たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

ポンペイ 1

2006-04-30 | イタリア
ポンペイ はナポリから20km南にあります。

ヴェスヴィオ火山の噴火によって埋もれた街として
誰でも知っている世界遺産です。
たまびとも中学生の時に 『ポンペイ最後の日』 という本を読んでから
憧れの地でした。
今、ポンペイの地に立っていることが夢のように思えます。

上が丸くなっている二つのトンネルは、マリーナ門といいます。
ここからポンペイに入ります。
マリーナ、つまりこちら側は海だったということです。
大きな門は荷車が通り、小さな門は人が通る門だったそうです。


ヴェスヴィオ山が見えます。


家の壁がそのまま残っています。


パン屋のかまどは今でもパンが焼けそうです。


パン屋の石臼も残っています。



おまけ
ポンペイの黄色い鳥です。
名前はわかりません。


ポンペイの黄色い花です。
名前はわかりません。



おまけのおまけ
今日、スーパーに止めてあった自転車の後ろカゴに小さな犬が乗っていました。
いえびとが犬の頭を撫でていたら、持ち主の男性が近づいてきました。

男性    「私、イタリア人、この犬もイタリア人」
たまびと  「え~! 私達イタリアに行ってきたばかりなんです」

彼はペルージャの出身で、写真家なので犬と一緒に
世界中をまわっているということでした。
それから、私達がイタリアのどこに行ったとか、
どんなイタリア語を覚えたとか話が盛り上がりました。

たまびとが 「グラーツィエ (ありがとう) アリヴェデルチ (さようなら) サルーテ (乾杯)」 などと
得意の知ったかぶりを披露していたら、
突然彼が私達を人がいないところに連れて行って、
いかにも他人に聞かれてはまずいというように小さな声で 
「乾杯はchin-chinチンチンと言います」 って言うんです。
「日本でこれを言っては駄目でしょ?」 って。

あ~ おもしろかった



ナポリ

2006-04-29 | イタリア
朝ローマを発ち、南へ230キロ ナポリ を目指します。

バスの窓から 彩雲 (さいうん) が見えます。
雲が七色に彩色されているのです。
日本にいてもなかなか目にするチャンスが無い珍しい雲です。




イタリア半島を縦断する アテニン山脈 の雪の山が見えました。


ナポリのサンタルチア港の埠頭に建つ 『卵城 (たまごじょう)』 です。
海に面した城ですが、牢獄として使われていたということです。


お土産に レモンチェロ (Limoncello) を買いました。
レモンチェロは食後酒としていただくレモンのリキュールです。


お店のおばさんに 「レモンチェロ」 と言ったら、すぐに発音を直されました。
おばさん   「ノー ノー リーモンチェッロ!」
たまびと   「リーモンチェロ」
おばさん   「ノー ノー リーモンチェッロ!」
いえびと   「リーモンチェッロ!」
おばさん   「Si スィー」
いえびとにOKが出ました


おまけ
イタリアの都市は車が多く、駐車場は無い。
じゃあどうするかというと、道路の端に縦列駐車をするのです。
それも写真のように、ほとんど前後を空けません。


出るときは前の車をバンパーで押して、後ろの車もバンパーで押して・・・
信じられない出方をします。
信じられないところですが、この目で見てしまったので、信じるしかありません。
そんな訳で、イタリアの車はたいていへこんでいます。
下の写真の奥に止まっている車は典型的にへこんでいます。


そんな事情のもと、いっぱい走っているのが、メルセデス・ベンツの車 smart スマート です。
ちっちゃくて可愛い車です。













スペイン広場

2006-04-28 | イタリア
この 『スペイン広場』 もすごーく有名ですよね。
昔の映画 ローマの休日 に出てきましたから。
でも、どうして 『スペイン広場』 っていうのかは、意外と知られていないかも・・・
17世紀にここにスペイン大使館があったからだそうです。

