たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

野火止用水清流復活口

2014-03-09 | 小平市 小金井市 東久留米市
2月25日に『東京都薬用植物園』に行きましたが、帰りに野火止用水の清流復活口を見に行きました。
野火止用水は、江戸時代に玉川上水の分水として開通しました。
しかし昭和20年代に入ると、人々の生活様式が変わり、多摩川が汚染され、玉川上水も野火止用水も汚れた水が流れるようになってしまいました。
やがて野火止用水は、玉川上水からの取水が停止することとなったのです。

その後、下水の処理水を浄化した水を流す『清流復活事業』の実施によって、再び水が流れるようになりました。


『東大和市』駅から10分ほど歩くと、清流復活の放流口にたどり着きます。


野火止用水沿いに、雑木林の中の道が続いています。


野火止用水の法面(のりめん)に張り付くように茂る植物がありました。


花が咲いています。
どうやらフッキソウ(富貴草)のようです。


『東大和市』駅から清流復活口までの間は、浅い水の流れが作られていて遊歩道になっていますが、玉川上水から水を引き入れていた時には、ここに野火止用水の流れがあったのです。


東京都薬用植物園温室

2014-03-01 | 小平市 小金井市 東久留米市
東京都薬用植物園には温室があります。


温室の中に入ると、外が冬であることを忘れてしまいそうになります。
私と入れ違いに温室から出てきたおじさんに、「ビール飲みたくなるよ」と話しかけられました。(笑)


ゼラニウムの花に、虫が止まっています。


ムユウジュ(無憂樹)の木に花が咲いていました。
お釈迦様がこの木の下で生まれたと伝えられているインド原産の木で、サラソウジュ(沙羅双樹)、インドボダイジュ(印度菩提樹)とともに、3大聖樹とされているそうです。


カカオノキに実がなっていました。


チョコレートとココアについて、読んで学習しました。(汗)


トウワタ(唐綿)の花は、一つ一つはとても小さいのに、華やかな色で、あたりを明るくしています。


クミクスチンは別名猫ひげ草・・・なるほどですね。
ハーブティーを作ったりするらしいです。


セイロンベンケイソウは切り離した葉っぱから芽が出るので、別名ハカラメ(葉から芽)と言います。
だいぶ前に、葉っぱから芽が出るおもしろい植物として流行ったことがありましたが、最近はどうなのでしょう


東京都薬用植物園

2014-02-26 | 小平市 小金井市 東久留米市
昨日今日の暖かさは束の間ということですが、ちょっと心が浮き立ち、昨日はふらりと東京都薬用植物園に行きました。

所在地   小平市中島町21-1
開園時間  9:00~16:00
休園日   月曜日
西武拝島線『東大和市』駅下車 徒歩2分
入園料   無料


まだまだ寒いこの季節ですが、花の姿を求めて、大きなカメラを持った方々が数人来ていました。


上の写真の男性が撮っているのは、この花、節分草
節分の頃に咲くから節分草なので、もう花の季節は終わってしまったかしらと半ば諦めていたのですが、会えて良かった。


この男性も、かなり入れ込んでます。


この方が撮っているのは福寿草
お洋服の色、揃えてきたのかしら。


ほかにもこんな素敵な花が咲いていて、嬉しくなりました。
ミスミソウ(三角草)の仲間のスハマソウ(洲浜草)です。


名前がこの状況にピッタリ  スノードロップ


雑木林の節分草はどうなったかしら・・・と期待せずに行ってみたら・・・・・


わずかに咲いていました。


漢方薬に使われるセリバオウレン(芹葉黄連)も僅かに咲いていました。


ここからは、木に咲く花をご紹介します。
先ずは満開のですね。


紅梅も美しい。


和紙の原料として渡来したミツマタ(三又)です。


ソシンロウバイ(素心蝋梅)がまだ咲いていて、甘い香りを漂わせていました。


漢方薬に使われるサンシュユ(山茱萸)は、開花の一歩前でした。


もう少し経つと、ハルコガネバナ(春黄金花)の別名の通り、木全体が黄金色(こがねいろ)に輝くことでしょう。


小平市 小川寺

2014-01-26 | 小平市 小金井市 東久留米市
先日の玉川上水の散策は、上水の遊歩道だけを歩いたわけではなく、途中で寄り道をしました。
新堀用水にかかる小さな木の橋を渡り、朝鮮大学の門の前を通って、北に向かいました。


