水徒然2

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福島第一原発 ALPSに異常 3系統全て処理停止で先行き不透明という。 

2014-03-20 | 環境放射能関連

'14-03-20投稿、追加・修正

河北新報 

2014/03/19 10:01


ALPSに異常 3系統全て処理停止 第一原発http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140319_63020.html

「東京電力は18日、福島第一原発の汚染水から大半の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の1系統で放射性物質の除去能力が低下したとみられる異常が見つかり、3系統全ての処理を停止したと発表した。
 1系統の出口で17日に採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1100万~1400万ベクレルと高濃度で検出された。東電によると、通常、処理後の水は放射性物質が取り除かれるため、数百ベクレル程度に下がるという。東電は念のため残りの2系統も合わせて止めて原因を調べている。
 ALPSはトリチウムを除く62種類の放射性物質を除去でき、3系統がフル稼働すると1日約750トンの汚染水が処理できるとされる。東電は2月12日から初めて3系統同時の処理運転を開始、4月以降の本格稼働を目指している。
 10月には3系統から6系統に増設し、政府が設置する高性能ALPSと合わせ1日当たりの処理量を最大で2000トンまで向上させる計画だが、相次ぐトラブルで先行きは不透明となっている。」という。

 既報福島原発 汚染水の現状、および、その対策および問題点に係る記載を調べました。【追加】(2014-02-25) で記載したように、一年前の既報環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その35:福島原発汚染水処理の計画について )(2013-02-22)によれば、「 第1原発で貯蔵する汚染水は1月時点で約22万立方メートルに上り、千トン単位の汚染水タンクで構内に保管されている。ALPSは、従来の設備で除去できなかった放射性セシウム以外の放射性物質も取り除ける。東電の試算では、2月中に運転を始めれば2019年には保管されている汚染水の処理が全て終わる。(2013/2/12)【共同通信】<記事全文>」ということで、設備能力を2倍に増強して汚染水のリスク低減をはかるという。ALPSは昨年3月の試運転開始以降、水漏れなどのトラブルが相次いでいることから、故障なく国を挙げての早期収束に期待しています。

 他核種と比べて比較的に害が少ないというトリチウムについては、やはり半世紀以上かけて希釈して流すのだろうか?と思っていましたが、今回のトラブルの原因について不詳ですが、なぜ水漏れトラブルが起こるのか?報道が待たれます。

 

 

 

 


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