東京都青梅市住江町74にある
津雲邸 を見に行きました。
津雲邸は、戦前から戦後にかけて衆院議員だった青梅の名士、
津雲国利氏が所有していた邸宅ですが、35年くらい空き家のままです。
土地が700坪あるので、マンション建設の話なども浮上しており、
貴重な建物を残すために、地元住民が買い取る運動を始めたということです。
この運動の一環として、津雲邸を一般公開するというので見に行ったのです。
7月7日に続く、2回目の公開日7月16日に行きました。
住吉神社の参道のまん中に、道案内板が立ててありました。
ここを右に入ります。
津雲邸は呑龍様がある
延命寺 の向かい側にあります。
古い建物とトンカツで有名な
もりたや さんの先です。
津雲邸は坂の途中にあるので、道路からは見上げることになります。
以前からこの道を歩く時、いつも気にしていたお家なので、
中に入ってみたいと思ったのです。
敷石がお洒落! こんなの踏んでいいんだろうか・・・
部屋の中は埃だらけで、歩くと足の裏が汚れます。
津雲氏が残したものが、そのまま置かれていて、
黒皮製のガッチリしたカバンには津雲氏の名札がついています。
大広間に置かれた
釈迦涅槃像 (しゃか ねはんぞう)
こんなに大きくて重そうなもの、どこから持ってきたのでしょう。
築約70年の建物は木造瓦葺2階建てで、京都から宮大工を呼んで造らせたようです。
素人の私の目からは、それほど重厚な建築には見えないのですが、
建具一つにも凝った細工が施してあり、
壊してしまうのは、惜しいのではないかと思いました。
2階の部屋にはオーブがたくさん飛んでいたのですが、
次回はオーブが写っていない部屋の写真を選んで、掲載したいと思います。
広いお庭も、今はすっかり荒れてしまっています。
奥に見える建物は、運転手さんの控え室だそうですが、まるでお茶室です。