たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

樫の木は残った

2007-05-05 | 人間
午前8時、剪定前の樫の木の全体像です。
この家の主(あるじ)は、強剪定には積極的ではなかったのですが、
いえびとと植木屋が、ほとんど丸坊主にするという案に乗り気です。


3時間後に行ってみたら、上半身が裸になっていました。
クレーンも登場して、これから右半分の太い幹を切るところです。


クレーンの操作もお見事!
憐れ、首吊り状態です。 ↓


切り口に、子供のお絵かきみたいな、不思議な模様があります。 ↓
恥を知らないたまびとは、若い職人さんに質問しました。
「その模様は、何ですか?」
職人さんは、淡々と 「木には心材と辺材があって、真ん中の色が濃いところが心材、まわりの薄いところが辺材です。
木は、辺材の部分で水や養分を吸い上げているんです」 と、教えてくれました。
「そんなことも知らないんですか~?」 とは言われなかったので、嬉しかったです。


さて次に、左側の最も太い部分を切ります。
電線が迫っているので、難しい作業が続きます。


お見事! ↓
これは、首吊りというよりは、逆さ吊りです。


無事にトラックに収容された時点で、雨がパラついてきました。


雨があがった翌朝、剪定が完了した樫の木の写真を撮りに行きました。
ほとんど丸裸ですが、どうやら生きているようです。
樫の木は残った のです。