たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

車中から撮りました

2008-12-14 | 韓国4
あわただしく過ごしたソウルでしたが、後ろ髪をひかれつつ東京に帰ることにしました。
空港に向かう車中から撮った写真をUPします。

ソウルの街の中を 漢江(ハンガン) という大きな河が、ゆったりと流れています。
東京の隅田川のように、たくさんの橋が架かっているので、次々と異なるデザインの橋が現れます。



漢江(ハンガン)の中に 汝矣島(ヨイド) という島があり、そこにはテレビ局が集まっています。
国会議事堂があるのもこの島で、前回も写真を載せていると思いますが、走る車の中からにしてはよく撮れているという自己満足のもとに、懲りずに掲載しました。


この金ピカの建物は 大韓生命63(ユッサン)ビル といいます。
この建物、63階建てだから63ビルというらしいのですが、63はロクジュウサンとは読まずに、ロクサン(ユッサン)と読むようです。
韓国ドラマの中に登場したのを何回か見たことがありますから、ソウルを代表するおしゃれなビルなのかもしれません。


それにしても、金ピカでおしゃれすぎちゃって、陽が当たるともう大変!
 まっ、まっぶしい~~~~~ 

カンジャンケジャンを食べました

2008-12-13 | 韓国4
帰る日の前日、娘に 「サムゲタンでも食べに行く?」 と聞かれたので 
「カンジャンケジャンが食べたい」 と我儘を言いました。
サムゲタンは鶏一羽を使ったサッパリ味のスープで、カンジャンケジャンはワタリガニの
醤油漬け。  できれば両方食べたい!  でも時間が無い。

カンジャンケジャンを食べることになり、一番おいしいと言われているお店を目指して 
江南(カンナム) というエリアに向かいました。
ここはカンジャンケジャン横町と言われるくらい、ワタリガニのお店が集まっています。
それぞれのお店の前に黒い服の男性が立っていて呼び込みをしています。

「そっちのお店は偽者だよ~」 という呼び込み男性の声を背中に聞きながら、
元祖といわれる プロカンジャンケジャン に入りました。
止まっているトラックで、生きているワタリガニが運ばれてきました。


ワタリガニの隣の水槽には、これも生きているタコがいっぱい入っています。
タコの足のぶつぎりを生で食べるサンナッチというお料理があるのですが、口の中に入れたとたんに吸盤が頬の裏に吸い付くという痛いお刺身なのです。


カンジャンケジャンが運ばれてきました。


綺麗に並べてあったワタリガニを、お店の人がハサミでバチバチ切ってくれます。


生のまま醤油に漬けたワタリガニをチュウチュウ、ズズズーと食べるのです。
おいしそうでしょう?  おいしいよ~~~!!!
最後に空になった甲羅にご飯を入れてかき混ぜて食べると、もう言葉もありません。

ソウルの地下鉄

2008-12-12 | 韓国4
ソウルはこんな↓風に坂の多い街です。
日本語で店名が書かれたお店をあちこちで目にしますが、
この坂の途中にあるお店の名前は 『達人まぐろ』。
いかにもおいしいまぐろを食べさせてくれそう・・・・・


韓国のタクシーは日本より安いので、娘と外出する時はいつもタクシーなのですが、今回は一人なので地下鉄に乗りました。
ソウルの地下鉄は1号線から8号線まで番号が付いていて、番号ごとに色分けされているので、網の目のように縦横斜めに交差しているにもかかわらず、分かりやすく乗りやすいと思います。
駅名はハングル、漢字、アルファベットが併記され、全ての駅に三桁の番号が付いています。
たとえば 『明洞(ミョンドン)駅』 は、4号線の24番なので、424という具合に。

分かりやすいと書きましたが、ホームに上る階段の下で、右を上がるのか左を上がるのか、わからなくなりました。
通りかかった中年の女性に 「ヨギヨ(ちょっとすみません)」 と声をかけ、乗換駅の名前を告げると、少し考えてから左の階段を指してくれました。
電車に乗ると、後からその女性も乗ってきて座席に座り、私にも隣に座るようにと、シートをたたいて動作で示してくれました。
降りる駅では、またジェスチャーで 「ここ」 と教えてくれました。

