以前からブルショルリの名は知ってはいたが、今回初めて聴くことができた。イシドール・フィリップ、エミール・フォン・ザウエル、アルフレッド・コルトー、ラウル・コチャルスキーについて学んだといふだけで聴いてみたくなるのは僕だけではないだらう。
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涙の出そうな日本のもの悲しいメロディーをマレシャルのセロで聴くと、セピア色の戦前の世界に誘われる。この切ない詩を創ったのは、なんと、美人画の竹久夢二だ。
待てど 暮らせど こぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな . . . 本文を読む