黄金期を築きつつあるボストン響の1940年3月20日、ボストン、シンフォニーホールでの録音で、グリーグの名旋律を聴いてゐる。指揮はクーセヴィツキだ。 . . . 本文を読む
独逸にはブラームスの渋い室内樂がある。仏蘭西ではフォーレの奥深さに敵う作曲家は居ない(と僕は長年思い込んでいる)。そのフォーレの提琴奏鳴曲を、タリアフェロとソリアーノといふ仏蘭西の提琴家との協演で聴いてゐる。瑞々しいこの作品の雰囲気をうまく醸し出した秀演だと僕は思ふ。 . . . 本文を読む
ハンス・クナパーツブッシュのヴェルディと聞くと大きな違和感を感じる方も多いと思ふが、アイーダ、マクベス、オテロ、レクイエムを演目に取り上げてゐることはあまり知られてゐない。特に、レクイエムは何度も取り上げてゐて、お気に入りだったやうである。残念ながら、レコヲドで聴くことができるのはアイーダの大行進曲だけのやうだ。
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