噂には聞いてゐたが、これほど美しいとは知らなかった . . . 本文を読む
コダーイは洪牙利の民謡採集に力を入れてゐた頃、評論屋たちに冷たい眼で見られてゐた。そのやうな中、バルトークはコダーイの佳き理解者であり、その作品の紹介に尽力した。その当時の証ともいえるレコヲドがある。 . . . 本文を読む
サティの影響を受け、より洗練された音楽性で冗談交じりの仏蘭西のエスプリを後世に残した作家、プーランクの人気は僕の学生時代に比べ、随分と高まってゐる。コミカルな内容を独自の和声法とピアノや小太鼓、バケツ等の多様な楽器で歌劇に仕立て上げた名作「ティレシアスのおっぱい」といふ作品がある。 . . . 本文を読む
最近、脚光を浴びてゐるタシュナーとグルートのデュエットによるフランクの提琴奏鳴曲を入手した。以前から聴きたかった演奏だ。冒頭部分から今までに聴いたことのない表現がいきなり飛び込んできた。 . . . 本文を読む