ここに来たからには、スペイン階段で オードリー を気取って見なくちゃ・・・
と思っていたら、とんでもないこと・・・
たまびとが立つ場所すら無いのです。


階段の手前に 『バルカッチャの噴水』 があります。
テヴェレ川でワイン運搬に使われていた船 『バルカッチャ』 の形に造られています。


さて次に 「スペイン階段を上から見たら・・・」 という、
たまびと流写真をお見せします。


広場の向こうに見える建物は、すべて高級ブランドのお店です。
中央の奥に伸びるコンドッティ通りには日本でもお馴染みのブランドが軒を連ねています。
いえ、たまびとにはお馴染みではありません。

グッチ、プラダ、ブルガリ、フェンディ、エトロ、ルイ・ヴィトンなどなど・・・



おまけ
あ~ ブランドの名前あげてるだけで疲れました。
ちょっと横道を覗いたら、こんな花屋がありました。




トレヴィの泉

2006-04-27 | イタリア
ローマって有名な場所がたくさんあるんですね!
この 『トレヴィの泉』 ってすご~く有名ですよね。
後ろ向きにコインを投げると再びローマに来れる っていう伝説の・・・


いえびとが、たまびとに言いました。
「コインを投げるところを写真に撮ってあげる。」
照れ屋のいえびとが日本を離れてから別人のようです。
日本にいる時はたまびとの写真も撮らないし、
自分の写真も撮らせないのに。

仕方が無いので、たまびともいえびとの写真を撮ってあげました。
皆さんにお見せしたいくらいニッコニコです。

さて、コインを投げるには泉のそばまで行かなくてはなりません。
ポーリ宮殿の壁面を飾るネプチューンやトリトンの像の写真は
テレビなどでも見ますが、反対側の映像は見たことがありませんでした。
実際に行ってみたらビックリです。
なにしろ人で埋まっているのですから。


人波をかきわけて、コインを投げて来ました。
手持ちの中で最小の金額のユーロセントを。


おまけ
お約束のジェラート、食べました!


ジェラートを売っているお店は 『GELATERIA ジェラテリア』 と言います。
お店の中はサーティワンと同じようにショーケースが並んでいます。
先にレジで会計を済ませ、注文する時にレシートを渡します。


コロッセオ

2006-04-26 | イタリア
教科書の中のローマで、まず思い浮かぶのは 『コロッセオ』 です。
円形闘技場で、日々血なまぐさい死闘が繰り広げられたという説明は
子供の心には、いささかショックでした。

しかし今目の前にある 『コロッセオ』 は静かに大きく、
すっかり枯れてどっしりと建っていました。
ローマ法王ヴェネディクト16世は、キリストがなくなったとされる日に
ここでミサを行いました。


ここも観光地ですから、世界中から観光客が訪れています。


観光客目当ての馬車がいます。
馬の鼻を撫でているのは、いえびとです。
恥ずかしくて全身は見せられないので、手だけお見せします。



おまけ
イタリアの地形は南北に長く、気候も日本と似ています。
たまびとが行った時のローマの気温は東京とほとんど変わらず、
一重の桜は散り、八重桜が満開でした。
(もっとも、桜の木はあまりありません。日本と比べやすいのでとりあげてみました。)


北のミラノは札幌の気温とほぼ同じということでしたが、
それほど寒さは感じませんでした。



ローマの松と鳥

2006-04-25 | イタリア
イタリアの朝は、なかなか明けないのです。
そして夜は午後8時頃まで明るかったような気がします。


真っ暗な朝5時頃、鳥の声で目が覚めました。
イカルの鳴き方によく似た声が闇に響いています。
どうやら鳴き交わしているようです。
明るくなってから、声の主を確かめようとしましたが、
昼間はあまり鳴いてくれません。

もしかしたらこの鳥かもしれないと、目についた鳥の写真を撮っってみました。
でも名前もわかりません。


おもしろいことに、この野鳥は人間を怖がりません。
それどころか、呼びもしないのにこちらに向かって歩いてくるのです。
いつもパンを貰ったりしているのでしょうか。
理由はわからないままです。



レスピーギの交響詩 『ローマの松』 の中に
管楽器で小鳥のさえずりを表す部分があります。
たまびとは今まで森の中で鳴く鳥を想像しながら聞いていましたが、
ローマに行ってみて、この認識が間違いだったことに気がつきました。

