たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

越生町 2

2005-02-28 | お出かけ
黒山三滝から越生梅林に戻る途中を左折すると
龍隠寺(りゅうおんじ)という寺がある。
山あいの静かな寺だが、鐘楼や天保年間に建てられた
経蔵などもあり、わりと大きな寺である。
この寺は本堂脇の小高い場所に、江戸城を築いた
太田道灌の墓があることで知られている。

越生町 1

2005-02-28 | お出かけ
埼玉県の越生町(おごせまち)は、越生梅林とゆずの里で有名な町である。
日曜日、風は冷たいが明るい日差しに誘われて、で梅見に出かけた。
梅林に近づくにつれの数が増え、入り口近くの駐車場はすでに満車。
道路から見る限り、梅はまだ二分咲きといったところで、
人の数だけが満開という感じだ。
梅見はあきらめて、道の奥の黒山三滝を目指すことにする。
このあたり一帯は奥武蔵ハイキングコースが広がり、歩くと楽しいところだが、
黒山三滝は近くまでで入ることができる。
その名の通り三つの滝があり、一番上の滝の足元に小さな虹がかかっていたので
写真を撮った。

本郷文学散歩 8

2005-02-27 | お出かけ
無縁坂から湯島天神下に向かうと右手に旧岩崎邸(三菱財閥)の
正門が現れる。
明治29年に建築家ジョサイア・コンドルの設計により建築された。
細部まで凝った造りの洋館や和館、それにビリヤード専用の建物まである。
芝庭や日本庭園などもあり、敷地は広大である。

旧岩崎邸の詳細はこちら旧岩崎邸
                                      おわり

本郷文学散歩 7

2005-02-26 | お出かけ
本郷三丁目から湯島天神に向かう途中に、麟祥院(別名 からたち寺)
というよく手入れされた寺がある。
ここは三代将軍家光の乳母、春日局(かすがのつぼね)の菩提寺であり、
大きくてりっぱで珍しい形(墓石に丸い穴があいている)の墓がある。

その裏手、東大竜岡門から不忍池に向かって下る坂が無縁坂だ。
『さだまさし』の歌で有名だが、文学関連で言えば(文学散歩なので)
森鴎外の作品の主人公の青年がお玉という女性に出会った場所である。
                                     明日に続く

本郷文学散歩 6

2005-02-25 | お出かけ
東大赤門の斜め向かいの路地奥に法真寺があり、
この寺のすぐ隣に一葉が住んでいた桜木の宿があったという。
作品ゆく雲の中の一文『上杉の隣は何宗かの御てらさまにて、
寺内広々と桜桃いろいろ植わたしたれば、こなたの二階より見下ろすに、
雲は棚曳く天上界に似て、腰ごろもの観音さま濡れ仏にておわします。』

あ~、なんと美しい文章なのだ。まるで水が流れるようだ・・・・・・・・・・

この濡れ仏は写真の観音様であり、『こなたの二階』は一葉の家、
桜木の宿であったという。
                                    明日に続く

本郷文学散歩 5

2005-02-25 | お出かけ
迷路をさまよいつつ、やっと本郷通りにたどり着き、東大前の
山猫軒で昼食。本郷4丁目には宮沢賢治の旧居跡があり、
作品どんぐりと山猫は、そこで書かれたといわれている。
ステーキとパンで満足し、また歩き始める。

途中、日本料理の店の表に、大きな魚が頭と骨と中落ちの
干物状態でいくつもぶらさがっているのがおもしろく、写真を撮った。

本郷文学散歩 4

2005-02-24 | お出かけ
崖の上に古い古い木造3階建ての巨大な建物発見!
「何だ、これは! 昔の映画の中にタイムスリップしたのか・・・・・」

表にまわると本郷館とあり、東大に通う留学生や地方から来た学生が
利用してきた下宿らしい。
ものすごく老朽化しているのに、今も人が住んでいるのがすごい
                                   明日に続く

本郷文学散歩 3

2005-02-23 | お出かけ
本郷界隈には入り組んだ路地と坂がたくさんあり、路地をまがるたびに
自分がどこにいてどこに向かっているのかわからなくなる。迷路状態。
気がつくと目の前に石川啄木が下宿していたという蓋平館(がいへいかん)
〔今は旅館太栄館〕があらわれ、玄関先に『石川啄木ゆかりの宿』と
『東海の小島の磯の白砂に我泣きぬれて蟹とたわむる』の碑がある。
石碑の足元には蟹の像があった。
                                   明日に続く

本郷文学散歩 2

2005-02-22 | お出かけ
路地から抜けると菊坂下道で、短い石段を上ると菊坂に出る。
この通りに一葉が通った伊勢屋質屋の建物が今もあり、
蔵も残っている。
菊坂下の信号の手前を右に折れ、胸突坂を上っていくと鳳明館という名の
宿屋という風情の旅館があり、近辺には、古い木造二階建ての民家が
昔のままの形で美しく手入れされ、残っていたりする。
                                   明日に続く

本郷文学散歩 1

2005-02-21 | お出かけ
JTBの『江戸ウォーキング』というガイドブックとデジカメを手に
白山通りを横切り、五千円札の樋口一葉旧居跡を目指す。
普通の家の玄関先にしか見えない細い路地を入り、石段を下りた所に
樋口一葉が使っていたという井戸がある。
まわりを民家に囲まれ、住む人の息づかいが聞こえそうないい風情だ。
ここに一葉が住んでいたのか・・・・・         
                                   明日に続く