選に出させてもらって、反省や気づいたことを

レースでの反省
・動作が出来ていない
  ⇒たとえばスタートの加速・タック・マーク回航・ジャイブ…というか全部。毎レースクルーワークのせいで5艇は抜かれてたかな…。でもこれは練習するしかない。
・コース
  ⇒決定的なブローの見極めや、ブローをつないでいくことが出来なかった。また逆海面の把握もできていなかった。つねに落ち着いて広い視野を持てるようにする。そのためにはセオリーの確認と意識しなくても回りが見てられる様になるまで練習する。

今回は自分のことだけでいっぱいいっぱいでした。だから書けることも自分以外のことがあんまり無いです。

気づいたこと
・毎レース後だけじゃなく時間があれば毎レース前にも3艇で集まって、事前に仲間がどんなコースに行く予定なのかを把握しておくのもいいと思う。
  ⇒もちろんみんなで同じコースに行くためじゃない。事前に仲間のプランが把握できていれば、その人のいる海面の状況の把握もしやすくなるはずだし、みんなで話すことで気づいてなかったこと(たとえば潮とか振れの周期とか)に気づけるかもしれない。(決勝のときは淡青に集まったときにまとめてやってたかもしれないけど近くにいなかったので一応。)


レースごとの反省はまたレースリポートに書きます。
山中さん、一緒に乗ってもらってありがとうございました。


                        1年東郷智之

春インカレ反省 4年近藤

2009年05月06日 11時29分42秒 | Weblog
春インカレの反省と今後の課題を書きたいと思います。

*春インカレ反省(個人)
・レース外
1、整備におろそかな部分があった。
2、自分のことが多く、他の人のフォローに回れることができなかった。

・レース中
3、走りが遅い。特にリーチング。
4、ジャイブ後の走りだすまでの遅さ。
5、スプレッターを回し忘れるなどの合間の準備不足。
6、慣れない2年クルーのフォローを考えず失敗を繰り返す。
7、博打コース


*春インカレ反省(部全体)
8、朝の出廷が遅い(準備不足)
9、マシントラブルが多い(整備不足)
10、なぁなぁな時間が多い(意識不足)
11、汚い(意識不足)
12、コーチやOBを生かし切れていない(意識不足)
13、レース準備の不備(新人スキッパー・スナイパー教育不足)
14、へたれる(体力不足)
15、マネージャーがいないと運営が滞る(全体の思考不足)


*今後の課題
1、新入生の早期教育(陸シミュと座学をみっちりと)
2、新入生の練習と並行していかに上級生が練習できるか(5,6番艇の整備)
3、平日の過ごし方(勉強、トレーニング)
4、全てにおいて素早い動き(意識と動きの改革)


一番気になったのはよくわからない時間が多いことだったので、引き締めを行い、新入生にはそれが当たり前だという意識を持ってもらうことじゃないかと思ってます。
もちろん楽しむところは全力で楽しみます。


4年近藤嵩史