『ローマの松』 は町の中にたくさんあり、鳥も町の中で鳴いていたのです。

ローマの松は下枝を切り落として傘の形に仕立てられた、
『かさ松』 と呼ばれる独特な形をしています。



おまけ
この鳥、形、大きさ、動きは 『カラス』 にそっくりです。
でも色が・・・・・違う。
イタリアはファッションの国・・・・・
カラスまでこんなにおしゃれなのでしょうか・・・・・











ローマの街

2006-04-24 | イタリア
サン・ピエトロ広場の前に伸びる 『コンチリア・ツィオーネ通り』 の写真です。
大きな建物が写っていますが、何の建物かわかりませんでした。(汗)


イタリアの街で普通に見かける風景です。
奥に教会の丸屋根 (丸屋根はクーポラ) が二つ見えます。
このような建物を 『Duomo ドゥオモ』 といいます。
日本語では 『聖堂』 と訳せばいいのでしょうか。・・・(不安)
ドゥオモは、あちこちにたくさんありました。


イタリアの道路は、車が通る広い道も、細い路地も 『石畳』 です。




ローマの街の中をゆったりと流れる 『Tevere テヴェレ川』 です。



おまけ
売る人が見えない・・・・・休憩中?
「同じ顔の人がたくさんいる?」 ・・・それは選挙ポスターです。


ヴァチカン美術館

2006-04-23 | イタリア
ヴァチカン市国の中には 『ヴァチカン美術館』 があり、
ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、
社会科の教科書や美術の教科書の中で見たような気がする
           (気がするだけなんですが・・・)
絵がギッシリと出迎えてくれるのです。


実際に目の当たりにする絵は、非常に大きなものが多く、
写真からは想像できなかったドハクリョクで迫ってきます。

床も大変美しい。


これは外壁です。


展示コースは全長7キロ、全てを歩くには一日中いる覚悟が必要です。
今回どれくらい歩いたのかわかりませんが、疲れ果てました。


次回からは、いよいよローマの街に出たいと思いますが、
その前にちょっとおしゃれなローマのバスの写真を載せます。





おまけ
下の写真もバスです。
サイドミラーの形がおもしろいと思いませんか?
動物の耳のようにも見えるし、クワガタムシの角のようにも見えます。



サン・ピエトロ大聖堂

2006-04-22 | イタリア
礼拝堂にミケランジェロの有名な作品 『ピエタ』 があります。
『ピエタ』 の意味は 『悲哀』 ということで、
イエス様を抱いて悲嘆にくれるマリア様の大理石像です。


サン・ピエトロ広場に面した建物の最上階の右から2番目の部屋が、
ローマ法王の部屋ということでした。  (記憶が正しければ・・・
夜、ヴァチカンの前を通ったら、この窓に灯りがともっていました。


1年前、前法王ヨハネ・パウロ2世が、最後の力を振り絞って
手を振られたのは、この窓だったのでしょうか。
平和を呼びかけ各国を訪問された前法王の力強く優しいお姿は、
今も心に残っています。


ヴァチカン市国の中で働く人たちの写真です。





おまけ
あちこち、藤の花が盛りでした。
紫色の花は 『キリストの花』 として大事にされています。



ヴァチカン市国

2006-04-21 | イタリア
ヴァチカン市国はローマの中にあり、ローマ法王が統治する
世界最小の独立国です。



高い塀で囲まれているカトリックの総本山ですが、観光地になっていて、
信者だけではなく世界中から人々が集まります。

塀に可愛い花が咲いていましたが、名前はわかりません。




ヴァチカン市国全体が世界遺産だそうです。

下の写真は法王の祭壇を覆うブロンズの大天蓋です。


4月16日のイースターを控え、サン・ピエトロ大聖堂の中は椅子で埋められています。


大聖堂の前の広場にも椅子が準備されている最中で、
16日にはこの広場が10万人のカトリック信者で埋め尽くされたそうです。


右の青い服の男性が椅子を並べています。


ローマ法王ベネディクト16世のミサは、イタリアのテレビ放送で見ましたが、
帰国後に日本の新聞でも見ることができました。
しかしその扱いは小さなものでした。

たまびとは信者ではありませんが、
素晴らしい時にイタリアを訪問できたことに感激しました。


おまけ
もうすぐイースター・・・・・あわてて (?) ペンキを塗っています。