やがて現れたのは、武蔵野美術大学です。
大事そうに建物の模型を抱えた3人の学生さんが門から出てきました。


美大を通り過ぎると、あたりは関東ローム層の赤土の畑になります。
冬から春は強風に赤土が舞い上がり、空まで茶色に染まるモノクロームの風景が広がります。
小平は富士山の火山灰に覆われた痩せた土地だったそうですが、玉川上水が出来たことによって、用水を引き、畑を開墾したそうです。
その大事業のリーダーだった小川九郎兵衛という人のお墓があるのが小川寺(しょうせんじ)です。

赤土の畑の先に、小川寺と墓地が見えてきました。


のどかな田舎の風景の中のあちこちに新しい家が立ち並びます。
小川新田は今、畑が減り、どんどんマンションや建売住宅に変貌しています。

可愛らしいおうち  この風景だけ見ていると、アメリカに来たのかと思ってしまいますね。


畑の間を流れるのは、玉川上水から引いた小川用水です。


山門が青梅街道に面している小川寺(しょうせんじ)に着きました。


小川寺は350年ほど前の開山のようですが、山門は昭和37年に新築されたそうです。


本堂も古い建物は焼失しているので、新しくてりっぱです。


謂れのある梵鐘などもあり、お庭も綺麗に整えられています。


小川寺に向かい合うように存在するのは、小平神明宮です。
入口は狭いのですが、参道は100メートル余りも続いています。


ここにも、小川新田を潤した小川用水が流れています。


右側は小平神明幼稚園なので、ちょっとばかり賑やかですね。


りっぱな本殿にお参りさせていただきました。


めん処 松根

2013-04-30 | 小平市 小金井市 東久留米市
森田さんのオープンガーデンの中にある 『めん処 松根』
所在地    小平市小川町1-423
営業時間   11:00~17:00
定休日    木曜日
駐車場    あり
西武拝島線 『東大和市』 駅から徒歩7分


お店の中は、テーブルが3卓とカウンターしかないので、混んでいるときはお庭のテーブルでいただくことになります。
今は外気が心地よい季節なのでいいのですが・・・・・


オープンガーデンのほうから見ると、どこがお店なのかわからないかも・・・・・


外のテーブルにお客様が座っていたので、お店の方に 「混んでいそうですね。 一人なんですが座れますか?」 とたずねたら 「カウンター席が空いているのでどうぞ」 と答えてくださいました。


うどんは、いわゆる 小平の糧(かて)うどん です。


お蕎麦は息子さんが担当しているようです。


最近食が細くなったので、とにかく食べきれるようにと、一番ボリュームが無さそうな せいろ蕎麦 を頼みました。
量が少なめで、私でもラクラク食べきれました。
蕎麦の切り方がとっても細くて上品。
ツユがよくからむように細く切ると聞いたことがありますが、試しにツユをつけないで食べたら、蕎麦の味がよくわかって美味しいと感じました。
私は、ここのお蕎麦好きですね。


以前訪問した時は、何をいただいたのだったかしらと、過去の写真を取り出してみたら、『糧(かて)うどん』 でした。
味は、見事に忘れていました。


食事が終わって外に出たら、ロードバイクの男性が 「混んでいますか?」 と話しかけてきました。
「カウンター席が空いていましたよ」 とお答えしたら 「このお店、テレビに出てましたよね」 と続けてきました。
「えぇ 何度も」 と私。

「だから混んでいるのか~」 
まあ、そういうこともありますが、お店も小さいんですよね。


『東大和市』駅の南側にある真っ赤な丸いポスト、かなりでかい。
よく見ると、水道がくっついています。
ってことは、このポストは現役ではないんですよね。
何だか紛らわしいですね。

