東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春を乗り越えて

2009年05月08日 18時00分55秒 | Weblog
3年の松木です。
皆さん春葉山お疲れ様でした。疲れを早く癒して、今週からまたがんばっていきましょう。
LBの諸先輩方には練習、レースでのアドバイスから引越しまでさまざまな面で助けていただき、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

春葉山全体も含めた春インカレの感想、反省を書いていきたいと思います。

まず、レース以外の面で、
自分は今年、大きな失敗が多すぎました。淡青回航で目的地にたどり着かなかったり、整備不足で船を壊したり、浜着けに失敗したり。すべての失敗は、普段から細かい注意力が足りていないのが原因だと思います。少しでもおかしいところがあったら傷が浅いうちに整備したり、わからないことがあったらすぐに疑問を解消したりする、普段からのこまめな積み重ねが足りていませんでした。
また、普段の練習では、無駄な時間が多かったです。ほかの船を待っている間何もしていなかったり、海上で船をいじっている間にマークから離れていって、練習を再開するのに時間がかかったり、マークを回っている間も他の船と離れすぎてスピードを意識した練習ができなかったりしました。
これらはミーティングでも何度も言われていたことなんですが、今思い返すとまだ意識が足りていなかったように思います。

予選・決勝と470スキッパーとして出させていただいた春インカレの反省と課題は
 スタート・・・30秒前までは周りにそろえ、行けるときに自信を持って飛び出す、ということができなかった。  ~止まる技術や加速の精度が足りてない。 

 クローズ・・・周りに船がいるときに思いどおりに走れずすぐに殺されてしまった。 ~ピンチング・ドライブの使い分けや波の使い方に気をつけたい。

 タック・・・一度スピンシートにエクステが絡まって大きなロスをした。慧さんごめんなさい。  ~時間ができたらすぐシート整理する癖をつけたい。

 スピンアップ・・・他の船のブランケに入ったり、あげてもすぐ張れなかった。  ~回航前に必ず次のマークをチェック。他の船の上を通り、死ぬ気でスピン張る。

 リーチング・・・遅かった。バングきいてなかった  ~波、ブローの使い方に気をつける。リーチトリムに細心の注意を払う。かつ、後ろも見る。

 サイドマーク・・・内側を狙って取れた覚えがない。回航後スピンが張れない。上突破される。  ~回航するかなり前から内側争いを考える。下マークの位置を確認する癖をつける。動作を完璧にする。後ろ見る。

 下マーク回航・・・やはり内側取れない。回航後他の船よりラインが低い事があった。  ~スピンダウン中も後ろ見る。周りに船がいるときに回航後キリキリ上る技術。

 ランニング・・・遅い。  ~波がうまく使えてない。バングもうまく使えてない。

 レース全般・・・情報集めが足りていない。霜山さんは波、気温、雲などあらゆる要素からコースを考えているようだった。レース中は全体の様子が見えておらず、自分と逆に行った船がどうなったかなどを知ることができなかった。

鳥居監督には松木はレースになってないと言われてしまいましたが、実際上の反省を見ると、課題は普段の練習で解決できるものばかりだと思います。それも川田さんに気をつけろといわれたことばかりです。いつもの練習とレースが深い関係にあるという当たり前のことが、ちゃんとわかっていなかったように思います。

部全体の課題は、全日本で入賞をめざす部活としての雰囲気がまだできていないことだと思います。練習に対する考えや、普段の生活態度など。

秋インまで時間は短く、自分はまだまだ課題が山積みであせってしまいそうですが、まずは一日にひとつでも課題をつぶしていき、秋インには揺るがない実力を持ってのぞめるようコツコツとがんばっていきたいです。

南風

2009年05月08日 00時24分52秒 | Weblog
こんばんは、武尾です。

春インカレが終わりました。いよいよ本格的に学校に行くことができます。・・・なんて書くと新入生に誤解を招くかもしれませんが。

一昨日来てくれた新入生へ
雨の中の試乗会にも来てくれてありがとう。今週末から体験練習が始まるので是非引き続き来てください。

みどりの日に引越しを手伝ってくれたOBの方々へ
森本さん、川西さん御協力ありがとうございました。森本さんにはトラックの運転を、川西さんには八景島コロコロ部隊を率いていただき大変感謝しています。どうもありがとうございました。

さて本題のインカレですが、
4/26:強い南風のためノーレース、小網代試乗会のお手伝い
ということで、4/30の一発勝負となってしまいました。ペアを組む舵取りはレース初心者同然の宇田川さん。吹いたらどうしようと思っていたら第三Rから吹き始めて本当におしまい。慣れないスナイプとはいえ、吹いた途端かけらも相手になりませんでした。
スタートはとりあえず第一線から出ることができるようにと心がけて一分少し前にラインに並ぶという荒業で半分ぐらいは成功しました。今後の課題は二分前にはちゃんと並ぶことです、当たり前のことですが・・・

クローズの速度自体はスキッパーに頑張ってもらうしかないと思いました。軽量コンビとはいえスピードも角度もないでは勝負にならないので。

フリーのコースは完全に僕のせいです。スピンが無い分角度が分かりにくいので他の舟のまねをしようと頑張ったのですが、よく分かりませんでした。

とそんなこんなでスナイプチームの足を引っ張り予選敗退。今から思えばもう少しセールの形とかスナイプの走らせ方とかを勉強しとけばよかったと思いました。

決勝は近藤さんと4096で出場しました。本当は去年の春インから乗りなれている4301で出たかったのですが、通算四度目の大破壊がなされたため出場が不可能に。
あんなに壊されて秋インの頃にはどうなっているのだろうと破壊した人々を少し恨んだりしました。

で決勝本番。南風のインカレ決勝は初めての経験でした。昨年散々練習してきたのにも関わらず、葉山の南の強風でリーチング練習をしたことが皆無だったのでそこだけは非常に不安でした・・・
一日目は微風から強風までバランスよくレースが行われました。課題のスタートは一応成功率六割程度でした。秋までの課題はラインをきっちり見て加速のタイミングを覚えることかな、多分。組むスキッパーによっても微妙に違うのでそこらへんも制御することができるようになりたいです。
コースについては南は入り始めは左に振れて吹き始めたら右に振れるという俗説が見事に実証されましたが、自分はそれに合わせたコースが引くことができなかったのが反省点です。
そして強風のフリーは沈させないことだけで精一杯でした。うねりのある海面でのフリーの走らせ方はまだまだ勉強不足だということを実感しました。いままでずっと頼りっぱなしだったので、いざやれといわれてもよく分かりませんでした。これも秋までの課題の一つです。

二日目は何かとついてない日でした。第1Rで取れなかったスピンの結び目が何故か2Rめでいきなり取れたり、散々でした。

春インを終えての自分の課題はもっと主体性を持った走らせ方をできるようにするということです。そうすれば例え後ろが頼りなくても上手い人に負けない走りができると思うから。
そして怪我をしないこと。この春葉山は前半を怪我で棒に振ってしまいました。その結果自分の練習ができないばかりか、人数過剰のスキッパー陣の相手をすることができずにとても迷惑をかけました。昨年の全日後から怪我気味のこの状態を早く脱したいです。

部全体の課題
まとまること。個々の主体性も大事だと思いますが、主将を中心にまとまっていくことが大事だと思います。

と感想をつらつら書いてみました。僕の文章はあちらこちらに棘や毒があるので不快に思う人もいるかも知れません。この場を借りてお詫びします。

3年(470)クルー  武尾 優