いろいろな人にたくさん親切にしていただき、暖かな気持ちになりました。
日本に帰ったら、私もお返しをしたいと思いました。
特に外国からいらっしゃった方には親切にしたいと思っています。
さっぱり通じないカタカナ英語を駆使して。 

さて、乗り換えた地下鉄で、日本では見られない光景に出会いました。
私はドア付近に立っていたのですが、少し足が不自由そうな青年が乗ってきて、
座っている乗客の膝の上に次々と小さな品物を置いていきました。
次の駅に着く前にその品物を回収して歩くのですが、その時に若い女性と中年の女性がそれぞれ小銭をその青年に渡しました。
品物を買ったということで、受け取っても良いのですが、若い女性は品物を返していました。
つまり小銭を恵んであげたということなのです。
青年はドアが閉まると、また次のシートに行って、同じことを繰り返していました。

初めてソウルを訪れた時にも地下鉄に乗ったのですが、座っている乗客の膝の上に次々と物を置いていくおじさんを見た時は、すごいカルチャーショック(?)を受けたものです。



リスを見ました

2008-12-11 | 韓国4
宗廟(チョンミョ)の永寧殿から森の中の道をたどると、
昌慶宮(チャンギョングン) に行くことができます。


その道で、リスに出会いました。
動きが素早い上に、薄暗い森の中なので、なかなかピントが合いません。


ほんの数秒止まってくれました。 
ドングリを食べているように見えます。


昌慶宮(チャンギョングン)に続く道には、朝鮮王朝を偲ばせる塀がありました。
こうした落ち着いた佇まいを見ると、私の心もしっとりと落ち着きます。


たわわに実った柿の木に カッチ(カササギ) が群れています。


「おばさん、何見てるの?」 と言っているカッチの前には半分食べられた柿の実が。


宗廟(チョンミョ)の正門の前を歩く女性の、巧みな技にご注目下さい。
頭の上に乗せているのは、出前用の大きな金属盆です。
手も使わずにスイスイと歩く女性には、しばしば出会うのですが、
そのたびに驚いてしまう私です。

宗廟 (チョンミョ)

2008-12-10 | 韓国4
世界文化遺産に登録されている 宗廟(チョンミョ) は、朝鮮王朝の王の位牌を祭るために建てられました。
今は歴代の王と王妃の位牌が祭られています。

民族衣装のチマチョゴリを身につけた女性が無料で案内してくれます。
入場料は1,000ウォンですが、少し前まで1,000ウォンは100円くらいだったのに、このところのウォン安で、換算すると70円くらいだったのには驚きました。


この↓建物は後から作られた案内板なので、韓国らしい華やかな色使いで塗られていますが、古い建物は地味で無駄がなく、厳粛な雰囲気に圧倒されました。


広大な森の中に、正殿へといざなう石の道が続いています。
中央は王様だけが歩く道なので、シモジモの者は歩かないようにと札が立っています。

この方たちは日本人の観光客です。
ガイドさんが日本語で案内してくれるので、私も付いて行きました。


御粛室


望廟楼


水剌間 (スラッカン)
王様の食事を作る台所。  作った食事は王様に差し上げる前に、手前に見える石の台の上に並べたということです。
右手に見える小さな屋根の奥に井戸があります。


丸い石組みが井戸です。


列柱と扉を規則正しく並べた建築のシンプルさは、言葉を失うほど荘厳な雰囲気を醸し出しています。
この中に位牌が並べられているらしいです。
横に長~~~い建物なので、カメラに納まりませんでした。 


毎年5月の最初の日曜日に祭礼が執り行われているそうです。
そこでは 宗廟祭礼楽 という荘厳な音楽が演奏されるということです。

明洞(ミョンドン)散策

2008-12-09 | 韓国4
日暮れまで少し間があるので 明洞(ミョンドン)を散策してみます。
明洞は東京の渋谷のように、若者がたくさん歩いている活気のある街です。

まこっぷさんが 「明洞にある」 と言っていた クリスピークリームドーナッツ のお店を見つけました。
最近は東京にも店舗が増え、立川でも買えるようになりました。


ソウルには、こういった↓お店がけっこうあります。
ターゲットは日本人観光客・・・・・ってことですね。 (笑)


交差点に大きな靴のオブジェ。 靴屋さんの宣伝?
人がぶつかったら大変!  ・・・と思うのは老婆心というものでしょうか。  


それにしても でかい!


