「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【大菩薩周辺】藤沢川タツ沢~恵能野川アモウ沢

2013-08-31 23:42:23 | 

                  アモウ沢ナメとナメ滝の始まり

【日 程】2013年8月31日(土)日帰り
【沢 名】藤沢川タツ沢、恵能野川アモウ沢
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】初狩駅(7:30)→瑞岳院禅堂(9:00-10:10)→タツ沢終了点(12:00)→アモウ沢堰堤(13:00)→アモウ沢乗越(15:00)→滝子山(15:30)→笹子駅(16:40)
【参 考】山と高原地図大菩薩嶺(昭文社)

滝子山を巡る沢はこれまで数本遡行しています。まだ入ったことのない恵能野川はアプローチが不便に思えましたが、地図を眺めて藤沢川から左岸の尾根を越えて恵能野川上流に行けそうだと気づいていました。そしてインターネットを見ていて、そのとおり実行している方を見つけました。藤沢川を分岐を右へ右へと遡行し、詰めで左岸の尾根を越え、恵能野川の上流アモウ沢に下って再び遡行し、アモウ沢乗越に出るルートです。懸案だったこのルートを実行でき、アモウ沢のナメとナメ滝を楽しめましたが、道を間違えたり、蜂に刺されたりのドジもやらかしてしまいました。また、とても暑い日で釜に浸かったり、頭から水を浴びたり、Tシャツを脱いで沢水に浸し、文字通り濡れ衣を着て体を冷やしながら登りました。

初狩駅から藤沢川に沿って車道を行きます。瑞岳院禅堂の下で大規模な堰堤工事が行われていました。ネットでは少なくとも3年前から工事が始まっているようでしたが、今まさに佳境といったところです。藤沢川右岸の高台にある瑞岳院禅堂は立派な建物ですが、人は常駐していないようです。瑞岳院禅堂の横を過ぎていく道は不明瞭となり、工事現場の上流へ下ろうとしましたが、途中に枝沢が入っていて登り下りに苦労します。ここで蜂に襲われてしまい、慌てて下って沢の水の中に入って難を逃れました。実はこれが藤沢川だったのですが、水流の少なさと巨大な堰堤工事との対比のせいか、蜂にさされて動転していたのか、これを枝沢と勘違いしてしまいました。我ながらあきれますが、藤沢川の左岸に沿って堰堤工事の下まで下ってしまい一回りしてしまいました。再び瑞岳院禅堂に戻りやり直しましたが、1時間以上の時間のロスでした。なお、工事現場を巻くには瑞岳院禅堂のある右岸ではなく、間違えて下ってきた左岸の方が踏み跡もあって容易と思います。

藤沢川タツ沢は平凡な流れですが、詰めにちょっと斜度のあるナメ滝があります。登れそうに見えましたが蜂に付き纏われ、登ろうとすると威嚇してきます。すでに痛い目にあっているのであきらめて右の斜面を登って尾根に出ました。尾根からは右の恵能野川方面に下る踏み跡があり、容易に下れて恵能野川の上流アモウ沢に出ました。アモウ沢を遡行していくと前方の恐怖の連続大堰堤が目に飛び込んできました。その手前で林道に出たので少し林道を辿りますが、アモウ沢から離れて行くので戻って堰堤を巻いて行きます。堰堤が終わってすぐにナメとナメ滝が出てきました(写真)。この上もナメとナメ滝が次々と現れて楽しませてくれます。最後は右岸から長大なナメの枝沢が出会います。興味を惹かれますが、途中で行き詰まる心配も覚えます。今回は素直に本流を辿り、藪こぎもなくアモウ沢乗越にでました。

せっかくなので滝子山の頂上を踏んで、寂ショウ尾根を下りましたが、ここでも途中の大鹿林道に出たところで登山道が終わったと勘違いして林道を歩き、桧平への登山道入口を見て初めて間違いに気づき戻りました。寂ショウ尾根は利用したことがあるのに情けない。それでも笹子駅手前の笹一酒造が閉まる前に間に合い、酒とビールを買って帰路に就きました。

 

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