小平市は、市内に丸型ポストがたくさん残っていて、都内の自治体の中で1位だそうです。
市内に日本郵便が所有する丸型ポストが29本もあるので、丸いポストのまち 小平 と自ら言ってます。


このポストから西に向かって進むと、『小平・村山・大和 衛生組合』 の高い煙突が見えてきます。


近くにある こもれびの足湯 は、焼却炉の熱を使って地下水を温めています。
駐車場はありませんが、自転車は止められます。

所在地    小平市中島町3番5号
利用時間   3月から9月  9:30~16:30
         10月~2月  9:30~16:00
利用料    無料


玉川上水沿いの遊歩道からも入れます。


ここが入り口です。
お湯は熱め、ぬるめ、中くらいと3種類、これからの季節は、低温のお湯でも十分暖まると思います。


森田さんのオープンガーデン

2013-04-29 | 小平市 小金井市 東久留米市
昨日の植物園もただだったけど、森田さんのオープンガーデン もただで見せていただけます。

所在地  小平市小川町1-647-3
『東大和市』駅から徒歩7分


駐車場は無いので、徒歩のみ紹介します。
『小川橋』 の交差点を玉川上水沿いに東に入ります。


『そば・うどん』 と書いてある旗が立っている所が入り口です。


今は藤が綺麗です。








反対側の 『立川通り』 からも入れますが、入り口はわかり難いと思います。
ここも 『そば・うどん』 の旗が目印です。


ガーデンの入り口に駐車場がありますが、ガーデン内にある めん処『松根』 さんのための駐車場なので、お蕎麦を食べない時は止めないでくださいね。


東京都薬用植物園

2013-04-28 | 小平市 小金井市 東久留米市
東京都薬用植物園
所在地    小平市中島町21-1
開園時間   午前9時~午後4時
休園日    年末年始
入園料    無料
駐車場    あり
西武拝島線 『東大和市』 駅徒歩2分


牡丹 の花を見に行ったのですが、すでに満開を過ぎていて、クタッとなった花が多くて残念でした。


 の花は満開。


ヒトツバタゴ も咲いていました。


別名を 『ナンジャモンジャ』 と言うそうです。


二重になった檻の中で育てられているのは アヘンのもとになる芥子です。


その隣にある観賞用の芥子畑の中に、二人の青年がしゃがみこんでいました。
左の青年はカメラ初心者、右の青年がちょっと先輩らしくて 「もっと花に近付いて」 と指導しています。


それを聞いた私は、まるで自分に言われたように緊張して、ぐっと花に近付きました。
「先生、こんなもんでいかがでしょうか


奥にある林にも行ってみました。
そこには予想していなかった キンラン(金蘭) の群落があり、「あぁ もうそんな季節になったのか」 としみじみ春を満喫しました。


キンラン(金蘭)
昔の武蔵野台地には雑木林がたくさんあり、春になると足元に、キンランやギンランが咲いたものでした。


今は雑木林そのものがどんどん姿を消して、住宅地になってしまいました。


ギンラン(銀蘭) はキンランに比べると、小さくてひ弱な感じがします。


これは、ギンランより少したくましい ササバギンラン(笹葉銀蘭) だと思います。


これは ホウチャクソウ(宝鐸草)


売店で 『ぶんたんドリンク』 っていう飲み物を買って飲みました。
気温が上がっていたので、冷たい飲み物が美味しく感じられました。


温室の中に ミッキーマウスの木 があるのですが、ビッシリと黒い実がついていて、「どれが目? どれが鼻?」 っていうくらい、ミッキーマウスには見えないかも。


実が落ちたあとのほうが、何だか顔っぽくて不気味です~


キャトルキャール

2012-09-23 | 小平市 小金井市 東久留米市
昨日は、息子ファミリーが、ケーキ屋さんに連れて行ってくれました。

『キャトルキャール 小平店』
所在地    東京都小平市鈴木町1-466-20
営業時間   10:00~20:00
年中無休
駐車場    有



店内は、すっかり ハロウィン の飾りつけになっていました。


ケーキと飲み物をいただけるスペースがあります。
息子は、ジャルダンという名前で、柚子のクリーム味の緑色のケーキ。
息子のお嫁さんのケーキは、フレーズ・ミエルという名前で、いちごのムースだそうです。