路地の先に見える塔は ソウルタワー です。
都内を歩いていると、東京タワーが見えたりするのと同じですね。


細い路地があくさんありますが、ここ↓は 中華ストリート。
夜は飲み屋の屋台が並ぶところだそうです。

昼間も食べ物の屋台が出ています。
黒い服で立っている後姿の女性二人が、それぞれのお店の店主です。


お店の前で立って食べているのは韓国の青年。
おしゃれでかっこいい!


「ならば私も!」 と ホットック を買って立ち食いすることにしました。
中に黒砂糖が入っているので、食べると熱く焼けた砂糖がトロリと出てきます。
屋台のお兄さんに 「写真撮るからちょっと持っていて」 と頼んだら 「俺のことも撮ってくれるの?」 って、聞かれてしまいました。
「ホットックだけ」 って答えたら、とてもガッカリしていました。 (笑)

お互いに言葉は分からなくても、身振り手振りで会話は成立するものです。 (笑)
 

明洞聖堂 (ミョンドンソンダン)

2008-12-08 | 韓国4
ソウルに滞在してから数日が過ぎ、時間にも少し余裕ができたので、明洞(ミョンドン)に行ってみることにしました。
一人で。   今まで一人でソウルの街を歩いたことはありません。
それも目指すところは渋谷なみの繁華街 明洞(ミョンドン)。  
大丈夫かなあ、私。 

先ず、以前から行ってみたかった 明洞聖堂(ミョンドンソンダン) を目指します。
地図を片手に街角で飴を売るお兄さんを直撃しました。
地図の上を指しながら 「ミョンドンソンダン」 と言ってみました。
お兄さん、困った様子で左の方角を指差しました。
「チッチン?」 と私が聞いたら 「ネエ」 と答えてくれましたから、左へ真っ直ぐ行くらしいです。

十字路に出たので、また近くにいた若い女性に地図の上を指して尋ねました。
若い女性も困った様子で道路の先の方を指差しました。
「オルンチョ?」 と聞いたら 「ネエ」 と答えてくれました。

明洞聖堂はこの道の右側にあるようです。

現地の人に道を尋ねる楽しさを味わいながら着いてみたら工事中でした。 


下の写真は工事の看板を写したもので、この礼拝堂は工事用の幕で覆われていて
見ることができませんでした。
韓国はキリスト教の信者が多く、教会もたくさんあります。
このカトリック教会は、韓国内でもっとも古いもので、1898年の創建です。


後ろ側にまわってみたら小さな入り口がありました。
入っていいものかどうかためらっていると、中から出てきた韓国人の女性が綺麗な日本語で 
「今はミサの時間ではないので、入っても大丈夫ですよ」 と教えてくれました。
中に入ると、信者さんが数人お祈りをしていました。


敷地の奥に立つマリア像。
無数に灯されたロウソクが、多くの信者さんが訪れていることを物語っていました。

ソウルの鳥

2008-12-06 | 韓国4
11月初旬はソウルも紅葉が美しく、娘の家も赤や黄に色づいた木々に彩られていました。

毎日、庭に カササギ がやってきます。
カササギは日本のカラスのようにたくさん飛んでいて、韓国の国鳥になっています。
大きさもカラスと同じくらいに見えます。
カササギは、日本では佐賀県を中心とした九州にしか生息していないということです。


韓国ではカササギのことを カッチ といいます。
カッチが鳴いているのを聞けば、この名前が鳴き方からついたということはすぐにわかります。
「カッチ カッチ」 と、鋭く大きな声が日常的に響き渡っています。


