帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 くじゅう大船山アタック -往路-

2015年05月05日 19時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
今年のゴールデンウィークの本番イベントは、突然計画が浮かんだ。
帰省してきたリョウが、再び東京の生活へ戻ったのが4日、なんだもう帰るのか・・・
と言いつつ、天気の具合を見ると5日、6日がちょうどよい好日!。
ならば野ねずみ活動の展開だ(^o^)。テントとシュラフをパッキングして、目指すのは
当然、”くじゅう”!。ボウガツルにベースキャンプを作って、大船山アタックだ!。


昨日から、できる準備を進めて、5日は3時起床。今日の昼ご飯用のお湯と食材を
準備して最終パッキング完了が4時過ぎ。レン猫参謀長の作戦発令が4時半、出発だ!。


0438時の出発から約1時間。0537時、椎田有料道路と東九州自動車道間で朝日を見る。
この新しい高速道路が出来て、北九州から大分方面がずいぶんアクセスしやすくなったのだ。


東九州自動車道から椎田有料道路、宇佐別府有料と乗り継いで、0615時、朝ご飯は
昨日の隊長の実家でいただいた東筑軒のかしわめしおにぎり(^o^)。ウマい。
九州自動車大分道の由布岳PAでトイレ休憩。






まず、今日のルート、雨ヶ池コースの登山口を目指してタデ原湿原を渡る。
ホオジロがさえずっているね(^^)。ホオジロのさえずるタデ原湿原を行く


0805時、タデ原湿原を渡り切って、いよいよ雨ヶ池コースに入山だ。
スミレ達が見送ってくれる。今日はやっぱり登山客が多くて、子供達の声が
にぎやかだね。


ゆっくりと登って行く森の中の気持ち良い道を、約1時間。0906時、展望が開けた
ベンチが格好の休憩所。一休みして行動食を摂る。朝ご飯の残りのかしわ飯
おにぎりだ(^o^)。
入れ替わり立ち代わり数組のパーティーが休憩に来て立ち去って行く。
和やかに挨拶して笑顔を交わして、ご年配のご夫婦は出会ったちびっこに
飴ちゃんサービスだ(^^)。・・・山はいいねー。


0924時、このルートの題目にもなっている”雨ヶ池”に到着。






0959時、登山道が下りだしてしばらくすると、ボウガツルが現れる。
やあ、久しぶり、帰ってきたよー。


ボウガツルの端からくじゅうを俯瞰する。あの遥かな屹立が大船山。今日の目標だ。


では行きましょう、いよいよボウガツルへ。










昼ご飯を早めに済ませて1210時、いよいよ大船山アタック開始。ここからが本番。


ボウガツルもフデリンドウが大群生。草原一面が青色に光るようだ。






この道は、もう少し季節が進むとミヤマキリシマが彩りをくれるのだけど、まだ早いね。
おやおや、イワカガミが咲きだしている。こちらはキジムシロ。辛い登りを応援してくれる。


1335時、1時間半の辛い登りで息を切らせて、やっと着いたぞ!。でもまだ頂上ではない。
段原という峠で、ここから大船山への道、北大船を経て平治岳への道、と分かれるのだ。
一休みしよう、隊長はバテバテだ。先に着いていた奥さんが「死に物狂いで登ってきた!」
その通りだね(^o^)。


この段原からは久住山方面の展望が素晴らしい姿を見せる。


大船山のかなたに広がる風景にも、心を惹かれるねー。




休憩を終えて、最後のアタックへ、上り詰めていくと見えなかった展望が広がりだす。


1403時、ついに今回の作戦の最大ターゲット、大船山山頂登頂。まずは眺めを楽しんで。


空は真っ青!。最高の日だ!。


大船山山頂から久住山、中岳、天狗ヶ城を見はるかす。視界はその向こう、阿蘇へも・・・。


足元に見下ろすボウガツル。おおー野ねずみ探検隊のベースキャンプのテント発見。


大船山山頂から由布岳の二つのピークを見る。手前には黒岳の山塊がうずくまる。


大船山山頂にはこんな池があるのだ。御池(ミイケ)だね。天空の不思議池だ。
さあ、1414時、休憩して十分楽しんだら下山を開始しよう。いつまでも居たいけどね。


約20分強の下山、1442時、段原に戻りつく。キジムシロが大群落を作っている。


更に、ボウガツルを目指して下る。なんの花か白い花に浮かぶ”くじゅう”だ。


1544時、無事ボウガツルへ下山。ベースキャンプへは10分もかからず到着。
隊長は「一休み・・・」と言いながらテント内へ(^o^)。では、オデはお風呂行くよー。


16時過ぎ、法華院温泉山荘のお風呂をいただきに行くのだ。


西日に輝くようなボウガツルの景色を、先ほど山頂を極めた大船山が見下ろしている。






お風呂上りにテントへ戻る道は、すでに山の影が落ちてきているね。


タープの向こうに聳え立つ大船山が、夕日に染められているねー。


1730時、テントに着いたら、オデはさっそく晩ごはんの準備。隊長はその間にお風呂へ(^o^)。
1825時、お帰りー、ご飯できてるよー。


夕暮れが野ねずみ探検隊のベースキャンプを包みだした。
今日の活動はここまで。なんと楽しい山旅の途上。幕営もまた楽しいのだ。おやすみなさい。

ここまでのYAMAPU記録→野ねずみ山日記 くじゅう大船山アタック -往路-