私のケーキ、ぐっと大人っぽいと思いませんか。
タルトの上に、生のブドウが乗っていて、美味しかった。


私が仕事をやめてから、家族がいろいろなところへ誘ってくれます。
どうも、仕事をやめたら急にぼけるのではないかと心配しているフシがあります。

おかげで今のところ、とっても忙しくて、ブログネタもたまるばかりです。
美味しいものもいっぱい食べて、体の肉もたまるばかりです。

みんなありがとう



貫井(ぬくい)神社から野川へ

2012-04-15 | 小平市 小金井市 東久留米市
『滄浪泉園』 から西へ10分ほど歩くと、前田家の別荘の跡地である 三楽の森 があります。
たどりついたら張り紙が・・・・・が~~~ん
『強風で門が倒れたので、開閉できない』 のだそうです。
以前訪問した時は、火曜日だったので中に入ることができませんでした。
ただの広場とはいえ、よくよくご縁の無いことで・・・・・


西隣にある 貫井神社 を訪ねることにします。


ここも国分寺崖線に建っている神社なので、本殿の横にある岩の間から水が湧き出しています。


以前はこの湧き水を利用した50メートルプールがあったそうですが、水が大変冷たかったとか。
写真はプールではなくて、拝殿前の池です。


『三楽の森』 から 『貫井神社』 に向かう坂道で、かなり大きなトカゲ?に出会いました。


私から逃れようとして、コンクリート壁にジャンプ

あえなく失敗し、もんどり打って道路に落ちました。

一部始終を見たけど、笑っちゃ悪いと思って我慢しました。


貫井神社の前の 『弁天橋』 から 野川 を遡りました。


この日からもう三日ほど経ってしまったので、今日あたりは桜吹雪になっているかもしれません。


少し上流の 『長谷戸橋』 から、国分寺駅まで歩きました。


滄浪泉園(そうろうせんえん)

2012-04-14 | 小平市 小金井市 東久留米市
犬養毅氏が名付けたという庭園が小金井市に残されています。

元は別荘として建てられた大きな茅葺きの家があり、庭園も現在の3倍はあったそうですが、今は小さくなった庭園が緑地保全地区として保護されています。

所在地  東京都小金井市貫井南町3-2-28
中央線  『武蔵小金井』 駅下車徒歩15分
休園日  毎週火曜日




背の高い雑木に囲まれ、周りが住宅街とは思えないアプローチ。
この先の左手に 水琴窟(すいきんくつ) があるのですが、入り口で管理の男性に 「竹筒が用意してありますから、それを使って音色を楽しんでみてください」 と言われました。


上の笹から常時水が流れ落ちるようになっているので、竹筒を使わなくても琴の音は聞こえてきます。

しかし竹筒はどこに立てればいいのでしょう・・・・・
しばし悩んでやっと分かりました。
私が指している竹筒の下に水瓶が埋め込んであり、その中に落ちる水滴の音を聴くということなのですね。
カラリンコロリン  いい音でしたよ。
  

あっという間にひとまわりできるお庭ですが、ベンチもありますからゆっくり語り合ってもいいですね。
私は語り合う人もなく、あっという間にひとまわりしてきました。


下の写真はベンチから見た風景です。


カルガモが1羽いましたが、時にはカワセミも飛来するそうです。


ここも先日訪問した 『殿ヶ谷戸庭園』 と同じく、多摩川の河岸段丘に造られているので園内に高低差があり、国分寺崖線下から地下水が湧出しています。


園内にある 『馬頭尊』 には 文化 の文字が刻まれていました。
  

反対側には 『武州多麻郡貫井村』 の文字。
江戸時代のこのあたりは、こういう地名だったということが分かります。 


2体のお地蔵様がありましたが、どちらも江戸時代から市内にまつられていたもののようです。
  

ここには貴重な野草もあるそうですが、この時咲いていたのは二輪草だけでした。
白いこぶしの花が春風に揺れていました。