「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】唐沢避難小屋泊で女峰山から大真名子山

2008-10-13 23:15:37 | 山小屋泊
                   夕暮れの女峰山から白根山方面

西参道バス停から歩き出し、唐沢避難小屋に泊まって女峰山から帝釈山、小真名子山、大真名子山を縦走して志津乗越に下り、馬立、荒沢出合、寂光滝を経由して田母沢バス停に出ました。一日目の登りは黒岩あたりから雲竜渓谷と左岸山肌が緑に赤い点が散りばめられて見事でした。西側のカラマツの黄葉も綺麗でした。二日目の女峰山、帝釈山、小真名子山、大真名子山の各山頂からの眺めも素晴らしかった。男体山の山肌も良く紅葉していました。連休で道路も渋滞していましたが、バスを利用したのは西参道や田母沢と短い距離で、歩くよりは速かったと思います。

【日 程】2008年10月12日(日)~13日(月)1泊
【山 域】奥日光
【山 名】竜巻山、女峰山、専女山、帝釈山、小真名子山、大真名子山
【メンバ】単独
【天 候】12日、13日晴のち曇り
【コース】
12日:西参道(8:10)→行者堂→竜巻山(13:30)→唐沢小屋(14:00) 女峰山往復後泊
13日:唐沢小屋(5:30)→女峰山→大真名子山(10:00)→志津乗越(11:20)→馬立(13:00)→田母沢(16:00)
【参 考】山と高原地図13日光

女峰山から帝釈山、小真名子山、大真名子山への縦走は、特に電車バス利用での日帰りは難しく、私にとっては懸案になっていた。紅葉も見頃になった3連休、12日、13日と続けて好天の予報もあって、唐沢小屋に一泊する計画で出かけた。この時期の奥日光への道路は大混雑が予想され、道路の混雑を避けて唐沢避難小屋に麓から登って縦走した後、また麓へ下る予定とした。当日の道路の混雑は予想以上で、バスは東武日光駅を出た途端にいきなりノロノロ運転となる。歩いた方が早いかと思ったが、西参道バス停まで歩くよりはだいぶ早く着いた。

二荒山神社と大猷院の間の石畳の道を行き、行者堂から山道に入る。いったん車道に出て、すぐまた山道に入り、殺生禁断碑を過ぎると登りが緩やかになって景色も開けてくる。稚児ヶ墓あたりで日帰り軽装の男性に抜かれる。笹原の道となり紅葉も見られ、展望が開けて男体山も左に見え、振り返ると日光の町も見える。途中、東にちょっと下った水場は水が少なくて汲みづらかった。再び樹林帯に入って展望もない長い登りになる。この道は2年前に霧降高原から女峰山に登って下って来ており、その時は笹藪で道が見えないほどになっていたが、今はきれいに刈り払われて歩きやすくなっていた。「入風」と表示のある岩場の前後は展望が開け、左手のカラマツの黄葉、右手の赤薙山方面の山肌の紅葉が美しい。その先、雲竜渓谷を見下ろせる遙拝石からの眺めはさらに素晴らしかった。しばらく景色を眺めてゆっくりしてから、きつい登りにかかる。「箱石金剛」の表示のあるところから尾根に上がると竜巻山の表示があった。

唐沢小屋に着くと、早々と到着していた男性が優雅に寝ころんで本を読んでいた。彼は自転車を志津乗越にデポして野州原林道を下る計画とのこと。しばらくすると女峰山から下ってくる人が次々と小屋に入る。結局、この日は約20人ほどが小屋に泊まったが、小屋は二階もあってけっこう広くて余裕がある。私は食事も済ませ、水場で水も汲んできてから、空身で夕暮れの女峰山を往復する。山々が雲海の上に浮かんでいた。夜はかなり冷え込み、いびきやトイレに外へ出ていく人が立てる音もうるさく、あまり快適とはいかなかった。

翌朝は朝食に使って水が減ったので、暗いうちに水場へ下って汲んできた。水の容器をもう少し多めに持って来ていればと後悔。戻って来ると大部分の人は出発するところで、出遅れた。東の方角は雲が多く、日の出はダメだが女峰山に登ると西の方は雲もなく素晴らしい展望が広がっていた。帝釈山に向かう人は少なく、私の他に単独行の男性二人と男女3人グループの計6人だけだったようだ。鎖のある岩を越えると専女山の表示があり、先行する男性に追いついた。小真名子山、大真名子山、男体山と連なる山並みの下部の紅葉が美しい。帝釈山まで来ると西の山々がいっそう明瞭に見えてくる。富士見峠への下りは長い。小真名子山への登り返しはガレ場の急登だが展望が良く、振り返ると帝釈山の山肌の紅葉が綺麗で、奥に見える女峰山の姿もいい。鷹巣に下って大真名子山への登り返しも長い。頂上は展望が良いが、男体山と女峰山の頂上付近は雲がかかりだしていた。志津乗越への下りは鎖場が多い。

志津乗越に着いて時間を見るとほとんど地図のコースタイムどおり。三本松に出ようかと少し迷ったが、とりあえず昼食休憩とした。昼食を取ってみると元気回復し、日光まで下る気持ちになった。馬立までの林道歩きは暑かったが、このあたりの紅葉がちょうど見頃で綺麗だった。荒沢出合に下り、少し登りがあって、笹藪帯に入る。ここからは傾斜の緩い一直線の下りが延々と続く。前日、登りに取ったコースも長いが、こちらの方が変化が乏しくてさらに長く感じた。笹藪も刈り払いがされてなく、道が隠れていた。裏見滝の分岐を見送り、寂光滝を目指した。笹藪が終わるあたりで下りが急になり、このあたりではちょっと足に来た。寂光滝を見物し、駐車場にあった休憩舎を借りて、着替えてほっとする。あとは車道をのんびり歩いて田母沢バス停に出た。時刻表とは無関係にちょうどバスが来た。


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