娘の家は高台にあり、遠くにゆったりと流れる 漢江(ハンガン) が見えます。


シジュウカラ、ジョウビタキなどいつも日本で見ている鳥もいますが、背後が山なので 
コガラ なども庭先にやってきます。


この↓鳥の名前がわからないのですが、毎日夕方になると集団で帰ってきます。
スズメより小さくてチョコチョコとよく動き、団体でおしゃべりするので、それはそれは賑やかです。
写真の上でクリックすると、生垣の上にズラッと並んだ姿を見ることが出来ます。



先ずは食料を

2008-12-05 | 韓国4
食材を買いにスーパーへ行きました。
肉、魚、野菜など日本のスーパーと同じような物が置いてあるのですが、微妙な違いもあり、欲しい物を売っていないということもあります。
この時は、里芋が手に入りませんでした。
また、「どうやって食べるの?」 と首を傾げたまま手が出ないような食材もあり、スーパーはおもしろいところです。

スーパーの入り口近くにペットショップがあり、お化粧した犬がお客様を待っているようでした。
犬を食べる習慣がある国なのですが、最近ペットブームのようです。
君も食べられないように気をつけてね。

スーパーの中にフードコートがあるので、韓国食を食べました。


スープの中にお餅(トック)が入っています。もちろんキムチがついてきます。
右の写真は娘の家で食べた別な日の昼食。 Eddieがホットケーキを作りましたが、とっても綺麗に焼けていて私よりずっと上手です。 
 

また別な日。 出前を取りました。↓
牛の骨と肉を煮込んだスープ 『ソルロンタン』 の中にご飯を入れて食べます。
見た目よりずっとあっさりしていて美味しいですよ。
おかずもたくさんついてきます。 これがまた美味しい!

右の写真は、また別な日。 近所に住む白人(フランス人だったかな?)の奥様が、差し入れしてくださいました。
ソウルにもCostcoがあるそうです。 日本ではコストコと言っていますが、アメリカや韓国ではコスコと言います。
 

 

帰りの飛行機で

2008-12-04 | 韓国4
今日は帰りの飛行機での話を聞いてください。

下の写真は 金浦空港 です。


窓側の席が好きなのですが、通路側しかあいていませんでした。
飛行機に乗り込んでみたら、窓側の席には30代くらい細身の韓国人らしき女性が座っていました。
二人の間の席は、体格の良い韓国人ビジネスマンだったので、お願いして荷物を棚に上げてもらいました。
彼は座るとすぐにアイマスクを着け、寝る体勢に入りました。

飛行機が滑走を始めてしばらくすると窓側の女性が私の方に手を伸ばしてきました。
「?」 と思っているうちに私の左手は彼女の両手で握り締められました。
ますます 「?????」 と思っていたら、彼女 「お~~~ お~~~~」 と騒ぎ始めたのです。
顔を覗き込んだら、小さな声で 「こわい」 と言いました。
彼女が覚えている数少ない日本語のうちの一つのようです。

あまりの騒ぎに、寝ようとしていた男性がアイマスクを取り、その女性と席を代わりました。
私も知っている数少ない韓国語の一つ 「ケンチャナ(大丈夫)!」 を繰り返して唱え、励ましてみました。

やがて飛行機がすっかり上昇してしまうと彼女は落ち着きを取り戻し、食事もしっかり食べました。
食事は 食楽空弁。  味噌汁もいただきました。
彼女も私の味噌汁を見て、指を指して同じものを注文していました。

やっと彼女の手握り攻勢から解放されたのです。

行きに食べた 『松花堂シリーズ』         帰りに食べた 『丼御膳シリーズ 』
 

と思ったのもつかの間でした。
日本の上空に差し掛かり、着陸態勢に入るとまたもや彼女の大騒ぎが始まりました。
その怖がりぶりは笑いが込み上げて来るほどでしたが、こんなに怖いのに一人旅をしなければならないなんてお気の毒なことだと同情もしてしまいました。

そして考えたら私も一人旅・・・・・でも飛行機は ケンチャナ です。

左手を握られたまま飛行機は羽田に到着しました。
飛行機が止まると彼女は何事もなかったかのように颯爽と降りていきました。
お礼の言葉も無く・・・・・残された私の肩には ズンッ と疲労感がのしかかりました。