水徒然2

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水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

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福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】

2014-02-25 | 環境放射能関連

'14-02-25投稿、追加・修正

 既報福島原発の19日夜、山側のタンクから極めて高濃度 汚染水100トン漏れたという。に引き続いて、汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。

47トピックス 2014/02/24 20:19

 汚染水のリスク低減急務 タンク漏えい問題で東電http://www.47news.jp/47topics/e/250649.php
(一部割愛しました。)

「東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度の汚染水約100トンが漏えいした。漏れた汚染水にはストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4千万ベクレルと極めて高濃度で含まれていた。敷地内のタンクにはこうした高濃度汚染水が約35万トン保管されており、放射性物質を除去してリスク低減を図ることが急務となっている。

 20日に漏えいが発覚したのは、4号機原子炉建屋から南西に約500メートル離れた「H6」と呼ばれるタンク群の1基。満水に近い状態で汚染水が保管されていたところに、別のタンク群に送るはずの汚染水を移送してしまったため、天板部からあふれた。

 漏えいしたのは2012年4月から使われている比較的古いタンク。「フランジ型」と呼ばれ、鋼材をボルトで締めてつなぐ構造のため、溶接型に比べ接続部の劣化などによる漏えいの可能性が高い。

 フランジ型のタンクをめぐっては昨年8月にも約300トンの漏えいが判明し、東電の 広瀬直己 (ひろせ・なおみ) 社長は敷地内のタンクで保管する全ての汚染水を15年3月末までに浄化する方針を打ち出していた。

 東電は、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」を使って汚染水を浄化することで、再びタンクからの漏えいがあった場合でも影響を抑えることができるとしている。並行してフランジ型から溶接型への切り替えも進める。

 現在試運転中のALPS3系統にさらに3系統を増設することや、性能を上げた設備の追加も検討している。ただALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいる。東電の 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は「浄化の目標は変えておらず、達成できるよう努力している」と説明している。

(共同通信)」とのこと。

追加情報:つながっているこころ2の引例
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/
東京新聞
汚染水100トン漏れ 新たに不備判明 福島第一http://www.tokyonp.co.jp/article/national/news/CK2014022502000110.html

「東京電力福島第一原発で起きたタンクからの約100トンの処理水漏れ事故で、処理水を送る配管の弁を開けたまま1年近くも放置したほか、弁が誤操作で開かないよう鍵をかける穴を活用しないなど、新たに4点の東電のずさんな危機管理が浮かび上がった。 (小倉貞俊)・・・

さらに問題なのが、水位管理のあり方。漏れたタンクには水位計は付いていたものの、水位の変化で水漏れを検知し警報を発する機能はなかった。千基を超すタンクの水位を人力で監視するのは不可能なのに、満水かほとんど空にならないと警報が出ない仕組みのままタンクを使っていた。・・・」という。

⇒摩訶不思議な水位管理、水位変化もないとは!タンクが破損したら、有害物質が敷地外へ漏洩するというのに。コスト削減なのか、知らなかったのか?

 敷地外に漏洩すれば、必然、海への流出の危険性があると想われますが、すでに流出されていた可能性がある!という。

福島民有新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/0225/news6.html
最大8億ベクレルの可能性 2013年8月漏えいの汚染水

「東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについても過小評価していたと発表した。ベータ線を出す放射性物質濃度を1リットル当たり8000万ベクレルと公表していたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレルに上る可能性もあるとしている。
 漏えいした汚染水約300トンについて、東電は土壌に染み込んだほか、一部は近くの排水溝から直接海に流れ出たとみている。現在、漏れた汚染水の濃度の再評価を進めており、3月末までにあらためて公表する予定。漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価している。
(2014年2月25日 福島民友ニュース)」とのこと。

 一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待しています。

 他核種と比べて比較的に害が少ないというトリチウムについては、やはり半世紀以上かけて希釈して流すのだろうか?

参考関連投稿:
福島第一原発 トリチウム汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?(2013-03-24) 
地下水中のトリチウムの環境に及ぼす影響としては
 トリチウム水の環境への影響に係る記載 2013-03-24の引例
ATOMICA
トリチウムの生物影響 (09-02-02-20)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20
によれば、

 トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。・・・ トリチウムは水素の同位体で、最大エネルギー18.6keVで平均エネルギー5.7keVという非常に低いエネルギーのβ線を放出し物理的半減期は12年であるという。

 大気上層中で宇宙線中の中性子と窒素原子核との衝突によって生成する天然トリチウムが自然界の水循環系に取り組まれているとともに、核実験や原子力施設などから主としてトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され、生物体へは比較的簡単に取り込まれるともいう。

このエネルギーは一般的に生態系に有害な放射線である紫外線の1000倍以上であり、危険な放射能であることが想定されます。

 このトリチウムは昔からよく耳にしたものですが、天然に微量存在するのみで、まさか原発で発生しているとは!それも除去されないとは!

  また、既報福島原発の地下水中のトリチウム除去は原理的には可能という!(2013-08-17) の引例
阿修羅
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/859.html

福島原発の地下水でトリチウム除去を可能にしたら、日本全国の原発に導入しなければならなくなる。
http://briliantblue.seesaa.net/article/360964823.htmlによれば、

 「・トリチウム除去方法は秘密でもなく、既に存在します。

気になるニュース29
http://plaza.rakuten.co.jp/shimojim/diary/201304130000/
shimojim 4/13/2013」ともいう。

個人的には、それ以上に杞憂するのは地下水による二次的な影響ですが、

ゲンダイネット 2014年2月22日

汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機http://gendai.net/articles/view/newsx/148186

「ソチ五輪のお祭りムードを吹き飛ばす驚愕のニュースではないか。福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

 事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

 漏水に含まれる放射性物質のストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

 もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分かります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いています」(科学ジャーナリスト)

民主党の辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないまま沈んでしまう危険性もある。

 タダでさえ、地下水がジャブジャブな敷地に大量の汚染水をあふれさせるなんて愚の骨頂だ。まったく「アンダーコントロール」されていない。」という。

 ⇒巨大地震が万一発生したら、敷地内のタンクが崩壊して、保管されている高濃度汚染水約35万トンは全量海に漏洩するのだろうか???

 

 

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